91 高齢化社会の現実 整形外科病院の老人たち

数年前、ゴルフをしていてぬかるんでいた斜面で転倒した。背中をしたたかに打った。その時、首も少し痛めた。病院に行くほどはないとたかをくくり、そのまま数ヵ月痛みを我慢した。 いつしか痛みはなくなり、転んだことも忘れていた。ことし1月末から2月にかけ、仕事で長時間飛行機に乗った。仕事が終わってみると、首の痛みが再発した。同じ姿勢を余儀なくされた結果である。それは飛行機で旅行をする人に現れ…

続きを読む

86 鈍感なのか大胆不敵なのか 飲酒運転撲滅はどこに

日曜の夜、家族で和食の創作料理の店に行った。テーブル席で食事をする。隣をみると、親子ずれらしい3人(30代後半らしい女性と小学生らしい2人の男の子)が食事をしている。女性はビールをおいしそうに飲んでいた。 父親は単身赴任か仕事か、あるいはゴルフでいないので、母子3人で食事にきたのだろうと思った。最近、このような光景を目にすることが多い。帰り際、女性は「おなかがいっぱい」とつぶやきながら…

続きを読む

82 山谷にて 「きぼうのいえ」を見る

「東の山谷、西の釜が崎」という言葉がある。双方とも、いわゆる「ドヤ街」といわれる簡易宿泊所があり、日雇い労働者や路上生活者が多く住んでいる街である。 かつては、この街を舞台に、いろいろな話題があった。 山谷は台東区清川・日本堤・東浅草と荒川区南千住にかけて広がる地域の通称である。 日本経済の高度成長が始まった昭和30年代以降、建設労働者は常時足りない状況となり、山谷の日雇い労働者…

続きを読む

81 父と子の奮闘  映画「幸せのちから」

かつて、父と子の楽しくもあり、苦しい生活もありを描いたアメリカの映画「クレーマー・クレーマー」が大ヒットした。アメリカ社会の現実を描いたから、共感を呼んだのだろう。 「幸せのちから」も同様の映画だ。それもアメリカンドリームを体現した男と子供の物語である。主演はウィル・スミス。息子役には実の子供が出演した。それだけに、日常の父と子の動きはリアルだ。 妻からも去られただめな父親が…

続きを読む

80 東京マラソン 人の波にのまれる

雨の中で、東京マラソンがあった。日比谷や銀座で3万人が走った大会をのぞいた。一口に3万人というが、それはいつまでも続く蟻の列のような感じがした。 東京の都心部を、7時間の制限時間で走るというこのマラソン。沿道もすごいというしかない人出だった。午前中は雨が強く、気温も上がらず寒い。ランナーたちは、寒さを忘れているのだろうが、沿道の人たちはそうではない。 ランナーが来ると、…

続きを読む

79 ストラドとデル・ジェス バイオリンの名器を聴く

一夜、バイオリンの名器のライバルといわれる「ストラディバリウス」と「グアルネリ・デル・ジェス」の弾き比べを聴く機会があった。弾き手は、パガニーニ国際コンクールで最高位を受賞した渡辺玲子。ピアノ伴奏は売り出し中の江口玲。2つの名器は、前者が繊細さ、後者がパワーと主催者が説明していたが、私には音の違いは全く分からなかった。 演奏に使われたバイオリンは、ストラド、デル・ジェスとも1736年製…

続きを読む

76 濡れ衣 迷犬hanaのつぶやき

私にとって、迷惑なことがありました。そのためについ、お父さんとママに文句を言ってしまいました。 つい先日の夜のことです。リビングの一角にあるゴミ箱のゴミがあふれ、近くに少し散らばっていました。隣の和室で何かをしていたお父さんが戻ってきて、ママに言いました。「おーい、hanaがいたずらをしたぞ。ゴミ箱のゴミが散らばっているよ」。 そこには、ティッシュやチラシの丸まったものがありまし…

続きを読む