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みんなの「美術」ブログ

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1563 ナチに捕えられた画家の大作 ミュシャの『スラヴ叙事詩』
1563 ナチに捕えられた画家の大作 ミュシャの『スラヴ叙事詩』  チェコ出身でよく知られているのは、音楽家のアントニン・ドヴォルザーク(1841〜1904)である。音楽評論家の吉田秀和は「ボヘミアの田舎の貧しい肉屋の息子は、両親からほかに何の財産も与えられなくても、音楽というものをいっぱい持って、世の中に生まれてきた」(新潮文庫『私の好きな曲』)と書いている。吉田が高く評価したドヴォルザークに比べれば、グラフィックデザイナーで画家のアルフォンス・ミュシャ(1860〜1939)の知名度はそれほどではない。だが、吉田風にいえば、ミュシャは美術という才能を持ってこ... ...続きを見る

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2017/05/02 09:48
1494 雄々しい高橋英吉の《海の三部作》 被災地作品展を見る
 1494 雄々しい高橋英吉の《海の三部作》 被災地作品展を見る 私が高橋英吉という彫刻家の名前を知ったのは、もう36年前のことになる。だが、その作品を見る機会がないまま長い歳月が過ぎてしまった。先日、東京藝大美術館に足を運び、そこで高橋の作品に初めて接した。海に生きる雄々しい漁夫をテーマにした代表作の木彫作品《海の三部作》の《潮音》《黒潮閑日》《漁夫像》が目の前にある。その作品の前で立ち止まり、私は初めて高橋の家族と出会った当時のことを思い出した。 ...続きを見る

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2016/06/16 16:03
1492 コルビュジエの思想 世界遺産になる西洋美術館
1492 コルビュジエの思想 世界遺産になる西洋美術館 建築家、安藤忠雄氏の愛犬の名前は「ル・コルビュジエ」というそうだ。どこかで聞いた名前だ。そう、フランスの20世紀を代表する同名の建築家(1887年10月6日―1965年8月27日)である。上野の国立西洋美術館を含め、彼が設計した建物が世界文化遺産への登録が確実になったというニュースが流れて間もなく1カ月になる。コンクリートの建物は現代では珍しくはない。それを広めたのはル・コルビュジエだった。 ...続きを見る

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2016/06/11 22:11
1487 嫌われる鳥でも ヒヨドリが玄関脇に営巣
1487 嫌われる鳥でも ヒヨドリが玄関脇に営巣 野鳥の中で、ヒヨドリは全体が灰色と姿も美しさとは程遠く、鳴き声もピーヨ、ピーヨとやかましい。冬、庭のガーデンテーブルにミカンを置くとメジロがやってくるが、ヒヨドリがついてきてメジロを追い払って、食べ尽くしてしまう。そんなヒヨドリを好きだという人はそういないのではないか。私もヒヨドリは好きになれない。だが、最近、このヒヨドリと付き合う日々が続いている。 ...続きを見る

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2016/05/30 06:17
1483 静かな秋田の市立美術館 若冲展とは別の世界
1483 静かな秋田の市立美術館 若冲展とは別の世界 先日、秋田市立千秋美術館の「最後の印象派」展を見た。20世紀初頭のパリで活躍した画家たちの絵80点を集めたものだ。入場者はそう多くはなく、ゆったりと時間が流れる中でじっくり絵を見ることができた。一方、上野の東京都美術館で開催中の伊藤若冲展は、多くの人が詰めかけ、入場待ちの長い列ができているという。それは異常な光景としか思えない。 ...続きを見る

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2016/05/22 15:05
1480 誰にも弱点・アキレス腱が 人を知るために
1480 誰にも弱点・アキレス腱が 人を知るために 旧聞に属するが、女子マラソンの野口みずき(37)と男子水泳(平泳ぎ)の北島康介(33)という、オリンピックの金メダリストが相次いで現役を引退した。一方、大相撲界では、幕内最高齢の安美錦(37)がアキレス腱断裂で3日目から休場し、引退の危機に立たされた。満身創痍で戦い続ける安美錦の復活を願うばかりだ。 ...続きを見る

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2016/05/10 15:51
1479 街路樹の下を歩きながら 文章は簡単ならざるべからず
1479 街路樹の下を歩きながら 文章は簡単ならざるべからず 大型連休が終わった。熊本の被災地では、依然避難所暮らしを余儀なくされている人が少なくない。一方で、被災地以外では多くの人がどこかに出掛け緑の季節を楽しんだのだろう。それがこの季節の習わしだ。以前は私も同じ行動をとっていた。だが、最近は違う。主に本を読み、体を動かして時間を送っている。緑が増した街路樹の下を歩きながら、読んだ本の内容を反芻することもある。 ...続きを見る

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2016/05/05 22:48
1475 若冲作品の原画を見る 静嘉堂文庫美術館を訪ねて
1475 若冲作品の原画を見る 静嘉堂文庫美術館を訪ねて 伊藤若冲(1716〜1800)が「「巧妙無比」と言った絵が私の目の前にあった。それは仏画「釈迦三尊像」のうちの2幅「文殊・普賢像」であり、先日見たばかりの若冲の絵と重ね合わせた。東京・世田谷の静嘉堂文庫美術館に出掛けた。東急田園都市線の二子玉川駅からバスで8分〜10分の住宅街。大通りから小径に入り、坂道を200メートルほど上ると緑に包まれた静かな環境の静嘉堂文庫に併設された美術館があった。 ...続きを見る

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2016/04/28 15:00
1472 奇想の画家の系譜 伊藤若冲から村上隆へ
1472 奇想の画家の系譜 伊藤若冲から村上隆へ 伊藤若沖(1716〜1800)は江戸時代の絵師で高い写実性に加え、想像力を働かせた作品が特徴であることから、「奇想の画家」と呼ばれている。東京都美術館で22日から始まった生誕300年記念の「伊藤若冲展」はまさかと思えるほどの人が詰めかけ、ゆっくり絵を鑑賞する余裕がないほどのにぎわいだった。若冲は最近注目の画家だというが、それにしてもどうしてこんなに人気があるのだろう。 ...続きを見る

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2016/04/23 13:52
1471 新緑の季節なのに…… 4月の読書から
1471 新緑の季節なのに…… 4月の読書から 熊本、大分で大きな地震が続いている。新緑の季節。地震がなければこの地域の人々も木々の緑に心を癒されていたはずである。だが、いまは揺れにおびえながら地震が早く収まることを念じる日々だろう。そんな昨今、私が読んだ中に2冊の震災関連本がある。以下は辞書、地図も含めて4月になって読んだ(見た)本の寸評。 ...続きを見る

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2016/04/20 16:48
1468 続カラヴァッジョ 新たな「ユーディット」との出会い 
1468 続カラヴァッジョ 新たな「ユーディット」との出会い  東京・上野の国立西洋美術館で開催中の「カラヴァッジョ展」には、世界公開が初めてという《法悦のマグダラのマリア》(注1)が展示されている。2014年に発見され、真筆と鑑定された作品だ。カラヴァッジョは鮮烈な光と濃い闇のコントラストを効果的に用いる劇的な明暗法によってバロック絵画の先駆者と言われる一方、殺人事件を起こして逃亡生活を続けるなど波乱の生涯を送った。逃亡中に描いたというこの作品に続いて、新たにフランスで発見された絵がカラヴァッジョ作の可能性が高いと鑑定されたというから、カラヴァッジョファン... ...続きを見る

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2016/04/13 16:52
1463 旅で感じるもの ミャンマーはアジアの楽園になれるのか
1463 旅で感じるもの ミャンマーはアジアの楽園になれるのか 放浪の旅に明け暮れた自由律の俳人、種田山頭火は、「道は前にある、まっすぐに行かう(行こう)」が信念だった。そして、「句を磨くことは人を磨くことであり、人のかがやきは句のかがやきとなる。人を離れて道はなく、道を離れて人はない」(『山頭火句集』・ちくま文庫所蔵の随筆「道」より)と書いている。放浪の旅をしながらも、山頭火が人生の深淵を考え続けたことがうかがえる。旅というものはさまざまなことを考え、感じる機会でもあるのだ。 ...続きを見る

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2016/03/29 14:07
1398 カッサンドルと亀倉雄策と 五輪のエンブレムをめぐって
1398 カッサンドルと亀倉雄策と 五輪のエンブレムをめぐって 白地に赤い太陽と黄金の五輪マークを組み合わせた第18回東京五輪(1964年)の大会シンボルマーク(エンブレムのこと)の制作者、亀倉雄策(1915〜1997)はフランス人グラフィックデザイナー、アドルフ・ムーロン・カッサンドル(1901〜1968)を尊敬していたという。カッサンドルは「絵画はそれ自身で目的になるが、ポスター(広告)は売り手と公衆のコミュニケーションの手段にすぎない」という言葉を残している。彼は、見る者に衝撃を与えることが制作のポリシーだったという。その意味でも、亀倉の作品は日本だけ... ...続きを見る

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2015/09/04 16:33
1385 大災害から復興したオランダの古都  フェルメール・「デルフトの眺望」 
1385 大災害から復興したオランダの古都  フェルメール・「デルフトの眺望」  8月になった。部屋の絵カレンダーをめくると、今月は日本でも人気が高いヨハネス・フェルメール(1632〜75)の風景画『デルフトの眺望』だった。フェルメールが自分の生まれ故郷、オランダ南ホラント州デルフトの朝の町並みを描いた作品だ。1660〜1661年ごろの作品といわれ、スヒー川の対岸から運河と市壁に囲まれた街並みを描いたものだ。マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』にも登場する美しい絵だ。 ...続きを見る

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2015/08/03 18:15
1377 光の画家フェルメールと帰属作品  西洋美術館の『聖プラクセディス』
1377 光の画家フェルメールと帰属作品  西洋美術館の『聖プラクセディス』 東京・上野の国立西洋美術館の常設展に「フェルメールに帰属」という作品がことし3月から展示されている。『聖プラクセディス』という、オランダの画家ヨハネス・フェルメール(1632-75)が若き日、イタリアの画家、フェリーチェ・フィルケレッリ(1605-60)の同じ主題の作品を模写した可能性が指摘されている聖女を描いた作品だ。 ...続きを見る

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2015/07/07 14:11
1322 冬本番、春を待つ心 東山魁夷展にて
1322 冬本番、春を待つ心 東山魁夷展にて 東京・恵比寿の山種美術館で開催中の「東山魁夷と日本の四季」という特別展をのぞいた。東山魁夷(1908〜1999)が亡くなってことしで15年になる。以前、東山魁夷の絵は東京世田谷にある長谷川町子美術館と竹橋の東京国立近代美術館で見ているが、何回見ても気持ちが落ち着く。来館者の多くは同じ思いでやってきたのかもしれない。 ...続きを見る

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2014/12/09 10:39
733 一枚の絵に既視感 千葉のホキ美術館にて
733 一枚の絵に既視感 千葉のホキ美術館にて 過日、ある美術館に入った私は一枚の絵の前で「既視感」を持った。それはつい最近オープンした「ホキ美術館」でのことだった。 ...続きを見る

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2010/11/12 22:22
515 巨匠の国は落書き天国 スペイン・ポルトガルの旅(2)
515 巨匠の国は落書き天国 スペイン・ポルトガルの旅(2) ピカソの「ゲルニカ」という大作の前からなかなか立ち去ることができなかった。マドリードのソフィア王妃芸術センター2階にこの作品は展示されている。縦3・5メートル、横7・8メートルの巨大なものだ。(市内で見かけたユニークな落書き) ...続きを見る

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2009/09/18 20:50
357 けなげな子どもたち 小児がん患者の絵画展で涙
357 けなげな子どもたち  小児がん患者の絵画展で涙 千葉の幕張メッセで14日から始まった小児がん学会の会場一角で「命の輝き」を訴える絵画展が開かれた。 ...続きを見る

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2008/11/14 23:02
354 詩的な旅エッセー 伊集院静「旅行鞄にはなびら」
354 詩的な旅エッセー 伊集院静「旅行鞄にはなびら」 風邪が長引き、一日中横になっている。そんな時に手に取ったのがこの本だ。ヨーロッパを中心に、花を求め絵画を鑑賞する旅をテーマにした伊集院静のエッセー集「旅行鞄にはなびら」だ。 ...続きを見る

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2008/11/11 20:50
344 フェルメール展はラッシュ並みの人出 ある日の上野の森
344 フェルメール展はラッシュ並みの人出 ある日の上野の森 10月の上野公園は、さわやかな季節とあってかなりの人出でにぎわっている。JRを降りて動物園方向へと歩くと、右手に「国立西洋美術館」がある。 ...続きを見る

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2008/10/17 23:34

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