テーマ:日常

1723 職人気質が懐かしい どこへ行った厳格な品質管理

 以前のことだが、途上国を歩いていて、私を日本人と思ったのか、現地の人からいきなり「ジャパン、ナンバーワン」と、声を掛けられたことがある。それは日本から輸出する製品についての称賛の言葉だった。かつて、とは書きたくないが、日本製品はほかの国の製品と比較して間違いなく優れていた時期があったのだと思う。だが、昨今はどうなのだろうか。日本製品は…
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1722 言葉に畏敬の念を 危ういSNS社会

「言葉は人間が背負い込んだ大きな不幸の一つ」作家の松浦寿輝が言葉について、『月の光 川の光外伝』(中公文庫)の中でこんなふうに書いている。小説『川の光』(続編『川の光2』・中央公論社)は突然始まった川の改修工事によって、川辺の棲家を失ったクマネズミ一家が平和な暮らしを求めて川の上流へと旅をする冒険物語。人間はあくまでわき役で、主役は動物…
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1720 公園のベンチが書斎に 秋の日の読書の楽しみ

 近所の公園ベンチで読書をした。秋の日差しが優しく、ぽかぽかと暖かい。時々、近くの林からヒヨドリのさえずりが聞こえてくる。歩いている人はほとんどなく、さらに眠くもならないから、頁はどんどん進む。なかなかいい環境だ。これまで多くの読書時間は、通勤の行き帰りの電車の中だった。かなりの喧騒状態でも、読書に集中すれば音は気にならない。この環境と…
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1718 花野を見ながら 今は風物詩のセイタカアワダチソウ

 6時前に調整池周りの遊歩道を歩いていると、黄色い花野(花畑)が目の前に広がっていた。この季節の風物詩ともなった帰化植物のセイタカアワダチソウが満開を迎えたのだ。朝日俳壇に「逝きし子と手をつなぎゆく花野かな」(尼崎市・ほりもとちか)という句があった。さみしい句である。私も満開のセイタカアワダチソウの花野を見ながら、今は亡き犬のことを思っ…
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1709 ニュースに見る現代社会 貴乃花・新潮45・伊方原発訴訟

 朝刊を開いて、載っているニュースについて考えることが日課になっている人は少なくないだろう。私もその一人である。けさは3つのニュースが目についた。大相撲の貴乃花親方の退職届、雑誌「新潮45」の休刊、そして四国電力伊方原発の運転認める広島高裁の判断―である。それぞれに考える材料を提供してくれるニュースに違いない。  貴乃花親方は平成…
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1707 感動の手紙の交換 骨髄移植シンポを聴く

 命が大事であることは言うまでもない。人間にとってそんな基本的なことをあらためて考える機会があった。骨髄移植に関するシンポジウムでのことである。骨髄移植。日常的にはこの言葉を聞くことは少なくない。だが、その実情は私を含め、多くの人は知らないのではないか。人生は生と死かない。この世に生を受けた以上、だれもが幸福で豊かな人生を送りたいと思う…
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740 晩秋から初冬へ 郷愁の世界

暑さに参ったこの夏を何とか送り、いつしか季節は晩秋から初冬へと入った。自然が美しい季節だ。4枚の写真を紹介する。(写真をクリックすると、大きく見えます) 1枚目は、熊本城、二の丸公園の見事なイチョウだ。黄金の輝きといっていいだろう。(この一角にある県立美術館で「アンコールワット展」を見た。内戦で破壊された遺跡の修復に協力したの…
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734 静かな時間を楽しむ 映画・マザーウォーター

映画を見る楽しみは何だろう。手に汗を握ったり、つい泣いてしまったり、何が何だか分からないまま終わってみたりと、これまでさまざまな映画を見た。 映画名の「マザーウォーター」は、ウイスキーの仕込み水(ウイスキーをつくる時に使用し、麦を発芽させる際や糖化・発酵、加水などの工程で使われるという)のことだという。水に関係の深い仕事をする女性…
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732 秋深まる 落ち葉と霧と

数日前に「遅い秋 精彩ない遊歩道のけやき」という題のブログを書いた。この夏の酷暑が自然界に大きな影響を与えていることは疑いようがない。 しかし、よく観察してみると、深まる秋(暦のうえでは立冬が過ぎた)が実感できる。朝、犬の散歩の際にトチノキ並木がある遊歩道を通ると、大きな落ち葉が周囲に広がっていた。風情があるので、携帯電話のカメラ…
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727 遅い秋 精彩ない遊歩道のけやき

このブログがスタートしたのは2006年9月だから既に4年が過ぎている。「BIG LOBE」のブログは「月別リンク」はあるものの、月ごとの本数が表示されない。数えていないから正確な数字は分からないが、月平均で10本を超えているので掲載本数は500本前後にはなるはずだ。 この時期になるとブログにも遊歩道のけやきが登場する。そして11月…
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219 鮫島有美子の四季 心やすらぐ時間

札幌の中島公園の中に「札幌コンサートホールキタラ」がある。春夏秋冬、このホールで聴くクラシックは、日本中のどこよりもいい。 ホールの音響のよさはもちろんだが、ホール周辺の環境がどこにも負けないからだ。雪化粧の冬がいい。好きな音楽を聴いて、雪の道を歩くことは、寒さを忘れるほど幸せに感じる時間だ。 キタラでソプラノ歌手、鮫島有美…
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217 生涯現役の日野原先生 威厳に満ちた人生大先輩の講義

千葉大で文化勲章受章者の日野原重明医師の話を聞く機会があった。同じ医学を学ぶ、いわば後輩たちへの講義だけに、笑顔は全く見せず威厳に満ちた表情を続けた1時間半だった。 96歳という高齢であり、「好々爺」を想像していたが、全く違っていた。エネルギッシュで、失礼ながら「年を感じさせない」印象を受けた。生涯現役という言葉を連想した。先生と…
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215 人はなぜ泳ぐのか 知人は東京-鹿児島往復3000㌔を突破

ことしの年賀状に14年かけて3000㌔を泳いだことを書いた知人がいる。東京-鹿児島間を往復して、さらにおつりがくる距離だという。 知人の自宅の近くにスポーツジムができたのは平成5年のことで、56歳の誕生日まであと数ヵ月に迫ったころだ。最初は数百メートルだった距離もその後は1回2㌔、月平均9回のペースを維持して、昨年秋ついに30…
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212 初日の出 2008年の夜明け

明けましておめでとうございます。素晴らしい天気の新年です。ことしもよろしくお願いします。昨年は「偽物」が横行しました。誠実で真っ直ぐな生き方こそが大事であることを再確認した1年でした。 6時半前に犬のhanaとともに散歩に出た。すぐ近くの遊歩道に人だかりがしている。初日の出を見ようとする人たちだ。犬を座らせ、その仲間に入る…
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211 おおみそかに思う 時代の変化 

    小さな貸し農園で野菜をつくっている。もう10年になるというのに、収穫はほかの畑に比べよくない。貧弱さに同情して近くの畑の人たちがおすそわけをしてくれる。収穫が少ない理由は分かっている。無農薬だけでなく、手入れを怠っているからだ。 (写真はことし訪れたコロンボのホテルの風景) 現金なもので、野菜たちは肥料をやり、手入れをき…
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210 カワセミとの出会い 師走のやすらぎ

宝石のヒスイの由来は、カワセミ(翡翠)なのだそうだ。それほどに、野鳥のカワセミは美しい。朝、犬の散歩をしていてこの小鳥を見かけた。散歩コースの一つである遊歩道のわきを流れる小川に沿って、きれいな色をした小鳥が飛んでいた。最近あまり見かけなかったので、一瞬何だろうと思った。そして、カワセミだと気づいた。(写真はWikipediaより) …
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208 熱球 国語審議会その他

新聞の読書欄は、書評担当委員が選ぶことし出版された本のベスト3というような特集を組んだ。12月恒例のもので、書評委員の好みがはっきりしていてなるほどと思う。だからといって、読んでみたいと思った本は少ない。私が12月に入って読んだ中でも当たり外れがけっこうあった。 文庫本2冊と新書3冊を取り上げてみる。文庫では重松清の「熱球」は悪く…
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207 2007年の足跡 私の旅模様

慌しかったこの1年も残すところ6日になった。例年になく各地を旅し、考えることも多かった。私の目に映った各地の印象を「私の旅模様」として記してみる。既にブログで紹介している地域もあるが、以下はことしの総集編である。(6月は首都圏を中心に歩いたため、旅模様からは外した) 1月 マニラ・フィリピン 雑踏、混沌とした街並みに疲れる。こ…
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204 ことしの漢字は「忙」 周囲は暗い1年

先日、日本漢字能力検定協会がことしの世相を表す漢字を「偽」と発表した。全国から公募した結果、圧倒的多数で1位になったそうだ。背景には食品偽装、政界の不正など日本社会の確信犯的な不正行為があり、ことしはこのマイナスイメージの漢字がぴったり当てはまる1年だったといえる。では、私個人はどうかといえば「忙」の年だった。 周囲に聞くと、…
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202 船場吉兆幹部の台詞忘れ 危うい同族経営

船場吉兆の食品偽装問題(消費期限ラベルの張り替えや産地偽装など)で、記者会見した母子経営者の間で聞く方が恥ずかしいと思える「耳打ち」がテレビやラジオを通じて流れた。 言葉が出ない息子に対し、母親が「頭が真っ白になって、言葉が出ない」と、耳元でささやき、それを鸚鵡返しのように息子が言う。まるで、芝居で台詞を忘れた役者に対し、黒子が台…
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201 藤田恵美の世界 歌唱力と最高の音質 

藤田恵美という平凡な名前を聞いて、どんな女性を思い浮かべるだろうろうか。実は、藤田は以前、ヒット曲を歌い、NHKの紅白にも出場した有名歌手だったのだ。 それは後で触れる。最近、藤田の「camomile Best Audio」というCDが発売された。その音質の素晴らしさと、藤田の透明感あふれる歌は久しぶりに音楽を聴く楽しみを思い出さ…
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198 近所のボランティアたち 元気な定年世代

散歩のコースに一周700㍍ほどの調整池がある。実はその一角が私は好きだ。そこは小さな林である。好きな理由は四季折々に野鳥が鳴いているからだ。もともと原野を切り開いてつくった街であり、たまたま調整池とともに林も残したのだろう。 しかし、予算がないのか、役所は「マムシ注意」の看板は立てたものの、林の手入れは全くしないままに放置して…
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195 新幹線のおしゃべり男 誇りを失った日本人

東京から上越新幹線に乗った。比較的空いている平日。東京駅まで満員電車に35分立ち通しだったので、ゆっくり眠ろうと思った。だが、後ろの席に座った中年の男2人のおしゃべりが、その願望を打ち砕いてしまった。 よくしゃべるのである。あまりのうるささに、時々後ろを振り返るが、そんな私にお構いなく、2人の雑談は際限なく続く。 この冬…
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194 死の哲学を聴講 千葉大でにわか学生の記

 人間は死から逃れることはできない。どんな人でも100%の確率でいつかは死ぬのである。死に対する恐怖と不安は千差万別とはいえ、だれにでもあるだろう。日本でも死への恐怖や末期がんの痛みを和らげるためにホスピスが普及しつつある。人間らしい死に方を考える「死生学」という哲学がある。その第一人者であるアルフォンス・デーケン上智大名誉教授が、ホス…
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120 現代日本を象徴する光景 駐輪場の考察

私の住む街に、JRの駅がある。3月までは駅周辺にある6つの自転車駐輪場は無料だった。しかし、自転車通勤・通学族は駅の利用は勝手だとばかりに、無法を繰り返し駐輪場だけでなく、駅に上がる階段の前にまで自転車が氾濫した。 手を焼いた区や町内会の連合組織が話し合って、あらためて駐輪場を整備し、この4月から年間で7000円の有料制にした…
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119 迷犬hanaの休日 花の季節

人間の世界ではゴールデンウイークという休みの連続する日々が終わりました。この間、いつもならママと昼の時間を送っている私ですが、お父さんやお姉さんたちが家にいることが多く、私にとっては休日ではありませんでした。 いつもなら、みんなを送り出したあと、私はママの掃除の前に昼寝の時間に入ります。おなかがいっぱいで、とても眠くなるか…
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110 千の風になってを思う  癒しの歌でも

いま「千の風になって」という歌と詩が静かに全国に広まっている。この詩の由来については、いまさら書く必要がないほど、いろいろな新聞や雑誌、テレビ、ラジオで紹介されている。 肉親や親しい人を亡くし墓の前にたたずむ人に「悲しまないで」と呼びかけている歌である。詩によると、故人になったとはいえ、私はお墓には入っておらず、千の風になって…
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104 桜の命は60年 花見の季節に思う

日本列島を桜前線がじくざくと進んでいる。本来なら、「北上中」という表現を使うべきなのだが、ことしはこの表現を使えないほど各地の気候がおかしい。 東京では、満開になったと思ったら、19年ぶりに4月になって雪が降った。それでもいま各地で日本の花の代表が人々の心を癒してくれているのである。その桜の命が60年と聞くと、意外に思う人…
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100 太宰府のタクシー 歴史解説を聞く

梅で知られる福岡県太宰府市にある「大宰府天満宮」は、平安時代に生きた天才学者、政治家の菅原道真(天神様とも呼ばれる)を祭っている。 天満宮の裏手には、日本古来の天満宮の建物とは異質な近代的な建物がある。九州国立博物館だ。ここへ行くには、2つのルートがあるが、多くの人は天満宮経由で行く。 博物館は天満宮を見下ろす丘にある。…
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94 春の彼岸 マンサクの花と

春の彼岸に入ったというのに、肌寒い日が続いている。「暑さ寒さも彼岸まで」というが、あたたかな1、2月を経験すると、3月は寒く感じる日が多かった。春は足踏み状態だとしてもすぐそこまで来ているのは間違いない。 彼岸の入りだというので、花と線香を持って家族で墓参りに行く。霊園の事務所には線香をつけるバーナーが置いてあった。風が強くて…
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