1097 電子書籍時代のある体験 アマゾン・キンドルストアで「出版」

画像日本も「電子書籍(本)時代」になったという。これまでは紙の本の時代で、読書家といわれる人は数多く本に囲まれて生活していた。近未来、紙の本から電子端末による読書という姿が一般的になるのだろうか。電子端末の「キンドル」を持つ知人の希望で、私自身がこれまで書きためた文章の一部を電子書籍として登録してみた。

なかなか大変な作業で試行錯誤の連続だった。まだ完璧とはいえないまでも登録できたのだから、よしとしなければならないだろう。

2年前、欧米の著名出版社編集者による電子書籍に関するシンポジウムを聞いたことがある。シンポに出た欧米の6人の編集者は「マーケットの拡大につながる」と前向きにとらえていた。中には「紙の方が好きだが…」と言いながら、「否定しない」と話をする人もいたが、出版界全体を考えると利用するものは利用すべきだという考えが大勢を占めていた。

当時、日本の出版社・編集者とも電子書籍にかなりの警戒感を持っていた。しかし、時の流れというのだろうか。今日ではキンドルやiPatなどアメリカ系の端末だけでなく、日本の各メーカーの端末も販売され、電車の中でそうした端末を使っている人も珍しくない時代になった。

そうした端末で利用する電子書籍も販売されている。通販のアマゾンはキンドル本として個人の本も出版してくれるサービスをしている。自分で書いた本を「EPUB」形式の電子書籍「Sigil」(グーグル提供)といったソフトを使って作成、登録すれば「アマゾン・キンドル本」のサイトの中に載せてくれるのだ。題名を検索してダウンロード(有料)すれば、この本をキンドルで読むことができる。キンドルだけでなくiPat(ミニも)、iPhoneでもOKだ。

自分の文章を電子書籍として登録したのは、キンドル・iPat・iPhone向けであり、ソフトもSigilを使った。当初は英語版だったが、最近日本語版も出てだいぶ使いやすくなった。それにしても、作業はそう簡単ではなく、初めにも書いたように試行錯誤が続いた。そうして完成したのが「現代の風景」で、続いて「輝く瞳に会いに行こう」も登録した。いずれもコラムとして書き続けたものを再構成した。

「アマゾン・キンドル本」はパソコンでは読めない。上述の3つ電子端末が必要だ。キンドルストアに登録しながら、こんなことを書くのは矛盾するかもしれないが、日本では電子書籍は黎明期であり、いまのところ私自身こうした端末で本を読みたいとは思わない。私を含めた中高年が、電子端末を使って読書をするには端末がさらに進化することが必要ではないか。しかし、スマートフォンを自在に操る若い世代は違和感なく使うだろうから、電子書籍は今後増え続けるだろう。

私の電子書籍の案内は以下から見ることができます。

「現代の風景」

「輝く瞳に会いに行こう」画像

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