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1768 東京も千葉も福島も桜の季節 「人はいかに生きるべきか」

 かつては「桜前線が北上」という言葉が一般的だった。だが昨今、この言葉はあまり使われなくなった。異常気象といわれた世界の気象がいまや恒常化してしまい、東京と福岡の桜の開花日が同じになっている。自然界も異常を普通にしてしまう「トランプ現象」と足並みをそろえてしまっているようだ。私の住む千葉がまだ満開の一方で、原発事故から8年が経た福島でも…
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1765 春眠暁を覚える? 雉を見に行く 

「雉が増えすぎて困るから、野良猫がいた方がいいって言ってる人がいる」「それはおかしいよね」ラジオ体操仲間が、こんなことを話していた。その場所は私の散歩コースに当たり、なるほどこの数年、よく雉を見かける。それにしても「増えすぎる」とはどういうことなのだろうと思った。 「春眠暁を覚えず」(中国唐代の詩人、孟浩然の詩「春暁」=春はよく眠…
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1682 夢二の逆転の発想 「宵待草」の花が咲く

 今夏も近所の調整池を周る遊歩道に、月見草の花が咲いた。早朝の散歩で黄色い、可憐な印象の花を見た。この花の正式名称はアカバナ科のマツヨイグサで、南米チリ原産の帰化植物だそうだ。江戸時代に渡来し、野生化したものだが、太宰治の『富嶽百景』という私小説の中にもこの花が出てくる。太宰が「富士には、月見草がよく似合ふ」と書くように、この花はいつの…
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1584 咲き続ける朝顔 季語は秋でも夏の風物詩

 小学校1年生の孫娘から預かった鉢植えの朝顔が咲き続けている。わが家にやってきてから111個、実際に咲き始めてからちょうど150個になる。この先どれほどの花が咲くのだろう。俳句歳時記によると、朝顔は夏の季語ではなく秋の季語だ。「朝顔市」をはじめとして、朝顔にちなんだ行事は夏の風物詩ともいえるのもので、季節感とはややずれがある。旧暦の二十…
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1573 「鷹乃学」のころ 猛暑を乗り越えて

 鉢植えのインドソケイが咲いた。別名、プルメニアともいう。中米、西インド諸島が原産といわれる亜熱帯・熱帯の花である。香りがよくハワイのレイにも使われるから、日本人にもなじみの花といえる。このところ猛暑が続いていて人間にはつらい日々だが、植物によっては、この花のように歓迎すべき高温なのだろう。  旧暦の七十二候によれば、いまごろ(7…
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1496 難しい植物の名前 夕菅とヘメロカリス

「われらが花を見るのは、植物学者以外は、この花の真目的を耽美するのではなくて、多くは、ただその表面に現れている美を賞観して楽しんでいるにすぎない。花に言わすれば、誠に迷惑至極と歎つ(かこつ)であろう。花のために、一掬の涙があってもよいではないか」 植物学者、牧野富太郎は『植物知識』(講談社学術文庫)の中で、こんなことを書いている。…
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1405 見えそうな金木犀の香り 開花した秋の花

見えさうな金木犀の香なりけり(津川絵理子) 金木犀が開花した。例年よりかなり早い。辞典には「中国原産で、仲秋のころ葉腋に香りの高い小花を多数つける。橙色の花を開くのが金木犀、白いものは銀木犀という」と出ている。わが家には金木犀が2本、銀木犀が1本あるが、後者は花が咲いても香りはあまりなく、気をつけないと、いつのまにか花が散っていたりする…
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1362 野の花アザミ 連想する言葉は「ありがとう」

道のわきに紫色のアザミの花が咲いている。何気なく通り過ぎていたが、かなり以前から咲いていた。俳句では「薊」が春、「夏薊」が夏の季語になっており、アザミの花期が長いことがうかがえる。種類が多く(世界で約250種、日本では70~80種)、春から秋にかけて花が咲いているそうだから、散歩途中に目を楽しませてくれる野の花といえよう。 アザミ…
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1354 百周年のハナミズキ 耐え続け日本の春の花に

ハナミズミがアメリカから日本に渡来してことしでちょうど100年になる。1912年(大正元年)、当時の東京市長だった尾崎行雄(のちの咢堂、憲政の神様、1858~1954)が日米友好のために約3000本のソメイヨシノを贈り、ワシントンのポトマック河畔に植えられた。そのお礼として3年後の1915年(大正4年)にハナミズキが日本に贈られたという…
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1350 「散った桜散る桜散らぬ桜哉」 上野公園を歩く

花びらが散りはじめ、「葉桜」になりつつある上野公園を歩いた。報道の通り、雨にもかかわらず公園には中国人をはじめとする外国人の姿が目についた。いつから外国人がこの公園の桜に興味を持つようになったのかは知らない。しかし、花を愛でる気持ちは人種を超えたものなのだろう。 いつごろから上野の山には花見の人たちが集まるようになったのだろう。上…
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1349 桜絶景 花散る道を歩く

桜は日本を代表する花である。現在、列島は桜前線が北上中だ。今月末には青森まで達するだろう。なぜ、日本人は桜を愛するのだろう。一時期、桜は暗いイメージでとらえられた。 しかし、平安時代から現代までを通じて、基本的に人は桜の下に集まり、楽しく酒を飲んでいる。テレビ映像で見る上野公園は外国人の姿も多く、中東、アフリカで吹き荒れるイス…
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1255 待宵草が咲いている hanaの死から1年

朝、いつもの散歩コースである調整池の周囲を歩いていると、黄色い花がひっそりと咲いているのを見かけた。帰宅して図鑑で調べると「マツヨイグサ」(待宵草)と分かった。この花はたしか昨年の夏も見た。しかし、わが家で飼っていた犬のゴールデンレトリーバー(メス11歳)のhanaが重い病気にかかっていて、散歩をしていても花を楽しむ余裕はな…
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1247 懐かしきは夕菅の花 季節の花に寄せて

ことしも私の散歩コースにユウスゲ(別名、黄菅)と似た黄色い花(ヘメロカリスらしい)が咲き始めた。かつてユウスゲはそう珍しくはなかったが、都市化現象が進んだ影響で一部の地域では絶滅危惧種に指定されるほど、姿を消しているという。高原に自生し、軽井沢を代表する花といわれる。一方、ヘメロカリスはユウスゲやカンゾウ(ワスレナグサ)類を品種改良した…
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1246 憂鬱な季節でも 梅雨には読書を

 気象庁主任技術専門官の宮尾孝さんが書いた「雨と日本人」(MARUZEN BOOKS)という本を読んだ。今は雨とは一番縁が深い季節である。このところ、梅雨の晴れ間がのぞいて、憂鬱さは少し解消されたが、やはり、この季節はうっとうしい。石原とか鈴木とかいう政治家(屋)たちの妄言・暴言がこれに輪をかけている。紫陽花が咲いていなければ、さらに気…
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1245 森に響くキツツキのドラミング 梅雨の晴れ間の朝に

毎朝、ラジオ体操に参加している。遊歩道の一角に広場がある。そこには色とりどりの花が咲いている花壇があって、この周囲を取り囲むような形で40人近い人たちが体操をしている。けさは梅雨の晴れ間、暑さもたいしたことはなく、さわやかだった。広場の隣の小さな森ではホトトギスが鳴き、「トントントン」という音がする。見上げると、キツツキ(啄木鳥)が…
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1238 一面が白い幻想の世界 ノイバラ咲く調整池

散歩コースに調整池があることは、このブログで何回も書いている。周囲が1周1キロほどの散歩コースになっていて、すり鉢状の底の部分に池が3分の1、残りが雑草地帯(野原)になっている。雑草のほかにいつの間にか雑木も育ち始め、現在は一面白い花のノバラ(ノイバラ)が咲いている。野原に咲くノバラは幻想的である。ノバラで多くの人が思い…
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1237 悲しみのために花となる 殿堂入りバラ園にて

「薔薇は薔薇の悲しみのために花となり青き枝葉のかげに悩める」 若山牧水 (薔薇がまるで心を持ったもののように歌っている。作者は自分の心の悲しみや悩みを、薔薇に移してうたった。山本健吉・句歌歳時記 夏・新潮社) 前回のブログで薔薇について書いた。友人の一人は「お世話になった先輩のことを思い出した」というが、人は薔薇を見ながら何を思い…
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1119 ことしの花は寂しい アジサイを見に行く

アジサイの季節だ。だが、ことしのわが家周辺のアジサイは精彩がない。わが家の数本と、遊歩道に植えられたアジサイとも花芽が少なく、梅雨入りしてこの花の開花の時期になっても、例年のような瑞々しい花の饗宴はない。インターネットで調べると、花が少ない理由として枝の剪定のやり過ぎや夏場の温度不足、肥料過多、冬場に霜や寒さのためつぼみが十分に育た…
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1109 立夏は過ぎたが… 季節の変化の「小さな嵐」

新緑の季節である。このころが一年で一番好きだという人が多いのではないか。ことしは連休後半のこどもの日の5日が「立夏」だった。 白井明大著「日本の七二候を楽しむ」には、「次第に夏めいてくるころのこと、あおあおとした緑、さわやかな風、気持ちいい五月晴れの季節です」とある。ところが、翌日の6日は北海道帯広市で雪が降り、宮崎県では30・2…
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1108 出会いの瞬間が大切 本間秀夫写真集「純白の貴婦人 オオバナノエンレイソウ」を見る

北海道で生活したことがあり、少し野の花に興味を持つ人なら、「オオバナノエンレイソウ」(大花延齢草とも書く)の存在は知っているだろうと思う。この花の魅力にひき寄せられた川崎在住のフリーフォトグラファー・本間秀夫さんは長年にわたって北海道に通い、4月に「純白の貴婦人 オオバナノエンレイソウ」(ナチュラリー社刊)という写真集を出した。20年来…
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1104 ふと見るいのちのさびしさ 福島の滝桜と花見山公園に行く

原発事故がいまだ収束しない福島を旅した。桜前線は既に県北部まで到達していたから、住民たちが避難した地域の桜もひっそりと咲いたはずだ。今回の旅は福島の2つの花の名所を訪ねるのが目的だった。日本三大桜といわれる三春町の「三春滝桜」と、写真家の故秋山庄太郎が「福島に桃源郷あり」と称えた福島市の「花見山公園」である。そこには多くの人が詰めか…
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1103 花束を拾う姿に浅田の区切りを思う 挫折を乗り越えたスケート人生 

フィギュアスケート女子の浅田真央が、ソチ冬季五輪シーズンとなる来季限りで現役を引退する意向だというニュースが流れた。東京で行われていた世界国別対抗戦のフリーのあと「ソチ五輪を集大成としていい演技ができるようにしたい」と、引退表明と受け取れる発言をしたという。 フリーの演技のあと、リンクに投げ入れられた花束を一生懸命に拾う姿を見て、…
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1099 被災地陸前高田の街から 満開の桜の花の下で

東日本大震災によって死者1556人、行方不明217人(2月末の岩手県発表)と、岩手県で最大の被害が出た陸前高田市。高田の一本松の保存問題でも全国的に知られた街だ。最近、この街に住む親類(いとこ)と連絡がとれ、九死に一生を得たことを知った。大震災から2年が過ぎたが、被災者の心は晴れないことをいとこの話を聞いてあらためて思い知った。 …
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1096 白い可憐なコーヒーの花が 庭ではカイドウも満開に

 久しぶりに、わが家のコーヒーの木に白い花が咲いた。2008年と次の年の09年に花が咲いたこと、実がなったことなどをこのブログで紹介している。その後は花が咲かなかったので、大げさにいえば4年ぶりの開花だ。手入れが足りなかったのかもしれない。この4年の間には東日本大震災をはじめ、いろんなことがあった。コーヒーの木はそれを黙って見ていたのだ…
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1001 たった1本のオリーブでも いつかは陽気さ伝わる日が

隣の家との境に植えていたツルバラを思い切って切り、オリーブのレッチーノ(イタリア原産)という小さな苗を1本植えた。九州のオリーブ畑を見て、わが家にもほしくなったからだ。先日訪ねた長崎・平戸では、知人が耕作放棄地にオリーブを植えることになったと話してくれた。通信販売やホームセンターでも苗木が売られているので、昨今は日本でも静かなオリー…
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985 モクレンが狂い咲き 梅雨明けは近いのか

駅へと通じる道路の両脇にある街路樹のモクレンの花が咲いている。3月末に一度咲いた花が、梅雨空の中「もう一度顔を出しましたよ」と言いたげに空に向いている。いわゆる、狂い咲きというやつらしい。3月末に比べると花の量は少なく、白い花も紫の花も1本に数個しかない。6月に台風が上陸し、このあたりもかなりの強風に襲われた。それが背景にあるのだろ…
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983 散歩コースに咲くユリ科の花 絶滅危惧種のユウスゲかあるいは?

毎朝、犬とともに散歩をする。そのコースには大雨の場合などに川の流量をコントロールするすり鉢状の調整池がある。その周りが遊歩道になっていて自転車もほとんど通らないため、散歩を楽しむ人が少なくない。遊歩道脇は斜面の部分が多く、その一角に最近、写真のような花が咲いているのを見つけた。家人は「ニッコウキスゲではないか」というが、それよりも花の色…
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977 アジサイの花を求めて 道の駅の川沿いを彩る心の花

アジサイの花を求めて、ドライブした。成田空港からそう遠くないところに多古町がある。「たこ」という地名である。道の駅に隣接した川の両側にはアジサイが植えられており、いまが見ごろになっている。町の人たちが丹精を込めて栽培をしているのだろう。見事な花がどこまでも続いていた。 萩原朔太郎は「こころ」という詩(純情小曲集)を書いた。…
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895 ことしも咲いた皇帝ダリア 青空に映える11月の花

昨年、ホームセンターで買った2本の皇帝ダリアを庭に植えた。秋になって花が咲き、霜が降りたあと、茎を10センチほど残して切り落とした。切った茎は30センチ程度に切りそろえ、地中に埋めた。今年春、2本の株から新しい芽が出て昨年よりも成長、茎の長さは4・5メートルほどになった。今週月曜日につぼみが大きくなり、青空が広がったきょうはかなりの…
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877 ことしもセイタカアワダチソウの季節に 元気失った散歩コースの花

毎年、この時期になると「セイタカアワダチソウ」のことを書いている。 手元の「散歩で出会う花」(久保田修著)によれば、「北アメリカ原産。荒れ地、川辺などで見られる。頭花は3ミリ以下と小さいが、花序は大きく、茎上部につく。葉は披針形で表面は加賀ありざらつくが、よく似たオオアワダチソウはざらつかない。以前は大群落となり繁茂したが、最近は…
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