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みんなの「社会」ブログ

タイトル 日 時
1568 視覚障害者の希望とは 映画「光」が示す先は
1568 視覚障害者の希望とは 映画「光」が示す先は  光を失うということは、どのような恐怖なのかは経験者にしか分からない。新潟の知人もその一人である。映画「光」を見て、知人の苦しみを考えた。どら焼きづくりに、ささやかな希望を見つけたハンセン病回復者を描いた「あん」に続く、河瀬直美監督の作品だ。視覚障害者用の映画の音声ガイドづくりが進む中で、視力を失っていく写真家の姿を追った映画のストーリーに知人が重なった。 ...続きを見る

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2017/06/03 22:25
1564 「戦争との決別は権利であり、義務である」 江崎誠致著『ルソンの谷間』再読
1564 「戦争との決別は権利であり、義務である」 江崎誠致著『ルソンの谷間』再読  江崎誠致著『ルソンの谷間』(光人社)を再読した。この小説は1957(昭和32)年3月、筑摩書房から出版され、この年の7月、第37回直木賞を受賞している。江崎の体験を基に、太平洋戦争末期、米軍のフィリピン奪回作戦でマニラから撤退する日本軍兵士の悲惨な実態を描いたものだ。内容は純文学の要素も強く、芥川賞を受賞してもおかしくない作品だ。 ...続きを見る

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2017/05/06 21:41
1557 『グローバル・ジャーナリズム――国際スクープの舞台裏』を読む
1557 『グローバル・ジャーナリズム――国際スクープの舞台裏』を読む  「こんにちは。私はジョン・ドウ(匿名太郎)。データに興味はあるか?」ドイツ・ミュンヘンの南ドイツ新聞の記者に、インターネットを通じて飛び込んできたこの一文が、タックスヘイブン(租税回避地)による世界各国の首脳や富裕層による資産隠し、課税逃れを暴いた「パナマ文書」報道につながった。このプロジェクトに参加した、澤康臣記者(共同通信社)著『グローバル・ジャーナリズム――国際スクープの舞台裏』(岩波新書)は、デジタル技術を駆使し、さらに足と頭を使って謎を解明していく記者たちの姿が活写されている。 ... ...続きを見る

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2017/04/14 16:22
1555 無知は万死に値する 「呉下の阿蒙」を思う
1555 無知は万死に値する 「呉下の阿蒙」を思う  中国・三国志に呉の呂蒙という人物が登場する。彼は無学な武人だったが、主君の孫権から学問をするよう勧められ、勉学に励んだ。後年、旧友の魯粛という将軍がその進歩に驚き、「今はもう呉にいたころの蒙さん(阿はちゃんという意味)ではない」とほめたという。旺文社・国語辞典からの受け売りだが、この故事転じて、昔のままで進歩のない人物や学問のないつまらない者を「呉下の阿蒙」(ごかのあもう) というのだそうだ。 ...続きを見る

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2017/04/07 17:03
1553 4月に思うこと 桜から感じる生命力
1553 4月に思うこと 桜から感じる生命力  4月になっても、千葉市のわが家周辺では桜はまだ一部咲きである。東京は2日が満開だったことが信じられないくらいだ。ことしも既に4分の1が過ぎたが、このところ新聞、テレビのニュースを見て考えることが多かった。 ...続きを見る

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2017/04/02 19:57
1552 手負い稀勢の里の優勝  底知れぬ人間の力
1552 手負い稀勢の里の優勝  底知れぬ人間の力  大相撲春場所で左肩周辺にけがをし、優勝は絶望とみられた横綱稀勢の里が大関照ノ富士との対戦で勝ち、2敗同士で並んだ優勝決定戦でも連破、2場所連続2回目の優勝を果たした。NHKの実況中継で解説の北の富士さんは勝つという予想はしなかった。専門家も相撲ファンも同じ気持ちだっただろう。それほど13日目に日馬富士に負け、土俵の外に転落したあとの痛がりようは尋常ではなかった。稀勢の里は手負いになった。それでも、人間には底知れぬ力があることを新横綱は示してくれたといえる。 ...続きを見る

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2017/03/26 20:55
1550 巡ってきた6年目の春 共感呼ぶある愛の詩
1550 巡ってきた6年目の春 共感呼ぶある愛の詩  朝、散歩をしていたら、調整池の森からウグイスの鳴き声が聞こえてきた。自然界は確実に春へと歩みを続けている。だが、3月は心が弾まない。それは私だけではないだろう。言うまでもなく、6年前の東日本大震災がその原因である。 ...続きを見る

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2017/03/13 13:59
1548 ある障害者の体験 電車内は文化レベルの尺度
1548 ある障害者の体験 電車内は文化レベルの尺度  障害者支援のNPOを運営している知人が視覚障害者になった。視野狭窄の病気が進行したためで、医師からは外出する際、白い杖を持つように勧められ、知人は白い杖を持って外出、電車に乗るようになった。そこで知人が体験したことは、現代社会のよそよそしさだった。 ...続きを見る

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2017/02/23 15:37
1546 再読『一九八四年』 全体主義の芽がそこに…
1546  再読『一九八四年』 全体主義の芽がそこに…  北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシア・クアラルンプール空港で暗殺された事件が国際的波紋を呼んでいる。北朝鮮による多国籍の人間を使った請負殺人との見方も出ている。国際空港を舞台にした事件は、全体主義国家の恐怖を描いた英国の作家、ジョージ・オーウェルの小説『一九八四年』の世界が再現されたようで、暗い気持ちになる。 ...続きを見る

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2017/02/18 17:42
1544 異質さを認め尊重する手がかり トランプ時代の『アンネの日記』の読み方
1544 異質さを認め尊重する手がかり トランプ時代の『アンネの日記』の読み方 「人間相互の“異質さ”を認めあい、尊重しあうための手掛かりとして読んでいただければと思う」。翻訳者、深町眞理子は、『アンネの日記 増補新訂版』(文春文庫)のあとがきで、こんなことを書いている。イスラム圏7か国出身者の入国禁止令を出して物議をかもしているトランプ米大統領の姿を見ていて、この本を読み返した。 ...続きを見る

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2017/02/05 15:53
1540 天に軌道があるごとく 歴史に残る人たちの街を歩く
1540 天に軌道があるごとく 歴史に残る人たちの街を歩く 「天に軌道があるごとく、人はそれぞれ運命というものを持っております。とかく気合いだけの政治家は威勢のいいことを言うが、中身はない。トランプのババじゃあないんだから、自分の主張が全部通ると思っていたら、あなた、すぐに化けの皮がはがれますよ。な、そうだろう」 ...続きを見る

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2017/01/08 15:16
1539 寒風が吹いても 強き言葉で
1539  寒風が吹いても 強き言葉で  3が日休んでいた近所の公園のラジオ体操が再開になった。この季節の6時半はまだ完全に夜が明け切らず、薄暗い。周囲の街路灯が点いたままだ。ラジオに合わせて体を動かし始める。冷えが少しずつ消えて行く。手足を伸ばしながら世の中はどう変わっていくのだろうかと、考えた。 ...続きを見る

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2017/01/04 09:47
1538 日米和解から取り残された沖縄 首里城に思う
1538 日米和解から取り残された沖縄 首里城に思う  安倍首相が真珠湾を訪問した。ことし6月にはオバマ大統領が広島を訪れ、平和公園で犠牲者に花束を捧げた。これによって両国の和解の価値を世界に発信するのだという。だが、何かがおかしい。米軍基地に苦しむ沖縄が置き去りにされたままではないか。 ...続きを見る

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2016/12/27 18:23
1532 便利さで失ったもの 『薇』・詩人たちの考察 
1532 便利さで失ったもの 『薇』・詩人たちの考察   現代社会は便利さを追求するのが当たり前になっている。しかし、それによって、人間は楽になるかといえば、そうでもない。コンピューターは世の中の進歩に役立った。パソコンの導入によって企業の事務処理能力が格段に楽になったはずだが、仕事量は相変わらずだし、紙の消費量も減らない。便利さとは何だろうと考えるは私だけではないだろう。 ...続きを見る

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2016/12/02 16:58
1531 音楽は希望の使い 市民オーケストラの映画「オケ老人」
1531 音楽は希望の使い 市民オーケストラの映画「オケ老人」  「オケ老人」という題名に惹かれて映画を見た。老人が中心の市民オーケストラを、杏演ずる高校の数学教師が指揮するストーリーだ。杏の指揮ぶりが真に迫り、オーケストラのメンバー役の俳優はベテラン(笹野高史、左とん平、小松政夫、石倉三郎、藤田弓子、茅島成美ら)をそろえ、映画の面白さを引き立てている。 ...続きを見る

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2016/12/01 11:35
1527 未来信じる日本語ガイド  水上生活者の子ども相手に私設の学校
1527 未来信じる日本語ガイド  水上生活者の子ども相手に私設の学校  知人がカンボジアのプノンペンで、一人のガイドに出会った。送られてきた知人の旅行記は、ガイドのことを「氏」という敬称をつけて表現していた。それはなぜなのだろう。読み進めるうちにその理由が分かった。ガイドは私設の学校をつくり、子どもたちに勉強を教えるボランティアだったからである。 ...続きを見る

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2016/11/13 08:51
1525 芭蕉は何を思うのか 唇寒し秋の風
1525 芭蕉は何を思うのか 唇寒し秋の風 物いへば唇寒し秋の風 人の悪口を言った後に、なんとなく自己嫌悪に襲われ、後味の悪い思いをすることのたとえに使われる、松尾芭蕉の句(芭蕉庵小文庫)である。ちなみに芭蕉の座右の銘は「人の短をいふ事なかれ 己が長をとく事なかれ」(中村俊定校注『芭蕉俳句集』)である。芭蕉自身が言葉の使い方で後悔した経験があるかどうかは分からない。それにしても昨今、この句をつい口にしてしまうような出来事が相次いでいる。言葉が軽い時代なのである。 ...続きを見る

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2016/10/22 13:59
1524 ボブ・ディランのノーベル文学賞 サルトルは拒否したが……
1524 ボブ・ディランのノーベル文学賞 サルトルは拒否したが…… 《「キューバ危機」の時、ディランは、ソ連からの攻撃を想定した小学生の頃の訓練を思い出していたのかもしれない。》 ...続きを見る

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2016/10/13 21:08
1523 読書家の生きた証 本を愛して
1523 読書家の生きた証 本を愛して 9月末に亡くなった先輩は読書家だった。同時に、渥美清主演の映画「男はつらいよ」をこよなく愛した人情家だった。 ...続きを見る

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2016/10/12 18:53
1521 中国の旅(8) 神風運転の車に乗って……
1521 中国の旅(8) 神風運転の車に乗って…… 特に途上国に行って車の運転をしようとする人は自分の腕に自信があるか、必要に迫られて仕方なく、という場合が多いのではないかと思う。例えば、私は東南アジアのタイやベトナムで「運転を」と言われても、辞退する。車の洪水の中で立ち往生してしまうのがオチだと思うからだ。それは中国の場合も同様と、実感した。 ...続きを見る

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2016/10/10 08:54
1520 中国の旅(7) サービスについて、ある体験
1520 中国の旅(7) サービスについて、ある体験 以前、中国を訪れた際、社会主義の国なのだからサービスは不要だというような、店員の態度に腹を立てたことがあった。物を買うと、お釣りを投げ「ありがとう」も言わない。これが中国とあきらめた時期もあった。だが、いまやそうした態度をとる店員はほとんどいない。……はずだった。だが、大連市内の有名宴会場で、昔の中国を思い出してしまうほどの残念な体験をしてしまった。店側の従業員教育に問題あり、というケースだった。 ...続きを見る

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2016/10/09 21:19
1510 マラソン選手の命がけの抗議 スポーツの政治利用とは
1510 マラソン選手の命がけの抗議 スポーツの政治利用とは リオ五輪の男子マラソンで銀メダルを獲得したエチオピアのフェイサ・リレサ選手(26)が額の前で両手を交差させるポーズでゴールインし、圧政を続けるエチオピア政府への抗議だと表明した。帰国すれば殺さるかもしれないという「命がけ」の抗議だった。リレサ選手のこんな行為があったあと、閉会式で安倍首相がアニメのキャラクター、マリオになって登場したのを見て違和感を持った。 ...続きを見る

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2016/08/25 21:44
1509  ジャーナリズムの役割とは むのたけじさんのこと
 1509  ジャーナリズムの役割とは むのたけじさんのこと 《ジャーナリズムとは何か。ジャーナリズムの「ジャーナル」とは、日記とか航海日誌とか商人の当座帳とか、毎日起こることを書くことです。それをずっと続けていくのが新聞。それは何のためかというと、理由は簡単で、いいことは増やす、悪いことは二度と起こらないようにする。ただ、それだけのことです。ところが、最近のジャーナリズムはそこが抜けてしまっている。新聞も「商品」になってしまいました。だから、ニュースではなくてトピックスになっている。いまのジャーナリズムは、いわばトピックスのつまみ食いにすぎない。》(岩波... ...続きを見る

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2016/08/22 17:03
1508 この世は美しく甘美な人の命 お盆に思う
 1508 この世は美しく甘美な人の命 お盆に思う 日が暮れて草のにほひの盆の寺(今井杏太郎 ) お盆である。昨日夕、家族で墓参りをした。寿陵(生前墓)であるわが家の墓にはお骨は入っていない。 ...続きを見る

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2016/08/14 21:22
1503 ロッキード事件40年 様変わりした検察 
1503 ロッキード事件40年 様変わりした検察  NHKTVでロッキード事件特集が放送された。のちに検事総長となる吉永祐介氏が東京地検特捜部副部長・主任検事として様々な困難を乗り切って田中角栄元首相の逮捕にこぎつけるが、もう一つの捜査ターゲット、自衛隊のP3C導入をめぐる疑惑は解明されなかったことを資料や証言で構成した番組だった。ロッキード事件が発覚して今年で40年。首相の犯罪を摘発した検察は弱体化し、見る影もない。 ...続きを見る

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2016/07/26 09:10
1498 危険度増す国際支援活動 不公正・不平等社会とテロ
1498 危険度増す国際支援活動 不公正・不平等社会とテロ バングラデシュの首都ダッカで起きたIS関連グループによるレストランでの外国人を狙った7月1日のテロから8日が過ぎようとしている。日本人7人を含む多くの外国人や警察官が犠牲になった。犯行グループ7人は全員がバングラデシュの若者だった。日本人被害者は英語で「私は日本人だ」と話したが、標的から外れることはなかった。イスラム過激派から見れば日本人も「敵」であることが、今回の事件で追認された。 ...続きを見る

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2016/07/09 22:16
1495 パソコンの延命は 内蔵HDD交換にトライ
1495 パソコンの延命は 内蔵HDD交換にトライ パソコンの調子がおかしくなった。フリーズ(マウスが止まったまま応答しないこと)が頻発し、強制終了して立ち上げようとすると、画面が暗いままの状態が続く。いよいよ寿命かと思う。2009年製だから7年目のパソコン(NECのデスクトップ型)だ。しかし、このままデータを失ってしまうのは悔しい。どうしたものかと考えた。行き着いたのは、内蔵ハードディスクドライブ(HDD、円盤を高速で回転し、磁気ヘッドを移動することにより情報を記録し読み出す記憶装置)の交換だった。 ...続きを見る

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2016/06/26 15:21
1481 この世は勧善懲悪ではない ゴンクール賞 『天国でまた会おう』
1481 この世は勧善懲悪ではない ゴンクール賞 『天国でまた会おう』 ピエール・ルメートル著『天国でまた会おう』(ハヤカワ文庫、上下)は『第一次世界大戦(1914〜1918)で、上官によって瀕死の状況に追い込まれながら生き延びたフランスの元兵士2人が戦後、どのように生きたを描いている。2人は壮大な詐欺事件という悪事を持って社会に復讐し、英雄として復帰し上流社会の一員となった上官は悪事によって破滅する。2つの悪の結末は勧善懲悪(善いことをすすめ、悪事を懲らしめる)の結末ではない。だが、フランスらしいエスプリに富んだ作品で、読後感はさわやかだ。 ...続きを見る

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2016/05/11 21:52
1473 羽根つきギョーザと歩んで32年 ニーハオの原点は「後援会」
1473 羽根つきギョーザと歩んで32年 ニーハオの原点は「後援会」 東京・蒲田の「你好」(ニーハオ)といえば、羽根つき餃子でかなり知られる存在だ。この店がオープンしたのは1983年12月のことで、32年の歳月が過ぎている。オーナーである八木功さん(81)のたゆまない努力がニーハオを成功に導いたのだろう。一時休んでいた八木さんの原点ともいえる「你好本店」が近く再開されることになり、先日、32年前を知る人たちが集まり、八木さんを囲んで懐旧談に弾んだ。 ...続きを見る

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2016/04/25 13:59
1470 熊本地震と私たちの国の現実 地図を見て考える
1470 熊本地震と私たちの国の現実 地図を見て考える 熊本が大地震に見舞われ、苦境にある。被災者の方々にお見舞いを申し上げたい。いま私は日本地図を取り出し、後の方に出ている「熊本県全図」を見ている。県の全体図に細かい地名が載っている。旅をする前なら地図を見ることは楽しい。だが、被災地を地図でたどる作業はつらい。それは5年前の東日本大震災の時にも経験したことだった。 ...続きを見る

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2016/04/17 22:14
1469 つり橋と日本列島 明日への希望を
1469 つり橋と日本列島 明日への希望を 熊本で14日夜、最大震度7(激震、家屋の30%以上が倒れ、山崩れや地割れができる)という強い地震が発生し、多くの被害が出ている。気象庁が定めた震度階級のうち最も高い( 強い)震度であり、九州では初めてという。日本が地震国であることを再認識させ、あらためてこのような国土に立地する原発の安全性に危惧を抱くのだ。 ...続きを見る

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2016/04/15 17:35
1465 未曾有の災害乗り超えて 『霊性の震災学』を読む
1465 未曾有の災害乗り超えて 『霊性の震災学』を読む 学問的には幽霊は研究外という。幽霊と聞くと、オカルトや霊性という言葉を思い浮かべる人も多いだろう。それは心が穏やかではない、背筋が凍る話である。しかし、東日本大震災後の被災地では幽霊現象が相次いだという。震災直後に回った宮城県でそのことが話題になっていた。その幽霊現象を含め、被災地で起きたさまざまな現象を検証し、論文にしたのが『呼び覚まされる霊性の震災学 3・11生と死の狭間で』(新曜社)である。 ...続きを見る

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2016/04/04 08:54
1464 ISとトランプ現象は格差社会への警鐘 4月1日に考える
1464 ISとトランプ現象は格差社会への警鐘 4月1日に考える 4月1日はエイプリルフール(4月ばか)。嘘をついてもいいという風習の日だ。だが、現実の世界を見ていると、そんな心境にはなれない。21世紀はテロの世紀になってしまうのかと思わせるほど、ISによる無残で残酷なテロが相次いでいるからだ。そして、米国では次期大統領選の共和党候補者選びでトランプ氏という不可思議な人物がトップを走っている。ISとトランプ氏に共通するのは「極端」という言葉ではないかと思う。それは格差社会になってしまった現代に対する警鐘ではないだろうか。 ...続きを見る

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2016/04/01 21:23
1462 白鵬のアイデンティティーは 大阪のファンのブーイングに思う
1462 白鵬のアイデンティティーは 大阪のファンのブーイングに思う 「アイデンティティー」と言う言葉が一般的に使われている。日本語でいえば、やや難しいが、共同体への帰属意識ということだろう。大相撲春場所で優勝し、インタビューで涙を見せた白鵬の姿を見てこの言葉を思い浮かべた。優勝を決める日馬富士との対戦で、左に変わってあっさり勝った白鵬に対し、横綱相撲とはだれもが思わなかった。だから、大阪府立体育館の相撲ファンは大きなブーイングを浴びせた。 ...続きを見る

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2016/03/27 20:45
1458 俳句は謎めいた水晶球・おかしみの文芸 ある句会にて
1458 俳句は謎めいた水晶球・おかしみの文芸 ある句会にて 俳句は硬直した読みしかできない標語ではなく、謎めいた水晶球のごときもの、すなわち詩でなければならない」。作家で俳人の倉坂鬼一郎は『元気が出る俳句』(幻冬舎新書)の中で、理想の俳句についてこんなふうに書いている。正岡子規を愛する人たちが集まった恒例の句会に参加したが、「謎めいた水晶球のごとき詩」の域に達するのは難しいと痛感した。 ...続きを見る

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2016/03/16 10:42
1457 「或る晴れた日に」「でもぼくらは永久にもどれない」 
1457 「或る晴れた日に」「でもぼくらは永久にもどれない」  何気なく本棚から『立原道造詩集』(ハルキ文庫)を取り出し、パラパラと頁をめくっていると、「或る晴れた日に」という詩があった。外は雨がぱらついている。寒い冬に逆戻りしたような天気だ。きょうは3月11日。5年前の大災害を思い出しながら、詩を読んだ。 ...続きを見る

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2016/03/11 09:53
1454 大震災・原発事故を生き抜く 悪漢から逃れる薄幸の少女「バラカ」 
1454 大震災・原発事故を生き抜く 悪漢から逃れる薄幸の少女「バラカ」  桐野夏生の新刊『バラカ』(集英社)に描かれる日本は、悪い奴が跋扈している。大震災の前と後の日本社会。日本にきていた日系ブラジル人同士の両親から生まれ、「バラカ」と名付けられた女の子の数奇な運命を軸に物語は進行していく。そこに描かれる、悪い奴がのさばる社会の姿は、現代日本とそう変わらない。 ...続きを見る

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2016/03/07 10:51
1453 3・11から5年 モーツァルトのレクイエム「涙の日」
1453 3・11から5年 モーツァルトのレクイエム「涙の日」 「罪ある人 裁きを受けるために 塵より蘇える日 それは涙の日」 『レクイエム』(死者のためのミサ曲)の第7曲「ラクリモサ」の第8小節でモーツァルトの筆は途絶えた。それから間もない1791年12月5日未明、かつて神童といわれた音楽家は35歳という若さでこの世を去った。その後、弟子のジュースマイアーによって補筆完成した曲は、モーツァルトの「魂の歌」として演奏され続けている。あと1週間で3・11から5年。友人が所属する仙台のオーケストラが3月11日の「祈りのコンサート」でこの曲を演奏するという。一方、... ...続きを見る

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2016/03/04 15:55
1452 3月2日とは 忘れてはならない中国残留孤児問題
1452 3月2日とは 忘れてはならない中国残留孤児問題 1981年3月2日、中国残留日本人孤児の訪日肉親捜しがスタートした。日中の国交回復から9年、経済大国を歩む日本と文化大革命の後遺症に苦しむ中国の実情は、やってきた日本人孤児の人民服姿にも反映されていた。 ...続きを見る

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2016/03/02 21:57
1444 貶められた無限の可能性 この世で最も美しい言葉……
1444 貶められた無限の可能性 この世で最も美しい言葉…… 「言葉はこの世の最も美しいものの一つである―言葉は、眼には見えないが、絶えずわれわれの側にただよってわれわれが弾くのを待っている、不可思議な楽器のようなものだ」 ...続きを見る

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2016/02/19 14:28
1441 最後の手紙は「僕ハモーダメニナツテシマツタ」 子規と漱石の友情
1441 最後の手紙は「僕ハモーダメニナツテシマツタ」 子規と漱石の友情 覚せい剤事件で警視庁に逮捕された元プロ野球選手、清原和博の高校野球時代の同級生、元巨人投手の桑田真澄が清原の逮捕について語った言葉が報道された。友を思う気持ちと悔恨の情が含まれた話だ。桑田の言葉は「友情とは何か」を考えさせるもので、明治時代の俳人・正岡子規と作家・夏目漱石の関係を思い浮かべた。 ...続きを見る

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2016/02/05 14:36
1440 人間の心を蝕む覚せい剤 元プロ野球スター選手・清原の逮捕
1440 人間の心を蝕む覚せい剤 元プロ野球スター選手・清原の逮捕 プロ野球で活躍した・清原和博(48)が覚せい剤取締法違反容疑で警視庁に逮捕された。覚せい剤をはじめとする禁止薬物が日本社会にはびこっていることを象徴したものだ。2009年8月、人気女優が覚せい剤事件で逮捕された。この時、私は覚せい剤についての一本のコラムを書いた。以下に再掲する。 ...続きを見る

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2016/02/03 22:01
1437 輝いた琴奨菊 相撲人生の満開はこれから
1437 輝いた琴奨菊 相撲人生の満開はこれから 根拠は不明だが、相撲は国技といわれる。にもかかわらず、大相撲はこの10年にわたって日本出身力士の優勝はなく、国技は名ばかりになっていた。白鵬をはじめとするモンゴル出身力士が角界を支えているといっても過言ではない時代が続いている。そんな中で、予想外(解説者・北の富士)の活躍をし、優勝したのは大関・琴奨菊だった。人間には隠れた能力があることを琴奨菊は実証したといえる。 ...続きを見る

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2016/01/24 21:51
1436 モラルハザードとバス事故 恐怖のニュートラル走行
1436 モラルハザードとバス事故 恐怖のニュートラル走行 長野県軽井沢町で発生したスキーツアーバス事故で、バスのギアがニュートラル状態にあったというニュース流れている。ニュートラルとは、ギアがかみ合わずに動力が伝達されない状態のことで、下り坂でこの状態になるとエンジンブレーキは当然かからないから、フットブレーキに頼ることになる。なぜ、こうした状態になったのか、調査の結果が待たれる。かなり以前、この状態(ニュートラル)のバスに乗り合わせ、恐怖の体験をしたことを思い出した。 ...続きを見る

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2016/01/22 16:56
1432 「物理学者は罪を知った」……  原爆の父の悔恨
1432 「物理学者は罪を知った」……  原爆の父の悔恨 新年早々、北朝鮮の核実験(北朝鮮は水爆実験成功と発表)という物騒なニュースが流れた。このニュースを聞いてアメリカの核開発を担ったマンハッタン計画を主導し、原爆の父といわれた物理学者、ロバート・オッペンハイマー(1904―1967)の「物理学者は罪を知った」という言葉を思い浮かべた。 ...続きを見る

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2016/01/07 15:51
1429 続・風景との対話 読書について
1429 続・風景との対話 読書について 調整池から霧が出ている。西の空には満月(寒月)の余韻の白い月が見える。師走の朝である。新聞の朝刊を開くと、読書欄には書評委員が選んだ「注目の本、心に残る本」各3点が紹介されていた。多くの委員がいるのに重なる本はほとんどない。それは読書の傾向が人によって異なるものであるかを示すものだ。私もこの機会に心に残ったことしの本、6点(フィクション4点とノンフィクション2点)を選んでみた。(6点にしたのは特に理由はありません) ...続きを見る

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2015/12/27 15:59
1425 山桜に寄せて 詩「さざめきの後で」
1425 山桜に寄せて 詩「さざめきの後で」 季節外れだが、先日、千葉県佐倉市のDIC川村美術館の広大な敷地内で桜が咲いているのを見た。狂い咲きではなく、「十月桜」か「冬桜」という種類らしい。桜の代表といえば、もちろん染井吉野とだれもが思い浮かべるだろう。だが、かつては「染井吉野は最も堕落した品種であり、本来の桜は山桜や里桜である」と主張した研究者もいるし、現在も山桜の方が好きだという人も少なくない。先日届いた詩誌『薇』の中でも、一人の詩人が山桜への思いを書いている。 ...続きを見る

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2015/12/09 08:49
1424 「詩とは何か」 詩論『詩のオデュッセイア―』が最終回
1424 「詩とは何か」 詩論『詩のオデュッセイア―』が最終回 詩人・コラムニストの高橋郁男さんが詩誌「コールサック」(コールサック社、年4回発行)で連載していた詩論『詩のオデュッセイア―』が、近刊の84号(2015年12月)で最終回(9回)を迎えた。人類の歴史とともに編まれてきた数多くの詩を、寸感を添えて紹介してきた連載の最終回は、「詩とは何かについて」考察したものだ。 ...続きを見る

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2015/12/08 16:23
1423 苦難の中での発想 新潟のオリーブ栽培
1423  苦難の中での発想 新潟のオリーブ栽培 クイズ番組で優勝を目指す物知りは別にして、人間には知らないことが少なくない。オリーブについてもそうだった。オリーブといえば、実から採ったオリーブ油がすぐに頭に浮かぶ。だが、その葉も実は効用があることが知人からの連絡で知った。 ...続きを見る

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2015/12/04 22:32
1421 マルタと沖縄と ミニ国家が歩む道
1421 マルタと沖縄と ミニ国家が歩む道 最近マルタ島を旅した知人がいる。人口42万人、国土面積は東京23区の半分に当たる316平方キロという小さな島国(マルタ島やゴゾ島、コミノ島からなるイギリス連邦のマルタ共和国)である。 ...続きを見る

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2015/11/24 17:04
1419 谷風と北の湖 1974年夏の思い出
大相撲の第55代横綱で相撲協会理事長の北の湖が亡くなった。62歳という年齢は長寿社会の現代では若い。北の湖理事長の死は、現役時代に無理を重ねる力士の寿命があまり長くないことを示している。訃報を聞いて41年前のことを思い出した。北の湖が横綱になった1974年(昭和49)夏のことである。 ...続きを見る

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2015/11/22 23:11
1416 夜長の季節の本の読み方 あなたは寝過ぎ派、寝不足派?
「書読まぬ男は夜長哉」。正岡子規の句である。秋の夜長、本を読まない男は寝過ぎ、読む男は寝不足になるというのである。テレビやスマホなど、いまの時代は本を読まなくとも夜更かしになる材料は事欠かず、寝不足派が圧倒的に多いのではないか。 ...続きを見る

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2015/11/07 09:03
1414 一番大切なものは希望 『生きて帰ってきた男』『世界の果ての子どもたち』を読む
「希望だ。それがあれば、人間は生きていける」 最近読んだ本のうち小熊英二『生きて帰ってきた男 ―ある日本兵の戦争と戦後』(岩波新書)のラストにこんな言葉が出てくる。一方、中脇初枝『世界の果ての子どもたち』(講談社)は、3人の少女が分け合って食べた一つのおむすびを通じて、国境を超えた友情の大切さを訴えた物語だ。ノンフィクション、フィクションの違いがあるが、2冊は戦前と戦後という時代を背景に、懸命に生きる人たちを描いた作品だ。 ...続きを見る

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2015/10/28 15:18
1413 棚田の夜景 鴨川・千枚田を訪ねる
千葉県鴨川市の高台にある大山千枚田という棚田で開催された「棚田の夜祭り」を訪ねた。傾斜地にある水田のことを棚田といい、日本だけでなく、世界各地に存在する。フィリピン・ルソン島の「コルディリェーラの棚田」(世界文化遺産)やベトナム北部の「ホアンスーフィー棚田」(ベトナム国家遺産)は世界的にも有名だ。日本の数多い棚田のうち大山千枚田は、幻想的な夜祭りで次第にその名が知られるようになってきた棚田である。 ...続きを見る

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2015/10/27 07:44
1409 自然界の驚異を知る大村さんの受賞 受け継がれるヒポクラテスの精神
山形の知人から、きのこの季節を知らせる便りが届いた。写真を見ると、里山のこの秋は大豊作のようだ。きのこには人間が食べることができるものと、食べると最悪命を失う毒を持ったものがある。長い歴史を経てその見分けができるようになったのだから、人間の知恵と同時に自然界の奥の深さを感じる。ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった北里大特別栄誉教授大村智さん(80)の研究も、自然の驚異を思わせるものだ。 ...続きを見る

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2015/10/06 16:30
1406 勝つためには何でも 昨今相撲雑感
白鵬が休場した大相撲は、やはり気の抜けたビールだった。一人横綱の鶴竜は早々に2敗し、11日目まで全勝だった大関照の富士は、12日目から3連敗し、しかも右膝まで痛めてしまった。日本人力士と言えば、幕内下位で好成績だった勢が上との対戦では負け続け、稀勢の里も肝心な対戦で負け、優勝争いは2敗の鶴竜と3敗の照の富士の2人に絞られた。つまらない千秋楽になりそうである。 ...続きを見る

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2015/09/27 09:09
1404 維持してほしい風情ある姿 2つの小さな仏堂
全国に「阿弥陀堂」や「観音堂」「薬師堂」が幾つあるか知らない。だが、人それぞれに、この名称を持つ建物に接したことがあるだろう。2002年の映画『阿弥陀堂だより』に出てきた小さな阿弥陀堂は、味わい深い思いで見たことを覚えている。秋の彼岸の一日、茅葺の小さな「阿弥陀堂」と「観音堂」を見る機会があった。いずれも千葉県市原市の山あいにひっそりと建つ重文(国指定重要文化財)だが、私たち以外に堂に詣でる人の姿はほかになかった。 ...続きを見る

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2015/09/22 19:12
1403 きょうは子規のへちま忌 「言葉はこの世の屑」なのか
正岡子規は1902年(明治35)9月19日に闘病の末、34歳で亡くなった。113年前のきょうのことだ。糸瓜忌である。子規の死を知った親友、夏目漱石の句と子規最後の句は9月1日のブログで紹介した。明日20日は彼岸の入り、子規の句集を読み直した。子規の句に「一日は何をしたやら秋の暮れ」がある。子規にとって、それはどんな秋の一日だったのだろう。 ...続きを見る

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2015/09/19 21:04
1402 道義なき現代政治 安保法制に憲政の神様を思う
憲政の神様といわれた政治家がかつて存在した。尾崎行雄(咢堂)である。1912年(大正元)、犬養毅(1932年の5・15事件で暗殺)とともに第一次護憲運動を行い、組閣したばかりの長州閥、桂太郎内閣を総辞職に追い込んだことで知られる硬骨漢である。尾崎は1939年(昭和14)、千葉県銚子市の旧伏見宮家別荘の瑞鶴荘を訪れた際に「朝またき 彼方の岸は アメリカと聞きて爪立つ おはしまのはし」という歌を詠んでいる。   「まだ夜が明けきらない時間、対岸はアメリカだと聞いて、ベランダの手すりの端に爪先立っ... ...続きを見る

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2015/09/17 22:12
1401 白鵬の休場に思う 異文化の中で輝く存在
大相撲で優勝35回という前人未到の記録を打ち立てた横綱白鵬が、秋場所初日から2連敗し、3日目から休場した。2007年夏場所後に横綱に昇進して8年、初めての休場だ。横綱と言えば休場が付き物のようで、白鵬以外の横綱は休場するのが珍しくはない。日馬富士は先場所(7月、名古屋)2日目から休場が続いている。 ...続きを見る

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2015/09/15 20:50
1399 飽食の時代を考える 首相動静とミンダナオの事件
新聞に首相動静という欄がある。そこには首相の前日の動きが掲載されている。ちなみに昨日(8日)の夜の動静は「午後6時53分、東京・内幸町の帝国ホテル着。同ホテル内の宴会場『梅の間』で日本経済新聞社の喜多恒雄会長、岡田直敏社長らと会食。午後8時55分、同ホテル発。午後9時13分、東京・富ケ谷の私邸着。9日午前0時現在、私邸。来客なし」とある。これを見ていて思うのは「飽食の時代」という言葉である。 ...続きを見る

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2015/09/09 10:12
1398 カッサンドルと亀倉雄策と 五輪のエンブレムをめぐって
白地に赤い太陽と黄金の五輪マークを組み合わせた第18回東京五輪(1964年)の大会シンボルマーク(エンブレムのこと)の制作者、亀倉雄策(1915〜1997)はフランス人グラフィックデザイナー、アドルフ・ムーロン・カッサンドル(1901〜1968)を尊敬していたという。カッサンドルは「絵画はそれ自身で目的になるが、ポスター(広告)は売り手と公衆のコミュニケーションの手段にすぎない」という言葉を残している。彼は、見る者に衝撃を与えることが制作のポリシーだったという。その意味でも、亀倉の作品は日本だけ... ...続きを見る

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2015/09/04 16:33
1393 「現代を憂え、戦後をかみしめる」 ある句会にて
何度も書いているように、今年は戦後70年である。この間、日本は平和を享受してきた。だが昨今、政治の世界では国の防衛について、大きな進路変更を迫る動きがあることはご承知の通りである。そんな政治とは別にして、今年の戦没者慰霊式典で天皇は「さきの大戦に対する深い反省」という言葉を述べ、日中戦争・太平洋戦争に対する明確な姿勢を示した。そんな中で同好の士による句会が開かれ、兼題の一つである「終戦記念日、終戦日、敗戦忌」についての句が披露された。現代を憂い、戦後70年をかみしめる思いの句会だったと、私は受け... ...続きを見る

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2015/08/24 22:11
1390 戦後史に残る町 ドイツ・ポツダムのこと
戦後70年の歴史を考えるとき、以前訪れたことがある一つの町のことが頭の中に浮かんでくる。ドイツのポツダムである。米国大統領(トルーマン)、英国首相(チャーチル)、中華民国主席(蒋介石)の名前で日本に対し無条件降伏を求める「ポツダム宣言」はここで出された。国会で質問された際、安倍首相が「つまびらかには読んでいない」と答弁し、物議を醸した13カ条からなる宣言だ。 ...続きを見る

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2015/08/18 20:02
1389 8・15は暗黒の十字路 70年談話に思う
「『8・15』とはまことに無慚なさまざまな体験と自責と怨念と愛憎とのブラック・クロス(暗黒の十字路)である。そして今なおそうであり続けている」。歴史家の色川大吉は『ある昭和史 自分史の試み』の中で、8・15について、このよう述べている。太平洋戦争、日中戦争が終結して70年になった。この日に対する思いは人それぞれにしても、戦争とは何かを考える時間を持ちたい。 ...続きを見る

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2015/08/15 09:25
1387 200万部売れた本 芥川賞は「又吉現象」
本は売れないという最近の出版界の常識を覆すように、第153回芥川賞を受賞した又吉直樹『火花』の発行部数が200万部を超えたという。今年の十大ニュースにノミネートされる現象といっていいだろう。駅の売店で、この作品が載っている文藝春秋9月号を買って、もう一つの芥川賞受賞作品、羽田圭介の『スクラップ・アンド・ビルド』とともに読んでみた。批判を恐れずに書くと、又吉作品がなぜ200万部以上売れるのか理解できなかった。 ...続きを見る

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2015/08/10 22:33
1386 曲がり角の商業五輪 記録的猛暑の中で考える
猛暑が続いている。東京では7月31日からきょう5日まで6日連続して気温が35度を超える猛暑日となり、気象庁が統計を取り始めてからの記録を更新した。外を歩くと、暑さのあまり身体がふらつく。熱中症患者が続出していて、全国的に救急車がフル稼働状態にある。 ...続きを見る

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2015/08/05 18:52
1384 7月の終わりに 炎暑の中で
私の部屋に1枚の絵ハガキがある。 ペルーの世界遺産、マチュピチュの遺跡を背景に動物のリャマが草を食んでいる風景である。よく見ると遺跡周辺には豆粒のように観光客の姿が写っているが、手前のリャマの周辺に人はいない。何とものんびりしていて、気に入っている1枚だ。同じペルーには、もう一つ有名な世界遺産がある。ナスカの地上絵だ。この絵に関して、先日興味深いニュースがあった。 ...続きを見る

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2015/07/31 14:35
1382 『戦争紀行』(杉山市平著)再読 侵略戦争への警告
ことしは戦後70年になる。私的な俳句の会合が8月にあるが、この句会の兼題(出題によって事前に句をつくり、句会で発表すること)の一つが「終戦記念日」(傍題 敗戦忌、終戦の日、終戦日、八月十五日)と指定された。案内には「今年は昭和90年、戦後70年。節目にあたり一句試してみましょう」とあり、暑さに耐えながら句を考えている。そんな日常、8年前の2007年7月に出版された『戦争紀行』(いりす・同時代社)という本を再読した。 ...続きを見る

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2015/07/26 20:45
1381 美を考える ニュースに登場する醜悪な人たち
最近、美について考えることが多い。美という概念からは芸術、哲学から自然界まで幅広いものを感じとることができる。関心事の一つである仏像を見ても、その気品ある姿は美そのものである。私の家の墓地がある寺には薬師如来像がある。顔の表情はとても柔らかで、穏やかだ。こうした美とは対極にあるのが「醜悪」だ。それが新聞、テレビに度々登場する人たちから感じるのはどうしたことか。 ...続きを見る

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2015/07/22 21:07
1378 新国立競技場建設計画の経緯は? 負の遺産の運命か
かつて歌手・タレントの植木等さんは「無責任男」として売り出した。だが、植木さん自身はまじめで優しい人だったという。2020年の東京五輪のメーン会場になる新国立競技場の総工費が2520億円とする計画が有識者会議で了承されたというニュースを見て、無責任時代という言葉が頭に浮かんだ。 ...続きを見る

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2015/07/07 23:19
1376 病んでいる日本社会 報道の自由度ランキングは61位
安倍首相の応援団である自民党若手議員の勉強会で、講師として招いた作家の百田尚樹氏とともに衆院議員が沖縄県民世論を批判、「広告を出さないように経団連に働きかけろ、2つの新聞はつぶすべきだ」などと沖縄の2紙(沖縄タイムス、琉球新報)を威圧する発言を行ったことは、ここで書かなくてもだれしもが耳を疑ったに違いない。 ...続きを見る

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2015/07/03 22:20
1375 「マドレーヌに紅茶」と「羊羹にお茶」 『失われた時を求めて 全一冊』
「プル―スト効果」という現象がある。フランスの作家、マルセル・プルースト(1871-1922)の長編小説『失われた時を求めて』で、主人公がマドレーヌを紅茶に浸したとき、その香りをきっかけとして幼いころの記憶が鮮やかに蘇るという描写から名付けられた、心理学や精神医学の世界ではよく知られた言葉だという。 ...続きを見る

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2015/06/30 22:26
1373 みるく世がやゆら(今は平和でしょうか) 沖縄慰霊の日に思う
23日は沖縄にとって特別な日だった。おびただしい犠牲を伴った太平洋戦争・沖縄戦が終結したのが70年前のこの日であり、糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園で沖縄の全戦没者を追悼する「慰霊の日」の追悼式典が行われ、安倍首相も式典に出席し、あいさつした。 ...続きを見る

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2015/06/24 20:33
1371 映画「あん」・社会の片隅で ハンセン病回復者の生き方 
「あん」はハンセン病(末尾に注)回復者の生き方をテーマにした映画だ。主要な登場人物は3人である。どら焼き店をやっている訳ありの男(永瀬正敏)、そこに放課後に通うかぎっ子の女子中学生(内田伽羅•樹木希林の実の孫)、どら焼きのにおいに惹かれてやってきて、働かせてほしいというハンセン病回復者の高齢の女性(樹木希林)である。日本社会の片隅で一生懸命生きている人たちがいる。映画を見ての感想である。 ...続きを見る

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2015/06/12 22:56
1367 『風に吹かれて』と『ティアーズ・イン・ヘヴン』 時を超えた名曲
詩人・コラムニストの高橋郁男さんが詩誌「コールサック」で連載している『詩のオデュッサイア―ギルガメシュからディランまで、時に磨かれた古今東西の詩句、四千年の旅』という詩論が7回を数え、米国のミュージシャン、ボブ・ディランの『風に吹かれて』(Blowin' in the Wind)が紹介されている。ギルガメシュは、古代メソポタミアの叙事詩に登場する英雄であり、暴君で、高橋さんの詩論はこの叙事詩から始まり、ディランに至っている。 ...続きを見る

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2015/06/02 13:48
1366 生き方の結晶・野菜と花 「アウラ」市毛實写真展
「アウラ」と題した写真展を見た。5月26日から31日まで東京・南青山で開かれている市毛實さんの花と野菜に絞った写真展だ。モノクロの光と影を駆使したさまざまな写真からは不思議な生命力が伝わり、会場には深淵な雰囲気が漂っていた。 ...続きを見る

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2015/05/27 10:49
1365 世界が狂気になる前に 核廃絶への道は?
ニューヨークで開催されていた核不拡散条約(NPT)再検討会議が、1ヵ月も議論を続けながら最終文書を採択できないまま5月24日に閉幕した。広島、長崎の原爆被爆者の核兵器の廃絶の願いは、核保有国の身勝手によって消し飛んでしまった。手元にあったヘルマン・ヘッセ(1877〜1962)の「花に水をやりながら」(1932年8月28日)という短い詩を読み返した。 ...続きを見る

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2015/05/25 10:46
1363 読書の楽しみ 新しい世界への旅
読書の楽しみは何だろう。本を読むたびに新しい世界を知ることができ、脳が活性化する。だから、目が疲れても本を手放すことができない。以下は最近読んだ文芸作品だ。独断と偏見でその寸評を記してみる。 ...続きを見る

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2015/05/21 21:06
1360 人生の特別な一瞬 心に残る風景
叙情詩で知られた詩人の長田弘さん(75)が亡くなった。本棚にある長田さんの詩集『人生の特別な一瞬』(晶文社、2,005年)を取り出して、読み直した。この中に「もう一度ゆきたい場所」という詩がある。小学校と中学校、そして高校のことを書いた詩で、読む者に望郷を感じさせる。まず詩の全文を紹介し、後半では長田さんの出身地である福島県の元小学校校長の心温まる話を書いてみる。 ...続きを見る

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2015/05/11 10:16
1357 日本政府の遅い対応 ネパール地震に思う
ネパールでM7・8の大地震が発生し、多くの犠牲者が出ている。そのニュース映像を見ていて、あらためて自然の脅威を感じ、東日本大震災を思い出した人は少なくないだろう。 ...続きを見る

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2015/04/27 22:22
1356 福美ちゃんへ 《悲しみを経て》
街路樹の中で特に存在感があるのはけやきである。いまの季節はけやきの緑の葉が目に優しく、その緑に見守られるようにして子どもたちが陽光の中を歩いている。その姿を見て、ふと「福美ちゃん」のことを思った。私は福美ちゃんとは面識がない。だが、福美ちゃんは私の心の中で大きな位置を占め続けている。子どもたちの姿を見て深層心理が働き、福美ちゃんのことを知った日のことを思い出したのだろうか。 ...続きを見る

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2015/04/25 21:58
1351 障害を持つということ 『奇跡の人』とつんく♂さんのこと
シンガソングライターで音楽プロデューサーのつんく♂さんが喉頭がんのため声帯を摘出、声を失ったことを母校・近畿大学の入学式で公表した。原田マハ著『奇跡の人』(双葉社)を読んでいる途中にこのニュースを知り、人にとって声を失うことがいかに大変なものであるかを考えた。 ...続きを見る

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2015/04/07 07:49
1347 東日本大震災・原発事故から4年 人の心に浮かぶもの
「福島の原発事故が日本という高度な技術水準を持つ国でもリスクがあり、事故は起きるのだということを如実に示した。私たちが現実に起こりうるとは思えないと考えていたリスクがあることが分かった」 ...続きを見る

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2015/03/10 14:21
1343 春をどう感じるか 手賀沼よよみがえれ
3月はどんな季節なのだろう。詩人の大岡信は「大地が再生し古いものと新しいものが交替する時期」と述べている。そんな3月の初めに、以前から続いている「子規の会」という句会があった。 ...続きを見る

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2015/03/03 09:11
1341 風が吹き抜けるように 3月のはじめに
3月になった。この2カ月は「冬」を象徴する暗いニュースが続いた。1月から2月にかけては主にイスラム過激派「イスラム国」に処刑された後藤健二さんと湯川遥菜さんのこと、そして、2月から3月の現在は、川崎市の中学1年生、上村僚太君殺害事件である。これらのニュースを見ていて、命の軽さに愕然としてしまう。 ...続きを見る

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2015/03/01 22:33
1340 帰還兵の悲劇の連鎖 映画『アメリカンスナイパー』
新聞の外信面に「『米軍伝説の狙撃手』を射殺 元海兵隊員に終身刑判決」(東京)という記事が出ていた。イラク戦争を題材にし、現在日本でも上映中の映画『アメリカンスナイパー』のモデルとなった、元海軍特殊部隊の射撃の名手ら2人を銃で射殺した元海兵隊員に対する判決だ。 ...続きを見る

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2015/02/26 11:05
1339 おかしな世界と日本 繰り返す栄枯衰退の歴史
国会は「言論の府」といわれる。言論が尊重され、言論によって国政のあり方が議論されている。しかし、現在の国会の姿は異常である。安倍晋三首相や自民党議員が国会で野次を飛ばし謝罪するという醜態を演じ、日本の政治家から品格がなくなっているとしか言いようがない事態になっているからだ。 ...続きを見る

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2015/02/24 22:20
1337 円環的な結末 ハッピーエンドの『サラバ!』
西加奈子が長編小説『サラバ!』(第152回直木賞を受賞)を書くに当たって、マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』やイアン・マキューアンの『贖罪』を意識したかどうかは分からない。しかし、上下に及ぶ長編を読み終えての感想をいえば、この作品は2つの海外作家の名作と同様「円環的な結末」ということになる。 ...続きを見る

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2015/02/16 21:48
1334 野獣的行為と勝手な理屈  カッパドキアの地下都市を想起
「イスラム国」による湯川遥菜さんと後藤健二さん、ヨルダン軍のパイロットモアズ・カサスベ中尉の殺害のニュースに接して思ったのはトマス・モアとフランクリンの言葉だった。 ...続きを見る

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2015/02/05 12:40
1332 七福神に安寧祈る ペンの強さに陰り
シャルリー・エブドというフランス・パリの風刺週刊紙の本社に銃を持った3人の男が乱入し、12人が銃で殺された。イスラム過激派の犯行とみられるが、未解決の朝日新聞阪神支局事件を思い出した。「ペンは剣よりも強い」といわれる。しかし、昨今はペンの強さに陰りが見え出していることに、危惧を覚える。 ...続きを見る

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2015/01/08 18:13
1331 貫く棒のごとき生き方 正月雑感
去年今年(こぞことし)貫く棒のごときもの 高浜虚子 エーゲ海の日の出  ...続きを見る

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2015/01/05 11:46
1330 房総のムーミン谷 いすみ鉄道のお正月
お正月に売り出される福袋は、江戸時代から始まったという説があるが、詳しい由来はよく分からない。しかし現代日本の正月の恒例行事になっていることは間違いない。中国の観光客が東京のデパートを回って20個の福袋を買ったという報道もあるように、その中身はお買い得なのだろう。 ...続きを見る

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2015/01/03 22:17
1329 外交史料館で「マッサン展」 スコットランドとの交流史
「マッサン展」という風変わりな名前の特別展が、外務省外交史料館で開催中だ。東京・麻布台の飯倉公館に隣接した外交史料館別館をのぞくと、明治以降からの外交資料の常設展示のほかに、「マッサン展 竹鶴政孝と知られざる日本・スコットランド交流史」と題して、日本で初めてウイスキーをつくった竹鶴政孝関係の資料が展示されていた。 ...続きを見る

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2014/12/29 11:31
1328 人間賛歌・種まく人 ミレー展にて
ジャン=フランソワ・ミレーの「種まく人」(1850年)に触発されて、フィンセント・ファン・ゴッホが同じ題名の作品を描いた(1880年)ことはよく知られている。東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催中の「ボストン美術館・ミレー展」で見た「種まく人」は、岩波書店のシンボルマークなどで見慣れているせいか、懐かしさを覚える作品だった。一方、ゴッホはミレーの絵に対し「残念ながら色彩がない」と語り、同じ画題でまばゆいばかりの色彩表現の絵を描いた。2つの絵にはそれぞれの個性が表現されているといえよう。 ... ...続きを見る

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2014/12/28 17:03
1327 タイ・チェンマイに雪?が降る クリスマスのプレゼント!
タイ・チェンマイに住む友人から、「雪景色」の写真が届いた。チェンマイの目抜き通りに雪が積もっている。暖かいタイにも雪が降るほど、地球の気候変動は激しいのかと、一瞬思った。 ...続きを見る

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2014/12/27 09:09
1326 照明の陰影 LEDと現代
いま、照明はLEDの全盛時代になった。だが、いまから40年前の1974年当時、日本社会は室内照明に陰影を大事にする「ほの暗い時代」を迎えつつあった。いまでは考えられないことだが、そんな時代があったことを懐かしく思い出している。 ...続きを見る

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2014/12/24 22:29
1325 思い浮かべる漢字は「遠」 旅、選挙、大震災……
庭から出ると遊歩道がある。その植え込みの中から、一本だけ背が高くなった水仙の花が咲いた。自然の生命力が、悪条件を乗り越えて花を咲かせたようだ。正岡子規は「水仙の僅に咲て年くれぬ」(明治30年)という俳句をつくっている。きょうは23日だから、ことしも残り8日しかない。そんな年の暮れに、ことしの私自身を漢字一字に当てはめて振り返ると「遠」を思い浮かべるのだ。 ...続きを見る

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2014/12/23 15:51
1323 マスコミの役割いずこへ 2冊のジャーナリズム論を読む
最近の日本のマスコミ界は、何となくおかしい。時の政府を監視するという一番大事な役割を投げ捨て、政権にすり寄っている新聞、テレビが目についてしまう。マスコミ界から「へそ曲がり」がいなくなってしまったのか。そんなことはないはずだ……。こんなことに思い患っている昨今、マスコミについて語る2冊の本を読んだ。昔の本と新刊本である。 ...続きを見る

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2014/12/10 21:18
1321 太平洋戦争開戦から73年 「恐ろしい冒険」と記したチャーチル
風邪をひいて1週間、朝の散歩と公園でのラジオ体操をやめていた。今朝から再開したが、いつもの散歩の時間の6時過ぎでもまだ外は薄暗い。きょう12月8日は、73年前の1941年(昭和16)に日本軍がアメリカの真珠湾の攻撃を行い、太平洋戦争に突入した日である。 ...続きを見る

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2014/12/08 15:19
1320 おかしな解散の儀式 劣化する政治
衆議院が解散し12月14日に選挙が実施される。伊吹文明議長が解散の詔書を読み上げる際、「バンザイ」の声が途中で出てしまい、終わった後議長が「バンザイはここでやってください」と促すというおかしな解散の儀式だった。 ...続きを見る

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2014/11/21 14:41
1316 振り込め詐欺とパソコンの故障 疑う姿勢が大事
警察から電話があった。「あなたの名前、電話番号が摘発した振り込め詐欺グループの名簿にありました。対応を説明したい」という内容だ。私の電話番号は当初から電話帳には載せていないので、どうして振り込め詐欺グループが手に入れたのだろうか。ただ、私は多くの被害者がだまし取られたという高額の金を用立てることもできないから、詐欺グループがもし電話をしてきても徒労になるだろう。 ...続きを見る

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2014/11/11 23:03
1315 祭りのあとも チェンマイ幻想
一昨日、立冬のことを書き、タイ・チェンマイの「ロイクラトン祭り」(ロイカトン)についても触れた。チェンマイに住む友人からそのお祭りの写真が届いた。友人の部屋からは山の寺から上がるコームローイという小さな熱気球が見えるそうだから、幻想の世界のようだ。それを想像するだけでも楽しい。 ...続きを見る

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2014/11/09 10:29
1311 「戦争」を憎むシャガールの絵 チューリヒ美術館展をのぞく
マルク・シャガール(1887〜1985)の「戦争」を見た。大作の割には立ち止まる人が少なく、時間をかけることができた。国立新美術館で開催中の「チューリヒ美術館展」。展示された74点(絵画大半で一部が彫刻)は、画家たちの代表作といわれるものが多く、見ごたえがあったのだが、シャガールの「戦争」(1964〜66年作、1・63メートル×2・31メートル)が一番印象に残る作品だった。 ...続きを見る

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2014/10/27 21:41
1310 ラオス―日本―そしてインド ノンさんをめぐる心温まる話
昨今の国際情勢は、きな臭さが増している。中東でのイスラム過激派集団「イスラム国」の動きに呼応したカナダ国会での銃乱射事件は衝撃だった。ロシアとウクライナの情勢も解決の見通しはつかない。 ...続きを見る

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2014/10/26 18:28
1309 小さき者よ 友人へのメッセージ
「小さき者よ。不幸なそして同時に幸福なお前たちの父と母との祝福を胸にしめて人の世の旅に上れ。前途は遠い。そして暗い。然し恐れてはならぬ。恐れないものの前に道は開ける。行け。勇んで。小さき者よ」。これは明治―大正時代の作家、有島武郎の短編「小さき者よ」の終わりに出てくる言葉である。この言葉をきょう17日に、長男を出産した友人に贈った。 ...続きを見る

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2014/10/17 16:48
1306 マララさんにノーベル平和賞 不屈の少女の行動
女性の教育の権利を訴え続けているパキスタンのマララ・ユスフザイさん(17)=イギリス在住=とインドの児童人権活動家カイラシュ・サティアルティさん(60)が2014年のノーベル平和賞の受賞者に決まった。マララさんのことは、このブログでも取り上げている。受賞への祝福の思いを込めて、再掲する。 ...続きを見る

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2014/10/11 07:43
1305 進まぬジャーナリズムの変革 メデイァ批評15年のコラム集
朝日新聞の原発事故をめぐるいわゆる「吉田調書」と慰安婦に関する「吉田証言」の2つの誤報問題は、日本のジャーナリズムが危機的状況にあることを感じさせる。そんなときに新聞通信調査会が刊行した『ジャーナリズムよ メディア批評の15年』という本に目を通した。 ...続きを見る

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2014/10/06 11:07
1304 忘れられたなつめの木 秋を彩る楕円形の果実
「なつめの実青空のまま忘れらる 友岡子郷」。 ...続きを見る

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2014/10/01 14:08
1303 福島から季節の便り 「くだものの宝石箱」の取り組み
福島の知人から旬の果物、梨(二十世紀)が届いた。早速いただいた。瑞々しくて、甘い。「2014年 梨園たより」というパンフレットが同封されていた。そのパンフからは、原発事故の影響で苦労する果樹園の姿がしのばれた。 ...続きを見る

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2014/09/30 10:23
1301 国産ウイスキーをつくった竹鶴政孝の生涯 再読『ヒゲのウヰスキー誕生す』
先ごろ、イギリスからの独立の可否を問う住民投票があり、独立反対票が賛成票を上回り、イギリスにとどまることになったスコットランドは、スコッチウイスキーの生産で知られる地域である。18世紀までは、スコットランドの地酒に過ぎなかったウイスキーが、イギリスだけでなく全世界で飲まれるようになるのは、本格的な酒税導入の結果だと川又一英著『ヒゲのウヰスキー誕生す』(新潮社)の中に書かれている。 ...続きを見る

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2014/09/24 16:56
1292 hana物語(34) つぶやき11
「いい加減な飼い主のこと hanaのつぶやき」2月もあと1週間で終わりです。人間には寒い季節でしょうが、私のような犬には、夏に比べたらすごしやすい方です。きょうは、私の家で一番いい加減な「お父」の話をします。きょうの出来事です。 ...続きを見る

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2014/09/13 09:22
1288 hana物語(30) つぶやき7
「ああ!いい季節だ hanaのつぶやき(hana6歳)」  12月になって、私の体調はすこぶる(こんな表現は古いでしょうか)順調なのです。暑い夏に比べたら、いまは極楽です。私が一番多く時間を送っているのは居間なのですが、この一角にあるストーブからは暖かい風が流れてきています。そんな部屋にいると、すぐに眠くなって、ソファーに上がって横になってしまうのです。 ...続きを見る

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2014/09/09 08:31
1286 hana物語(28) つぶやき5
「車は最高 hanaのつぶやき」  人間の世界ではゴールデンウイークという休みの連続する日々が終わりました。この間、いつもならママと昼の時間を送っている私ですが、「お父」やお姉さんたちが家にいることが多く、私にとっては休日ではありませんでした。 ...続きを見る

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2014/09/07 19:14
1285 hana物語(27) つぶやき4
「私じゃないよ hanaのつぶやき」  私にとって、迷惑なことがありました。そのためについ、「お父」とママに文句を言ってしまいました。つい先日の夜のことです。リビングの一角にあるゴミ箱のゴミがあふれ、近くに少し散らばっていました。 ...続きを見る

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2014/09/06 21:40
1272 hana物語(14) 爪楊枝事件
hanaは、犬族の一員として旺盛な食欲を誇っていた。元気なころは朝夕の餌だけでは足りないのか、私たち家族が食べている人間食まで欲しがった。動物病院の獣医さんに言わせると、犬にはドッグフード以外は不要ということだが、よだれを流さんばかりのhanaの表情を見ていると、つい分けてやってしまう。 ...続きを見る

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2014/08/21 21:10
1271 hana物語(13) 3・11のこと
2011年3月11日の東日本大震災は私の「個人史」の中で特筆すべき事象であり、同じ思いの人たちは少なくないはずだ。11年という短い生涯だったhanaにとっても、衝撃的な大地震だったに違いない。当時我が家で産後の静養中の長女が留守番をしていた。赤ちゃんを抱えて、眠れぬ一夜を送った長女にとって、hanaの存在は大きな支えだった。 ...続きを見る

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2014/08/20 20:57
1269 hana物語(11) 一度だけの失敗
この文章を書いている私の部屋では、CDから静かな曲が流れている。ヨーゼフ・ハイドンの交響曲44番≪悲しみ≫(哀悼)だ。ハイドン自身が気に入っていた曲で、葬式には演奏してほしいと希望し、1809年にベルリンで行われた追悼際では第3楽章・アダージョが演奏されたという。私もこの曲が好きでよくCDを掛けている。そして私の足元にいつもhanaが寝転んでいた。 ...続きを見る

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2014/08/18 17:44
1268 hana物語(10) 私のお母さん
2013年8月5日は、hanaの初七日だった。犬に対しこんな言葉を使うことが適切かどうか分からないが、それまで居間に置いた遺骨と写真を床の間に移した。いずれ土に還す予定だったから、より大切にしたいと思ったからだ。 ...続きを見る

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2014/08/16 20:05
1267 hana物語(9) 後輩ハナとともに
hanaが旅立ってから、朝の散歩はやめた。その代わりに始めたのがラジオ体操だ。自宅から約200メートル離れた遊歩道の一角に大きな円形の花壇があり、その周囲が広場になっている。ここで近所の人たちが毎朝6時半からNHKの放送に合わせてラジオ体操をやっている。その数約40人。夏休み中だったため、小学生たちもその中に混じっていた。 ...続きを見る

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2014/08/15 19:05
1266 hana物語(8) 奇跡の犬
hanaが肝臓がんと診断されたとき、家族全員が間違いであってほしいと願った。しばらくすれば元気を取り戻してくれるのではないか、hanaの散歩の際に度々出会った先輩犬のラブラドールレトリーバーのように、「奇跡」が起こるのではないかと思ったのだった。 ...続きを見る

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2014/08/14 09:57
1264 犬と猫の受難の話 盲導犬が刺される時代……
最近、新聞に載った「盲導犬がけがをさせられた」という投書と友人がフェースブックに書いた「人を怖がる猫」の話が気になった。「犯罪や事件は時代を映す鏡」といわれるが、2つの動物虐待の事件は、21世紀前半の日本の姿を反映しているようで、暗澹とする思いがする。 ...続きを見る

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2014/08/11 09:27
1263 hana物語(6) 家族として生きた証
ゴールデンレトリーバーは、「金髪の回収犬」という意味があるそうだ。ハンターが撃ち落としたキジなどの獲物をくわえて、主人のもとへ運ぶ役割を担っていたのだ。それが物を拾うことが好きという習性となり、投げられたボールや棒を取ってくる遊びが大好きであることはよく知られている。 ...続きを見る

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2014/08/10 06:29
1262 hana物語(5) それぞれの旅立ち
hanaの闘病と死に対し友人からメールやブログへのコメントの形で多くのメッセージが寄せられた。前に書いたが、友人の一人からは「シリウスへの旅立ち」というメッセージをもらった。心のこもった便りの数々は、hanaにも伝わったに違いない。その中で2人の友人が愛犬の死をめぐるエピソードを書き送ってきた。 ...続きを見る

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2014/08/09 07:58
1261 一陣の涼風が アジア教育友好協会の本『輝く瞳とともに』
アジアの山岳地帯で学校を建設しているアジア教育友好協会という認定NPOがある。私も会員になっているこのNPOが、ことしで創立10周年を迎えた。ラオス、ベトナム、タイの山岳少数民族地帯で建設した学校は191校になる。10周年の記念に『輝く瞳とともに アジアの途上国に学校をつくった人たちの物語』(かんき出版)という本を出版した。この本には、どのようにしてAEFAが山岳少数民族地帯で学校建設に取り組み、村々に溶け込んだのか、支援者の声や現地の実情を中心に克明に記されている。 ...続きを見る

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2014/08/08 22:38
1260 hana物語(4) 別れの時
私は2006年からブログに興味を持ち、「小径を行く」という題名のブログを書き続けている。このブログでは、時々「hanaのつぶやき」と題して、hanaにまつわる話を登場させてきた。犬にどこまで思考能力があるかどうか議論が分かれるかもしれないが、私は「ある」と確信している。そしてhanaならこんな時こんなふうに思うだろうと想像し、hanaの立場で様々な日常的事象についてつぶやかせてみた。 ...続きを見る

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2014/08/08 08:45
1257 hana物語(1) あるゴールデンレトリーバー11歳の生涯 はじめに
わが家の飼い犬だったゴールデンレトリーバーのhanaが死んで1年が過ぎた。毎日写真では見ているが、最近は夢にも出てくることは少なくなった。そこで、hanaと暮らした日々を思い出すために、あらためて「hana物語」を掲載することにした。(昨年、掲載したものを編集し直しました) ...続きを見る

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2014/08/04 21:20
1250 マレーシア航空機撃墜で「藪の中」を考える 現実の機微は……
「藪の中」という言葉がある。広辞苑には「関係者の言うことが食い違っていて、真相が分からないこと」とある。芥川龍之介の短編小説『藪の中』が、この語源といわれる。ウクライナで起きたマレーシア航空機撃墜事件でも、ウクライナ対親露派・ロシアの言い分が対立している。 ...続きを見る

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2014/07/19 10:26
1249 若きエースの肱の故障 田中投手は「勤続疲労」なのか
大リーグ・ヤンキースの田中将大投手が、肘のけがで当分戦列を離れることになったというニュースは衝撃的だった。野球の投手にとって肘や肩の故障は致命的なことが少なくない。それだけに野球というスポーツで肘と肩には負担がかかっているといえるだろう。田中の故障については、得意球といわれる「スプリット」を多投したことが原因との見方も出ている。田中は25歳。これからが全盛期を迎える年齢だ。若さでけがを克服してほしいと思うのだが……。 ...続きを見る

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2014/07/12 20:46
1248 歴史・時間の空間に学んだのか 第1次世界大戦勃発100周年
あまり報道されていないが、ことしは第1次世界大戦勃発から100周年になる。さらに第2次大戦が終わって来年で70年になる。これだけの時間が経たのだから、世界も日本も落ち着いたかと思うのだが、そうはいかない。歴史的、時間的な空間が人類の成長にはつながっていないことに愕然とする。 ...続きを見る

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2014/07/09 22:39
1240 どこに行く微笑みの国 タイ・だれが賢いのか
タクシン派(赤シャツ)と反タクシン派(黄シャツ)が対立して混乱が続いているタイで、国軍がクーデターを起こし、プラユット陸軍司令官が首相代行になることを宣言し、インラック前首相らタクシン(元首相でインラック氏の兄、国外で亡命生活中)派の人々の身柄を拘束したという。微笑みの国といわれるタイだが、その微笑みはどこかに行ってしまった。 ...続きを見る

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2014/05/24 22:03
1239 故郷の原風景とは 盲目の詩人の静かな問いかけ
「コールサック」という詩誌に、金沢在住の詩人、うおずみ千尋さん(69)が「盲目の日に」という連載エッセイを載せている。最新号の78号には「故郷の風景―3月11日に寄せて―」と題して、うおずみさんが故郷の福島県いわき市で送った少女時代の思い出について書いている。 ...続きを見る

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2014/05/21 11:07
1232 死語でなかった「奴隷」という言葉  ナイジェリアの女子生徒誘拐事件に思う
ナイジェリアといえば、奴隷海岸を思い浮かべる。13世紀にポルトガルによってラゴスが建設され、奴隷貿易の拠点となり、その後17世紀から19世紀にかけてヨーロッパの貿易商たちはアフリカの人々をアメリカ大陸に奴隷として送り続け、ナイジェリアの海岸一帯は「奴隷海岸」といわれた。そんな歴史を持つナイジェリアで起きたイスラム過激派による多数の女子生徒誘拐事件は、パキスタンのマララさんの事件と符合するものだ。 ...続きを見る

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2014/05/08 09:50
1229 雪に負けず育つオリーブ 新潟で障害者の自立を支援
新潟は豪雪地帯である。その新潟でオリーブ栽培に取り組んでいる知人がいる。障害者の自立支援のNPO「ひなたの杜」を運営する橋元雄二さんだ。新潟市内の耕作放棄地を借りてオリーブを植え、障害者とともに育てているオリーブは順調に育ち、昨年から実をつけ始めた。 ...続きを見る

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2014/04/26 21:43
1227 機械とシステムが進化しても 大惨事に思うこと
乗客乗員239人を乗せたマレーシア航空機が行方不明のまま40日以上が過ぎた。発見の手掛かりがないまま、このニュースも途絶えがちだが、韓国では16日、全羅南道珍島近くで旅客船「セウォル」号が沈没、現在までの情報では修学旅行のソウル市内の高校生ら33人が死亡、269人の安否が不明(179人が救助され、修学旅行引率者の教頭が自殺した)という痛ましい事故が発生した。救助活動は難航しており、世界中の人々が息を詰める思いでニュースを見ているのではないか。 ...続きを見る

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2014/04/19 20:38
1226 「ぼく、いいものいっぱい」 異文化で生きる子どもたちの絵本
「ぼく、いいものいっぱい―日本語で学ぶ子どもたち―」(子どもの未来社)という絵本が出版された。海外から日本にやってきた子どもたちを教える日本語学級で、長い間教師をしていた知人の善元幸夫さん(63)が丸山誠司さんの協力で絵本にまとめたものだ。 ...続きを見る

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2014/04/11 22:40
1219 南米の旅―ハチドリ紀行(8) 胸を突かれた言葉
「あんなに値引きをさせたら、かわいそうだ」。マチュピチュへの拠点の一つ、ウルバンバのホテルの玄関わきには、ウールのセーターをはじめとする毛製品や雑貨などさまざまなペルーの民芸品を売る女性が陣取っていた。泊り客の日本人を目当てに、ホテルの了解を得て店を広げているのだろう。その女性たちに対し日本人観光客がかなり激しく値引きを求める姿があり、私たちを迎えにきたガイドが冒頭の言葉をつぶやいたのだった。 ...続きを見る

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2014/03/26 07:44
1212 南米の旅―ハチドリ紀行(1) 4万キロ、10回の飛行機乗り継ぎ
南米に行ってきた。往復4万キロ、飛行機を計10回乗り継いだ旅は、決して楽なものではなかった。それでも心に残る風景や人に出会った。スケールの大きい自然と歴史の驚異に接し、疲れも忘れた。南米・アマゾンには「ハチドリのひとしずく」という言葉がある。南米の象徴ともいえるハチドリをサブタイトルとして、今回の旅の模様を記すことにする。 ...続きを見る

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2014/03/17 16:01
1210 したいことに理屈をつける人間 3月は交替の季節
前回のブログに引き続き「言葉の贈物」(岩波文庫)からの引用。「理性ある動物、人間とは、まことに都合のいいものである。したいと思うことなら、何にだって理由を見つけることも、理屈をつけることもできるのだから」。米国の政治家・科学者で「建国の父の一人」(独立宣言の起草委員)といわれるベンジャミン・フランクリン(1706−1790)の言葉である。 ...続きを見る

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2014/03/02 17:20
1209 現代の状況を見通していた?ゲーテ 賢明に身を保つこととは
「人はいつも考えているものだよ」とゲーテは笑いながらいった。「利口になるには年をとらねばいけないねとね。だが、実のところ、人は年をとると、以前のように賢明に身を保つことは難しくなってくる」―。これはドイツの詩人で作家のヨハン・ペーター・エッカーマン(1792年−1854年)による「ゲーテとの対話」の一節(岩波文庫・ことばの贈物)だ。昨今、著名人による言葉の軽さ、賢明さとはかけ離れた言動が目につく。わが身を振り返っても、ゲーテの言葉は耳が痛い。 ...続きを見る

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2014/02/28 10:42
1203 相次ぐ人気車種のリコール ソチ五輪の陰で
ソチ五輪のニュースが大きく扱われている中で、11日と13日の新聞に日本の代表的自動車メーカーであるホンダとトヨタの人気車種、ハイブリット・フィット(ホンダ)、プリウス(トヨタ)のリコールの記事が載っている。対象の車はフィットが8万1000台、プリウスは日本だけでも99万7千台だという。こんな記事を見ていると、本当に安心して車に乗っていいのか不安になる。若者の車離れが加速するのも当然かもしれない。 ...続きを見る

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2014/02/13 14:26
1199 風が頬を打つ立春の朝 福島の悲惨な現実
「春は名のみの風の寒さや…」という歌い出しの「早春賦」(吉丸一昌作詞、中田章作曲)を思い浮かべるような、立春の朝である。昨日とは一転して、天気は冬に戻ってしまった。ソプラノ歌手・鮫島有美子の「四季」のCDには79曲の最初にこの曲が入っている。米良美一編「日本のうた300、やすらぎの世界」(講談社)の「郷愁」の章の中でも紹介されており、101年(1913年・大正2年の発表)という時代を経ても色あせない歌なのだろう。歌を聴きながら、その詞の意味をかみしめた。 ...続きを見る

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2014/02/04 10:34
1196 あるジャーナリストの憂鬱な日々 「こんな人がNHKに」
仙台在住のジャーナリスト・松舘忠樹さん(元NHK記者)は、東日本大震災後の2011年12月から被災地の復興の動きを「震災in仙台」と題し、ブログで書き続けている。地道に、丹念に取材したブログは被災地と被災者の姿を追った貴重な記録となっている。そのブログで、松舘さんが怒りの声を上げている。古巣のNHK会長に就任した籾井勝人氏の従軍慰安婦をめぐる発言のことである。民放や新聞の報道で籾井氏の発言を知り、あきれたものだが、その思いを松舘さんのブログは代弁してくれた。改めてここに再掲する。 ...続きを見る

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2014/01/31 09:03
1195 マー君の契約にため息 重圧との戦いも
無芸大食(最近は小食の方か)の身には、全く別の世界の話のように思ったのは、マー君こと楽天の田中将大投手の大リーグヤンキースへの移籍の話だ。ポスティングシステムで移籍が決まったマー君は、年俸総額1億5500万ドル(日本円で161億5000万円)で7年契約を結んだという。IT長者も驚く巨額である。これぞ「アメリカンドリーム」ということなのだろうが、驚きと同時にため息が出てしまった。 ...続きを見る

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2014/01/23 22:02
1190 少なくなった体操仲間 水泉動(すいせんうごく)の朝
2カ月近く休んでいた朝のラジオ体操に参加した。凍てつく朝。日の出の時刻は午前6時50分前後なので、体操をやる遊歩道の一角は少しずつ明るさが増している状態だ。それにしても見慣れていた以前の光景とは様変わりなのに驚いた。集まった人数は私を入れて12人しかいないからだ。夏休みの時期には子どもたちを含めて60人近い人数が集まるというのに、あまりの変わりようなのだ。寒さは人間には敵なのだと思う。 ...続きを見る

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2014/01/14 10:10
1188 16歳少女の不屈の志 「わたしはマララ」を読む
パキスタンのマララ・ユスフザイさんは16歳の少女である。同世代でマララさんほど世界に名を知られた少女はいないだろう。女性にも教育の機会をと訴え続け、イスラム過激派のタリバンによって頭を銃撃されたマララさんは奇跡的に命の危機を脱し、2013年国連で「学校に行けない子どもたちのために1冊の本と1本のペンを」とスピーチした。 ...続きを見る

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2014/01/08 21:52
1187 時の鐘に惹かれて 小江戸川越の七福神めぐり
日本各地には「七福神」を祀る寺社が少なくない。小江戸と呼ばれるかつての城下町、埼玉県川越市に「小江戸川越七福神」があるというので、過日、運動を兼ねて7つの寺を巡った。 ...続きを見る

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2014/01/06 16:14
1182 たった一枚の写真でも すがすがしさとおぞましさ
たった一枚でも写真の力は大きい―。そんなことを考えながら、日本橋三越で開催中の2013年報道写真展(東京写真記者協会主催)のグランプリ作品「見せましょう!日本の底力を」を見た。一方、同じ写真でも北朝鮮が国営メディアを通じて公表したNO2・張成沢氏が政治局拡大会議場から拘束される姿、裁判所で手縄付きで拘束される姿の2枚は、独裁国家のプロパガンダ写真であり、おぞましい思いで見た。 ...続きを見る

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2013/12/18 17:02
1173 身体痛めて情け知る 空港での心温まる話 タイへの旅(1)
つい、先日タイを旅した。第2の都市といわれるチェンマイには奥さんとともに10年近くロングスティをしている友人がいる。この友人のことは後に触れることにして、今回は昔のことわざである「旅は道連れ 世は情け」(旅は心 世は情け、とも言う)を思い出させる出来事に遭遇したことを記したい。 ...続きを見る

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2013/12/03 16:07
1172 ユーモア精神あふれるものは?間投詞について
イギリスでは、バンザイを意味する言葉として「hooray」という間投詞(感動して、不意に叫んだ言葉)があり、女王陛下万歳は「Hooay for the Queen!」ないし「Hurray for the Queen!」というそうだ。24日に千秋楽を迎えた大相撲九州場所14日目で大関・稀勢の里が全勝の横綱・白鵬に勝った際、福岡国際センターに詰めかけた観衆から「バンザイ」の声を上がった。ふがいなかった日本人力士がモンゴル出身の大横綱に勝ったことにファンの気持ちが盛り上がったのだろうが、白鵬の気持... ...続きを見る

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2013/11/25 10:06
1162 鳥威(とりおどし)の季節 寒露は名ばかりの暑さ
24節気のうちの「寒露」が過ぎたばかりだ。露が冷たく感じられてくるころのことを言い、空気は澄み、夜空にさえざえと月が明るい季節(東邦出版・日本の七十二候を楽しむ、より)だという。それにしても、ここ数日、真夏が戻ったような暑さが続いている。寒露はどこへ行ってしまったのだろうか。 ...続きを見る

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2013/10/10 21:56
1160 心和む曼珠沙華 あまちゃん終わり、やがて悲しき
「曼珠沙華抱くほどとれど母恋し」(中村汀女)=彼岸のころは野一面に、曼珠沙華が真っ赤に咲いている。作者は娘の心にかえって、それを両手いっぱい摘み取った。その心の高ぶりが、母の思い出をさそうのである(山本健吉編、句歌歳時記秋)。 ...続きを見る

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2013/09/29 12:01
1159 墓参の道の吾亦紅(われもこう) 赤いろうそくの意味は
先日のお彼岸、郷里で法事があった。父の70回忌、祖母の37回忌、母の27回忌を合同でやった。父だけが70回忌というのは太平洋戦争に召集され、1945年4月に戦死したからだ。墓参りをする前に、家の中の仏壇の前で浄土真宗の住職が経をあげた。仏壇には赤いろうそくが灯された。経が終わると、住職が赤いろうそくの意味など、浄土真宗の特徴を話してくれた。 ...続きを見る

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2013/09/25 10:31
1158 hana物語 番外編3 中秋の名月を一緒に見る
今夜は旧暦8月15日の満月で「中秋の名月」だった。15夜とも呼ぶ。この夜に月が雲に隠れて見えないことを「無月」、雨が降ることを「雨月」というそうだが、幸い、このところ好天が続き、今夜も名月が私たちの頭上に輝いた。庭に出ると、肌寒い。hanaが眠る庭にも月明かりが注いでいる。椅子に座ってワインを飲んだ。hanaも私のそばで名月を見上げているような錯覚を抱いた。 ...続きを見る

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2013/09/19 22:23
1156 hana物語番外編2 台風接近の中での別れ
台風18号が接近している。きょう15日は朝から強い雨が降っていた。だが、昼近くから晴れ間がのぞいた。hanaの49日には少し早いが、床の間に飾っておいた遺骨を庭に埋めてやることにした。いわば「埋葬」である。その場所は、前から決めていたように、金木犀と夏椿の間にした。居間からよく見える場所であり、さびしがり屋のhanaには一番落ち着くのではないかと思う。 ...続きを見る

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2013/09/15 22:31
1155 あるジャーナリストの2年半を迎えての記 裏切られた被災地
「2年半前、あまりの被害の大きさに私たちはたじろいだ。犠牲者の人数もけた違いだった。しかし、この豊かな日本社会だ。ほどなく人々の生活を立て直す力があるはずだ。誰もがそう信じたが、想いは裏切られた。被災地の人々は奥歯に何かがはさまったような、何かはぐらかされたような気持のまま、この日を迎えた」。東日本大震災から2年半を迎えて、仙台市に住む友人のジャーナリスト、松舘忠樹さんは、自身のブログ「震災日誌in仙台」にこう書いた。 ...続きを見る

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2013/09/12 14:26
1154 大震災から2年半の海外での事件 カッパドキアの悲劇
トルコの世界遺産、カッパドキアで旅行中の新潟大学の女子学生2人がゼミ渓谷で男に襲われ、1人が死亡、もう1人は重傷負う事件が起きた。親日的で安全な地域といわれたカッパドキアでもこんな事件があったことに驚いた人は少なくないだろう。ちょうど1年前の昨年9月、トルコを旅し、カッパドキアにも行った。10日の旅の中でも特に印象が深い街だった。その写真を見ながら、女子学生の無念さを思い、心を痛めた。 ...続きを見る

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2013/09/10 23:41
1152 つかの間の喜悦〜それはまたつかの間に地に堕ちる 五輪と古代ギリシャ詩人
2020年の夏の五輪(第32回)・パラリンピック開催地に東京が決まった。アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催されているIOC総会の中継のテレビ映像を、早朝から見ていた人は多いだろう。歓喜に沸くシーンを繰り返し流すテレビの映像を見ながら、最近読んだばかりの詩の一節を思い浮かべた。その詩は、古代ギリシャの詩人、ピンダロスの古代オリンピックの讃歌だ。 ...続きを見る

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2013/09/08 10:59
1151 追悼・遠藤正芳さん 教育への思い遥か
知人の遠藤正芳さんが8月初めに亡くなった。66年の生涯だった。もう少し早く、追悼のブログを載せたいと思っていたが、きょうになってしまった。穏やかな表情の遠藤さんを思い出しながら、このブログを書いている。以前、私は何度か遠藤さんにインタビューし、彼に関する記事3本を書いた。以下にそれを追悼の意味を込めて転載する。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「元... ...続きを見る

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2013/09/04 22:00
1150 ラジオ体操の効用 被災地ではおらほの…
飼い犬がこの世を去ってから、朝の散歩の代わりに始めたのがラジオ体操だ。近所の公園前の遊歩道の広場で町内会の有志が中心になって始まったのが、いまでは50人近い集まりになっている。8月初めから参加してちょうど1カ月が過ぎ、ようやく体も慣れてきた感じがする。義務教育時代はいやいややっていたはずだが、一応体は覚えていて、何とか間違わずに終えることができるようになった。 ...続きを見る

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2013/09/03 15:20
1154 hana物語 あるゴールデンレトリーバー11年の生涯(20)完 輪廻転生〜いつの日か
「輪廻転生」。霊魂がこの世に何回も生まれ変わってくるという意味で、多くの宗教でこの考え方が存在するという。私は突き詰めて考えたことはなく、信じてもいないのだが、なぜかhanaが生きている間から「この子は今度生まれ変わるとしたら私たちの子どもになりたいと思っているのかもしれないな」などという、とりとめのない会話を家族の間で何回か交わしたことがある。こんなに早く、私たち家族の前から消えてしまうとは、思ってもいなかった当時のことだ。いま、何かを考えるような表情をした写真を見ながら、hanaは最期の日々... ...続きを見る

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2013/09/01 15:27
1153 hana物語 あるゴールデンレトリーバー11年の生涯(19)月命日・猛暑が続く中で
hanaがこの世を去って1カ月が過ぎた。hanaが死んだのは7月30日だから、きょう8月30日は「月命日」ということになる。仏教用語では「祥月命日」という、一周忌以降の故人の亡くなった月日(命日)と同じ月日のことを指す言葉もあり、ややこしいが、いずれにしても時間の過ぎるのは早く、あの悲しみの日から多くの時間が流れた。 ...続きを見る

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2013/08/30 16:30
1152 hana物語 あるゴールデンレトリーバー11年の生涯(18)たまには私だって
犬を主人公にした小説で一番心に残っているのは、ジャック・ロンドンの「野性の呼び声」だ。アメリカ、カリフォルニアの判事の家でのんびり暮らしていた大型犬バックが、庭師に盗まれてゴールドラッシュに沸くアメリカとカナダ国境へと売られ、過酷な犬ぞり隊に組み込まれ、いつしか野性を取り戻していくという話である。hanaはイギリスが原産のゴールデンレトリーバーという犬種で、かつては狩猟犬といわれた。野生の呼び声のバックとは対照的に穏和な性格で、怒った姿を見ることは少なかった。 ...続きを見る

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2013/08/29 10:57
1151 hana物語 あるゴールデンレトリーバー11年の生涯(17)問題行動のわけは?
hanaの散歩コースだった調整池周辺の遊歩道は、早朝だとだれにも出会わないときも少なくなかった。排泄が終わり、それを拾ってからリードを外して首輪だけにしてやると、hanaは喜んで走り出す。いい運動になるのだが、ちょっと目を離すと遊歩道からそれて、すり鉢状になった池の方へと入り込んでいき、雑草の中を駆け回る。それだけならいいのだが、始末が悪いことにその周辺には別の犬たちの排泄物がかなりある。そして、hanaは問題行動を起こしたのだ。 ...続きを見る

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2013/08/28 08:27
1149 hana物語 あるゴールデンレトリーバー11年の生涯(15)誕生日が過ぎて
hanaは2002年7月1日の生まれで、この夏11歳になった。それから30日間でこの世を去ったが、毎年祝った誕生日のことが忘れることができない。それはユーモラスであり、hanaにとっては、ごちそうにありつける記念日でもあったはずだ。その誕生日を1回だけうっかり忘れていたことがあった。6歳になった2008年7月1日のことだった。 ...続きを見る

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2013/08/26 10:38
1147 hana物語 あるゴールデンレトリーバー11年の生涯(13)奇跡の犬
hanaが肝臓がんと診断されたとき、家族全員が間違いであってほしいと願った。しばらくすれば元気を取り戻してくれるのではないか、hanaの散歩の際に度々出会った先輩犬のラブラドールレトリーバーのように、「奇跡」が起こるのではないかと思ったのだった。 ...続きを見る

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2013/08/19 20:32
1146 hana物語 あるゴールデンレトリーバー11年の生涯(12)爪楊枝事件
hanaは、犬族の一員として旺盛な食欲を誇っていた。元気なころは朝夕の餌だけでは足りないのか、私たち家族が食べている人間食まで欲しがった。動物病院の獣医さんに言わせると、犬にはドッグフード以外は不要ということだが、よだれを流さんばかりのhanaの表情を見ていると、つい分けてやってしまう。それが原因で大騒ぎになったことがある。7歳が過ぎた2009年9月、hanaが爪楊枝を飲み込んでしまったのだ。 ...続きを見る

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2013/08/16 17:10
1145 hana物語 あるゴールデンレトリーバー11年の生涯(11)3・11のこと
2011年3月11日の東日本大震災は私の「個人史」の中で特筆すべき事象であり、同じ思いの人たちは少なくないはずだ。11年という短い生涯だったhanaにとっても、衝撃的な大地震だったに違いない。当時我が家で産後の静養中の長女が留守番をしていた。赤ちゃんを抱えて、眠れぬ一夜を送った長女にとって、hanaの存在は大きな支えだった。 ...続きを見る

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2013/08/15 10:48
1144 hana物語 あるゴールデンレトリーバー11年の生涯(10)それぞれの旅立ち
hanaの闘病と死に対し友人からメールやこのブログへのコメントの形で多くのメッセージが寄せられた。3回目で書いた「シリウスへの旅立ち」も友人からのメッセージを基にしたものだ。心のこもった便りの数々は、hanaにも伝わったに違いない。今回は2人の友人の犬をめぐるエピソードを書いてみる。 ...続きを見る

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2013/08/14 07:04
1141 hana物語 あるゴールデンレトリーバー11年の生涯(7)家族として生きた証
ゴールデンレトリーバーは、「金髪の回収犬」という意味があるそうだ。ハンターが撃ち落としたキジなどの獲物をくわえて、主人のもとへ運ぶ役割を担っていたのだ。それが物を拾うことが好きという習性となり、投げられたボールや棒を取ってくる遊びが大好きであることはよく知られている。同時に人なつこいという点では他の犬たちと比べて抜きん出ている。番犬には不向きであることは、コメディアンの志村けんさんの自宅に泥棒が入った際、2匹のゴールデンレトリーバーが泥棒と仲良くなってしまい、全く役に立たなかったことでもよく... ...続きを見る

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2013/08/09 21:20
1140 hana物語 あるゴールデンレトリーバー11年の生涯(6)後輩ハナとともに
hanaが旅立ってから、朝の散歩はしていない。その代わりに始めたのがラジオ体操だ。自宅から約200メートル離れた遊歩道の一角に大きな円形の花壇があり、その周囲が広場になっている。ここで近所の人たちが毎朝6時半からNHKの放送に合わせてラジオ体操をやっている。その数約40人。夏休み中のため、小学生たちもその中に混じっている。 ...続きを見る

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2013/08/07 14:39
1139 hana物語 あるゴールデンレトリーバー11年の生涯(5)一度だけの失敗
このブログを書いている私の部屋では、CDから静かな曲が流れている。ヨーゼフ・ハイドンの交響曲44番≪悲しみ≫(哀悼)だ。ハイドン自身が気に入っていた曲で、葬式には演奏してほしいと希望し、1809年にベルリンで行われた追悼際では第3楽章・アダージョが演奏されたという。私もこの曲が好きでよくCDを掛けている。そして私の足元にいつもhanaが寝転んでいた。 ...続きを見る

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2013/08/06 10:00
1138 hana物語 あるゴールデンレトリーバー11年の生涯(4)私のお母さん
きょう8月5日は、hanaの初七日だ。犬に対しこんな言葉を使うことが適切かどうか分からないが、これまで居間に置いた遺骨と写真を床の間に移した。いずれ土に還す予定だ。夕方、hanaとの散歩コースだった調整池の周囲を一人で歩いた。日中の猛暑が少し和らぎ、池の方から涼しい風が吹いてくる。西の空には夕焼け雲が浮かんでいる。hanaがいなくなったことを実感する。 ...続きを見る

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2013/08/05 18:58
1137 hana物語 あるゴールデンレトリーバー11年の生涯(3) シリウスへの旅立ち
「地球から見える最も光っている一等星シリウス。冬に見える『おおいぬ座』群のリーダー役です。オリオンの近くにあるので簡単に見つけることができます。ハナちゃんはここに帰ったのでしょう」。こんなメッセージが、友人の一人から寄せられた。私は友人のメッセージのように、これからはシリウスからhanaが私たちを見守ってくれていると思うことにする。つらいのだが、今回はhanaの旅立ちの模様を報告する。 ...続きを見る

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2013/08/04 19:00
1136 hana物語 あるゴールデンレトリーバー11年の生涯(2) 病に倒れても 
動物病院で肝臓に腫瘍が見つかった翌日から、エサは医師の指示で少量ずつを4、5回に分けて食べさせ始めた。しかしドッグフードをエサ用の容器からでは食べようとせず、私たち家族の掌に乗せると、少しだが食べてくれた。散歩にも出る気力はあるが、足元がおぼつかないためその距離は家の周辺200メートルくらいと短い。この1日後、私と妻は子どもたち(2人の娘とその家族)にhanaを任せ、以前から予定していたベトナム・カンボジアの旅に出た。 ...続きを見る

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2013/08/03 16:57
1135 hana物語 あるゴールデンレトリーバー11年の生涯(1) 友よ家族よ
このブログを始めたのは2006年9月のことだった。スタートに当たって、ブログ名を「小径を行く」に決め、紹介文を次のように書いた。「ゴールデンレトリーバー『hana』との散歩を日課にしています。大雨を調整するための人工池の周囲やけやき並木の遊歩道を歩きながら、現代世相について諸々考えることがあります。そんな日常の中で思ったこと、考えたことをつづっていきます」と。 ...続きを見る

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2013/08/02 17:14
1134 人の生き方を問いかけるアニメ 宮崎駿監督の「風立ちぬ」
どんな世の中でも自分の仕事に打ち込む姿は悪くはない。政治や社会情勢に引きずられることなく、仕事ができれば幸せなことだ。宮崎駿監督のアニメ「風立ちぬ」を見て、そう思った。 ...続きを見る

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2013/07/27 06:00
1126 都市部のマンションにヤモリ 益虫・害虫の話
子どものころの夏の楽しみというか、遊びは近くの山に行ってクワガタを取ってきて、雄同士で戦わせることだった。クワガタの雄には、角のように見える大きな顎があり、それが武器になるのだ。クワガタに比べてカブトムシはどこにでもいて価値が低かった。慣れというのはおかしなもので、庭先で昆虫を見てもあまり驚かない。だが、大都会のマンションにヤモリが出没することを聞いて、ヤモリの奴、なかなかやるものだと感心した。 ...続きを見る

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2013/07/05 20:37
1124 望郷の思いで聞く名曲 友人のシャンソンコンサートにて
美しい故郷をすてて若者は都会に出ていく。そして長い年月が過ぎる。でも故郷の山はいまも美しい……。シャンソン「ふるさとの山」はこんな曲だ。6月29日夜、東京・神楽坂のライブホール・TheGLEEで開かれた友人のシャンソン歌手・斉藤信之さんのコンサート。ピアノの弾き語りで斉藤さんが最初に歌ったのが「ふるさとの山」という曲だった。途中から、斉藤さんはさりげなく、ピアノの伴奏を日本の名曲「故郷」(ふるさと)に変え、誰でも知っている懐かしい歌の合唱が会場内を包んだ。 ...続きを見る

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2013/07/01 13:51
1118 「芸術そして、つながる心と心」 パリで元校長「フクシマの子どもたち」を語る
ことし3月まで福島県の小学校で校長をしていた知人の宍戸仙助さんが最近パリに行き、原発事故の福島の子どもたちについて語った。元校長による、海外出前授業だ。フランスの人たちは、宍戸さんの話にどんな反応を見せたのだろうか。宍戸さんから、パリの出前授業に至る経過や出前授業の様子についての記録が届いた。以下にその全文と写真を掲載する。 ...続きを見る

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2013/06/07 19:16
1116 社会福祉士になった74歳の知人 北海道の旅にて
高齢化社会である。周囲を見渡すと60歳を過ぎても継続雇用で働く人が大半だ。札幌で暮らす知人は現在74歳。悪名高い名称の「後期高齢者」まであと1年なのだが、最近「社会福祉士」という福祉の3大国家資格(他の2つは精神保健福祉士、介護福祉士)の1つの試験に見事合格した。6月3日、月曜日からは札幌市内の小学校で「学びのサポーター」として、子どもたちに接するボランティア活動を始める。 ...続きを見る

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2013/06/02 21:49
1115 ハトが生け垣に巣作り  欧米の動物愛護の常識は
わが家の庭の生け垣(ヒイラギモクセイ)にハトが巣をつくっているのを知ったのは、10日前のことだ。朝、犬の散歩から帰ってくると、どこかでハトが鳴いている。その声はいやに近い。よく見てみるとハナミズキの木の後ろにある生け垣の間から、ハトの姿がちらちらしている。迷惑にもならないので、毎日巣づくりを観察しているこのごろだ。 ...続きを見る

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2013/05/28 07:09
1114 「関白」ゆかりのホテルにて 子どもの歓声戻った大洗
久しぶりに茨城・大洗を訪れた。海岸は白い波頭が目立ち、2年前のあの日(東日本大震災)のことを想像した。大洗の海岸に面する大洗シーサイドホテルに泊まった。このホテルはアマチュア野球界の神様的存在の故石井藤吉郎さん(1924〜1999)の生家が営み、ホテルのロビーには、トロフィーなど石井さんゆかりの品が展示されていた。東日本大震災で震度5強の揺れと5メートル近くの大津波に見舞われた大洗の町は、復興の歩みを速めていた。 ...続きを見る

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2013/05/24 21:18
1113 まとめて読書 系統なき乱読の日々
最近、読んだ本のことをあまり書いていない。そこで、まとめて最近読んだ本について記してみる。小説とノンフィクションが半々だ。以下、その題名(著者)と寸評。あくまでも私自身の感想であることをおことわりしておく。 ...続きを見る

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2013/05/22 09:25
1112 被災地で見た野犬の話 わが家のhanaの話がアマゾン・キンドル本に
朝のテレビを見ていたら、16歳3カ月のゴールデンレトリーバーが出ていた。東京・渋谷の蕎麦屋の看板犬で、街の人に愛されているという。人間なら100歳を超える「おばあちゃんわんこ」と、ナレーションのアナウンサーが紹介していたが、なかなかいい表情をしており、歳を感じさせなかった。同じ種類のわが家の犬が最近体調不良なので、元気な先輩犬の存在が印象に残った。 ...続きを見る

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2013/05/21 16:52
1107 富士山は特別な存在 ようやく世界遺産(文化)登録へ
富士山を嫌いだと思う人はいないのではないか。日本のシンボルとして、だれでもが美しい山容に畏敬を抱いているといっていい。その富士山がようやくユネスコ・国際記念物遺跡会議(ICOMOS、イコモス)から世界遺産に登録されることになった。これまで富士山が世界遺産に登録されないことが7不思議の一つといわれただけに「ようやく」という言葉を使ってしまう。その世界遺産だが、富士山が登録されるのは「自然遺産」ではなく「文化遺産」の方だというから、苦肉の策のように思える。 ...続きを見る

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2013/05/01 14:39
1106 村上本はなぜ売れる 居酒屋談義2 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」
村上春樹の新刊本「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」が発売から1週間で100万部を超えたそうだ。発売元の文藝春秋は笑いが止まらないだろう。社員は夏のボーナス増を期待しているのではないか。一方、「1Q84」など多くの村上本を出している新潮社は、残念無念の思いで今回の村上本騒動を見ていることと想像する。行きつけの居酒屋で、中年のサラリーマン2人が新しい本を話題にビールを飲んでいた。「1Q84」の時もそうだったが、村上春樹の新刊本は社会現象になるようだ。以下、2人の会話。 ...続きを見る

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2013/04/25 11:58
1105 ミニコンポの修理で知った現実 使い捨て時代を実感
ある国内メーカーのミニコンポを使っている。2006年8月に購入したもので、使い出して間もなく7年なる。最近、CDを入れても音が出なくなったので修理を頼んだ。 ...続きを見る

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2013/04/22 21:28
1095 たばこ悪者の時代の頑固な友人 米ではついに千円条例
米国最大の都市ニューヨーク市は、喫煙対策強化のために、たばこ1箱当たりの最低販売価格を10・50ドル(約1000円)にすることなどを盛り込んだ条例案を市議会に提出したという記事が先週出ていた。日本でも一時、たばこ1000円説が話題になったが、立ち消えになった。わが家の近くにある遊歩道のベンチの周辺では、たばこの吸い殻が散乱しているのをよく見かける。1000円時代になれば、そんな光景もなくなるかもしれない。 ...続きを見る

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2013/03/25 16:03
1090 鈍牛・知性派首相の生涯 辻井喬・茜色の空
自民党の現職の総理大臣(首相)だった大平正芳氏が急死したのは1980年(昭和55)6月12日のことである。大平内閣の不信任決議案が可決され、衆院を解散した大平氏は、5月30日の公示日、新宿で第一声の街頭演説をしたあと体調不良となり、翌日虎ノ門病院に緊急入院した。一時は回復するかに見えたが、12日朝、容態が急変、心筋梗塞のため70歳3カ月で亡くなった。辻井喬の「茜色の空」を読んだ。「鈍牛」といわれ、「アー、ウー」が代名詞だった大平氏の評伝ともいえる小説だ。サブタイトルに「哲人政治家・大平正芳の生涯... ...続きを見る

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2013/02/26 16:38
1089 日本初の小児がんの夢の病院が完成 行政の無知で全面オープンに難題
神戸市中央区のポートアイランドに小児がんと闘う子どもと家族のための「夢の病院・チャイルド・ケモ・ハウス」がほぼ完成した。NPOチャイルド・ケモ・ハウスが各方面の支援を得て総工費7億円で建設した日本初の小児がん専門治療施設だ。4月からオープン予定だが、隣接する公園をつぶして市立病院の看護師寮を建設するという話が持ち上がり、施設の全面的利用ができなくなるという難題が持ち上がっている。このほど施設を見学して、問題点が浮上していることを知った。 ...続きを見る

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2013/02/22 11:34
1088 選手の人生狂わす五輪 ピストリウスお前もか
義足のランナーとしてロンドン五輪に出場した南アフリカのオスカー・ピストリウス選手(26)が恋人で弁護士の女性を射殺した事件が注目を集めている。私もこのブログで過去2回、ピストリウス選手のことを取り上げている。殺人事件に加え、ドーピング疑惑も出ているという。五輪出場によって彼は変わってしまったのだろうか。 ...続きを見る

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2013/02/21 13:18
1087 「雨水」は過ぎたが… 日中の雪解けはあるのか
ことしの「雨水」は2月18日だった。気象予報士が判を押したように、この日のことを解説していた。24節気では、空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころのことを言い、寒さも峠を越える時期だそうだと。ところが、この冬(立春がとうに過ぎたので春になっているが)の寒さは厳しく、昨19日は雪が舞い、私の家の周辺では積雪もあった。毎朝の散歩には防寒用の上下と帽子、マスクが欠かせない。それでも日の出が次第に早くなり、早朝の散歩にカメラが必需品になったこのごろだ。 ...続きを見る

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2013/02/20 16:29
1084 謙虚な指導者像 新島襄と自責の杖、そして八重
ことしのNHK大河ドラマ「八重の桜」は、福島県会津若松出身で、同志社大学の創設者新島襄の妻・新島八重の生涯を描いている。同志社出身の作家、福本武久は八重を主人公に2冊の小説(「小説・新島八重 会津おんな戦記」「新島襄とその妻」を書いている。 ...続きを見る

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2013/02/04 15:57
1081 小さな劇にすぎなくとも 琵琶湖近くの「故郷の廃家」の物語
「故郷」とはなんだろう。辞書には「生まれ育った土地。ふるさと。郷里」などとある。「東京生まれだから故郷はない」と話す人もいるように、この言葉が地方を強くイメージしていると受け止めていいだろう。 ...続きを見る

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2013/01/24 14:55
1080 「いのちの賛歌」とアルジェリア人質事件の被害者たち 尊厳・最高の価値のはずなのに
友人のブログ「冬尋坊日記」の最新の記事にマザー・テレサの「いのちの賛歌」という詩のことが出ていた。その詩を読みながら、アルジェリアのイスラム武装勢力による人質事件のことを考えた。現地でプラント建設に当たっていた日本人を含む多くの命がこの事件で失われたからだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ いのちは美、感嘆しよう  いのちはチャンス、活用しよう ... ...続きを見る

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2013/01/23 11:48
1078 老いることはこうも悲しい 「山田洋次監督の「東京家族」
老いるということは、こうも悲しいのだろうか。この映画を見て、そう思った。人は喜んで老いているわけではない。だが、だれもがいつしか老いていき、社会からも家族からも余計な存在として扱われてしまう。 ...続きを見る

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2013/01/20 20:51
1076 「3月2日を忘れないで」 中国残留孤児ボランティアからの便り
「3月2日を忘れないでください」と書いた手紙が届いた。送ってきたのは、長い間、中国残留孤児問題のボランティアをしている東京・大田区の柏実さんだ。 ...続きを見る

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2013/01/17 13:56
1072 「スマ歩」で忙しすぎる日本人 利器に振り回される日常
「スマ歩」という造語が新聞に出ていた。街中や駅のホームなどで歩きながら携帯電話のスマートフォン(スマホ)の操作に熱中すること(日経新聞1月9日夕刊、スマ歩にヒヤリ!)だそうだ。うまい造語だと思う。それにしても、人ごみの中でスマートフォンの画面に熱中するほど、日本人は忙しいのだろうか。 ...続きを見る

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2013/01/10 15:44
1070 こんな村で住みたい 「神去なあなあ夜話」 年末年始の本(2)
日本の方言は含蓄のあるものが少なくない。原発事故で全村避難を余儀なくされた福島県飯舘村では「までい」という言葉がよく使われる。「までいに」といえば「丁寧に」「じっくりと」という意味だ。 ...続きを見る

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2013/01/08 14:53
1067 2013年の日の出 東北再生へ!の思い
朝、6時55分に目が覚め、これはいかんと慌てて身づくろいをして、犬たちと外へと飛び出した。初日の出を見るためだ。毎年、同じ場所で見ている。歩いて数分の橋の上だ。近づくと、多くの人が解散していた。早足で橋に行くと、太陽が昇りつつあった。 ...続きを見る

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2013/01/01 21:08
1066 2012年大みそかの夕暮れ 常識失われし時代に
夕方、家人が1階から叫んでいる。「西の空がきれいよ」と。あわてて、2階からカメラを持って、外へ飛び出した。きょうは、大みそか。この1年、いろいろなことがあった。愛犬のhanaは大病し、緊急手術を受けた。ふだんなら、私も連れて行ってと追いすがるが、きょうは居間に横になったままだ。「hanaよ、元気になれ」と思いながら、カメラのシャッターを切った。 ...続きを見る

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2012/12/31 22:46
1065 hanaのつぶやき 子宮蓄膿症の緊急手術受けました
私はゴールデンレトリーバーの雌で、10歳5ヵ月になりました。このところ体の調子が悪い日が続き、歩くときには足を引きずり、食欲も極端になくなりました。私の変調を心配したお父さんとママ(私の家族はなぜかこんな呼び方をしています)が動物病院に連れて行ってくれたのは、おととい(12月28日)の夕方でした。検査をした先生は「すぐに手術をやります」と難しい顔で話していました。 ...続きを見る

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2012/12/30 21:57
1063 絵のモデルになりました2 歳末のhanaのつぶやき
お父さんが家族に一枚の絵を見せて「どう、hanaに似てるだろう」と、自慢していました。それが、この絵です。あれ!どこかで見た写真にそっくりだと思いませんか。そうです。この16日のブログに載せてある私をモデルにした絵だそうです。 ...続きを見る

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2012/12/26 21:53
1062 「遥かなりラオス」 頑張れノンちゃん!
2009年9月、ラオスを旅した際、お世話になった現地NGOの女性で「ノンちゃん」という愛称を持つ、庶民の味方がいた。そのノンちゃんが最近、体調を崩したと聞いた。肝臓の状態が芳しくなく、病気と闘う日々を送っている。彼女の回復を祈りながら、このブログを書いている。頑張れ、ノンちゃん! ...続きを見る

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2012/12/21 10:14
1060 最低の投票率と世界最高齢に思う 時代を象徴する数字
数字のことを書く。一つは16日に投開票された衆院選(小選挙区)の投票率が1996年の59・65%を下回る59・32%と戦後最低を記録したこと。もう一つは、世界最高齢といわれた115歳の米国の女性が亡くなり、京都府京丹後市在住で115歳の木村次郎右衛門さんが世界最高齢に認定されたことである。前者は政治不信(あるいは無関心)、後者は日本の高齢化社会をそれぞれ象徴する数字で、考えさせられたからだ。 ...続きを見る

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2012/12/18 16:14
1059 銃所持と核兵器保有は類似の論理 瀬戸際を歩く人類
米国が銃社会であることをクローズアップさせた悲劇が続いている。14日にはコネティカット州ニュータウンの小学校で銃乱射事件が起き、児童20人を含む26人が命を失った。犯罪に対する自己防衛、あるいは抑止力として3億人が銃を所持(07年調査の推計値では100人当たり88・8丁)しているそうだ。その論理は、なにやら核兵器を保持する大国の主張(核は平和への抑止力)にも類似するように思える。 ...続きを見る

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2012/12/17 13:24
1058 hanaの12月のつぶやき お父さんのぼやきと付き合う
きょうは、12月にしては久しぶりに暖かい一日でした。居間の窓際で昼寝をしていると、やわらかい日差しが私の体を包んでくれるようで、気持ちのいい時間を送ることができました。私の横のソファーでは、この冬2回目の風邪をひいたというお父さんがごろごろしていました。 ...続きを見る

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2012/12/16 17:54
1053 照柿の無残な光景 原発事故・福島からの便り
「照柿」という言葉がある。赤く熟し、いまにも枝から落ちそうな柿のことだそうだ。そんな美しい写真が福島に住む教育者で知人の宍戸仙助さんからメールで届いた。しかし、メールを読むと、美しい風物詩が実は悲惨な光景であることが分かり、愕然とした。東日本大震災・東京電力福島原発事故の後遺症はいつになったら癒えるのか。きょう総選挙が公示になった。政治家はこの写真を見て、日本の在り様を考えてほしいと痛感する。震災予算を平然と流用した官僚もこの現実を知ってほしいと思う。 ...続きを見る

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2012/12/04 06:41
1052 南極観測船・激動の40年 「『宗谷』の昭和史」
目次の次の頁に「川南豊作とスメタニューク、そして矢田喜美雄の各氏に捧ぐ」とあるのを見て、「宗谷とどんな関係があるのだろうか」と思った。「『宗谷』の昭和史―南極観測船になった海軍特務艦―」(大野芳著)は、丁寧な取材ぶりから昭和の激動の歴史を体現したような、宗谷の誕生から東京の船の科学館に引き取られるまでの歩みを検証している。 ...続きを見る

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2012/12/03 16:24
1051 心に残る福美ちゃんの絵 小児がんの子どもたちの絵画展にて
11月もきょう30日で終わり、明日から師走に入る。日本人は楽しいことには気が早いのか、街ではもうクリスマスツリーを見かける。そのクリスマスツリーを自分の目で見ることを夢見ながら、病床で絵を描いた少女がいた。石川福美ちゃんだ。横浜のみなとみらいにあるパシフィコ横浜で開催中の「小児がんの子どもたちの絵画展」(公益財団法人がんの子どもを守る会主催、44点を展示)をのぞいた。その中の一枚が福美ちゃんの作品だった。 ...続きを見る

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2012/11/30 23:01
1050 ベスト1の小説「ことり」 メルヘンながら現実社会を投影
ことしも残すところ1カ月余になった。種々雑多な本を読んだ中で、私にとってこれまでのベスト1は、小川洋子著「ことり」である。同じ作者の作品で映画にもなった「博士の愛した数式」も心に残る1冊だったが、それと並ぶ上質な小説だと思う。朝日新聞の文芸批評には「小さな人生に寄り添う」という見出しでこの作品が紹介されたが、メルヘン的でもあり、あるいは孤独感が漂う現実の社会を投影したような、不思議な作品だ。 ...続きを見る

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2012/11/28 14:45
1048 夕焼けの雲の下にいる福美ちゃんへ あるコメントへの返事
「出会った人たちの言葉(3)に対し、うれしいコメントがあった。後段の「どんな悩みも隠さないで」の石川福美ちゃんのお母さんからだった。福美ちゃんは小児がんで短い生涯を閉じた。そして、娘を亡くしたお母さんは喪失感の中、心の葛藤と闘い苦しい日々を送ったことは想像に難くない。コメントには苦しみを克服したお母さんの姿が凝縮されている。 ...続きを見る

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2012/11/26 15:24
1046 何を考えてのバンザイか さて選挙はどうするか
昨日(11月16日)、衆議院が解散し12月16日に選挙が実施される。横路孝弘議長が解散の詔書を読み上げると議場にいた大半の議員は、立ち上がって「バンザーイ」と叫んでいた。いつごろから、解散の際に、この万歳が行われるようになったのかは定かではない。それにしても、形勢が不利でこの議場には戻れないと思っている議員たちは、何を考えてながら万歳をしたのだろうかと思う。 ...続きを見る

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2012/11/17 19:30
1045 霧の朝に咲いた皇帝ダリア  そんな朝の暴走老人の話
このところ朝の冷え込みが増し、散歩コースの調整池周辺は霧が立ち込めることが少なくない。秋から冬へと季節が移っているのだ。立冬が過ぎたのだから、当然と言えば当然だ。池の背後にある小さな雑木林も緑の葉が次第に赤へと変化し、鮮やかさを増している。遊歩道のけやきも色付きき、落ち葉が目立つようになった。老若男女が早朝の散歩を楽しみ、ジョギングに汗を流す老人もいる。庭に植えた皇帝ダリアと皇帝ヒマワリの花も、競うように開花した。 ...続きを見る

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2012/11/14 16:35
1043 人間のつながり・悲しみ・不屈の闘志 映画・北のカナリアたち・黄色い星の子供たち・天地明察
最近、相次いで3本の映画を見た。邦画(「北のカナリアたち」「天地明察」)2本、洋画(「黄色い星の子供たち」)1本だ。 ...続きを見る

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2012/11/10 22:48
1040 強いリーダーの実像に迫った「プーチンの思考」 ロシア問題担当記者の冷静な分析
他国のこととはいえ4年前の2008年、新しいロシア大統領にドミートリー・メドベージェフが当選した際、それまでの大統領だったウラジーミル・プーチンが首相になった時は驚いたものだ。2人乗りの自転車や2頭立ての馬車を指す「タンデム」をもじって、その政権はタンデム体制といわれた。 ...続きを見る

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2012/11/05 18:38
1039 セイタカアワダチソウ異聞 被災地で嫌われる黄色い花
この時期になると、全国至るところで「セイタカアワダチソウ」を見ることができる。散歩コースの調整池の周囲にもこの花が群生して咲いている。秋の風物詩になった感があるが、最近、新聞に出ていたこの花に関するニュースを見て、複雑な思いを抱いた人が多いのではないか。 ...続きを見る

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2012/11/01 13:28
1038 大義に生きる歴史上の人物 冲方丁の「光圀伝」
本屋大賞を受賞した「天地明察」(囲碁棋士で天文暦学者の渋川春海)を書いた冲方丁(うぶかた・とう)が、再び同じ江戸時代に生きた徳川光圀を主人公にした「光圀伝」という歴史小説に挑んだ。 ...続きを見る

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2012/10/31 07:53
1037 出会った人たちの言葉(6)完 趣味に生きるよりは
(2011年−2012年9月までの分、東日本大震災関係は1回目に掲載。肩書きは当時のまま) ...続きを見る

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2012/10/30 13:25
1036 出会った人たちの言葉(5) 自分にできるだけのことを自分なりに
(2010年分、肩書きは当時のまま) ...続きを見る

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2012/10/29 13:57
1034 出会った人たちの言葉(4) 閉じこもるより街に出よう
(2009年分、肩書きは当時のまま) ...続きを見る

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2012/10/27 08:14
1033 出会った人たちの言葉(3) 悩みを抱えて生きるのはもったいない
(2008年分) ...続きを見る

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2012/10/26 08:10
1032 出会った人たちの言葉(2) 私たちが必要とされるのは
(2006年12月―2007年12月) ...続きを見る

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2012/10/25 08:43
1031 出会った人たちの言葉(1) 東日本大震災を経験して
言葉が軽い時代だといわれる。昨今の政治家たちの言葉は特に軽薄だ。だが、この6年間に旅をしながら出会った日本内外の人たちの話からは言葉の重みをずしりと感じることが少なくなかった。そんな言葉の数々を紹介したいと思う。 ...続きを見る

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2012/10/24 14:13
1029 オリオン舞い立つ 流れ星を見た夜
日曜(10月21日)の午後10時過ぎ、夜空を見上げた。オリオン座流星群の流れ星を見ることができるかもしれないというニュースがあり、家族みんなで外へ出た。10月も下旬に入ったとはいえ、まだそう寒くはない。40分ほど頑張って1つの流れ星を見た。流れ星は、ほんの一瞬私たちの頭上に現れ、南から北へ流れて消えた。酔眼でも、流れ星だけは、はっきりと見えた。 ...続きを見る

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2012/10/22 23:27
1017 9月の庭にて 休息に憧れる季節
朝、犬の散歩をしていてマロニエ(トチノキ)の実がたくさん落ちているのを見つけた。実が落ち、落葉も始まっている。この季節のわが家周辺の風物詩といっていい。 ...続きを見る

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2012/09/22 14:21
1016 6年で1000本超えたブログ 文は人なりを忘れずに
私がこのブログを始めたのは2006年9月13日だった。この日は「Hana あるゴールデンレトリーバー」という題で飼い犬の写真を5枚載せ、短い文を書いている。遊び半分のつもりだった。それが書き続けて6年が経過したのだから、自分でも驚いている。数えてみたら昨日(9月18日)の「40年前の国交回復は遠い過去に あるチャイナウオッチャーの回想記」で1015本になった。継続は力なりともいうが、次は1500本を目指したい。 ...続きを見る

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2012/09/19 15:45
1015 40年前の国交回復は遠い過去に あるチャイナウオッチャーの回想記
ことしは日中国交正常化40周年になる。しかし、尖閣諸島をめぐる対立が先鋭化していることを背景に中国国内の反日デモが暴徒化し、両国間の緊張が高まっている。中国問題をライフワークにしている知人の中島宏氏(元共同通信北京特派員)はこのほど、40年前の日中国交回復当時を回想した「北京で見た日中国交正常化」という一文を書いた。 ...続きを見る

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2012/09/18 15:51
1014 福島の現状は 原発事故から子どもを守る闘い続ける知人
東日本大震災から1年半が過ぎたが、復興は牛の歩みよりも遅いと感じる。特に天災に加え原発事故という人災に見舞われた福島は深刻さを増している。そんな中で、地域にホットスポットを抱える北部の伊達市が小学生を対象に教育の場を一時県外に置く「移動教室」をやっていると聞いた。移動教室に携わっている知人の宍戸仙介・富野小校長から、その内容がインターネットに掲載され、ユーチューブでも見ることができるというメールが届いた。 ...続きを見る

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2012/09/17 21:52
1013 あきれた流用続出の大震災復興予算 NHK特集で怒り心頭
このブログでは、あまり悪口や罵詈雑言は書かないことを心掛けてきた。しかし、今度ばかりは、その原則を破ることにする。日本の官僚機構はここまで堕ちてしまったのかという思いを強くする報道番組を見たからだ。当初の放送日、その番組を見落としたのだが、知人のジャーナリスト・松舘忠樹さんが自身のブログ「震災日誌in仙台」で、激しく怒っている記事を書いていた。これを読んで13日未明に再放送されたものを見て、松舘さんの怒りが私にも伝染してしまった。 ...続きを見る

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2012/09/13 21:04
1011 共通する叫び・ムンクと飛鳥さんの絵 東日本大震災から1年半に思う
きょうで東日本大震災から1年半が過ぎた。先日、大きな被害を受けた宮城県石巻市の沿岸部に行ってきた。がれきが撤去された中心部から沿岸部に入ると、津波で壊されたままの数多くの廃屋がそのまま残っていた。人が戻ることがないこの地区が将来どのような姿になるのか、よく分からない。責任を放棄したような昨今の政治の姿をみていると、被災地の復興は、生易しいものではないと考え込んでしまう。 ...続きを見る

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2012/09/11 13:01
1009 気骨あるジャーナリストの怒り 大飯原発再稼働の裏事情
このところ雷雲の発生が多く、よく雨が降る。一方で首都圏の水がめは取水制限をするほど、水がめの周辺では雨が少ないのだから、この夏の天気はおかしい。雨が上がった夕方、散歩をしていたら、夕焼けの空に雷雲とともに秋を思わせる雲が浮かんでいた。そんな残暑の休日、気分がすっきりする文章を読んだ。ある科学ジャーナリストの大飯原発に関する記事だ。 ...続きを見る

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2012/09/09 10:20
1008 虹のかなたに 残暑の9月が始まった
夕方、近所の道を散歩していたら、東の空に虹がかかっていた。ここ数日は残暑とともに局地的に雨が降っている。その後で、目を楽しませてくれる虹の現象が発生するのだから、自然界はやはり驚異である。虹もまた偉大な自然の一部なのだ。 ...続きを見る

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2012/09/01 21:16
1003 3・11日本の新聞は敗北した NYタイムズ東京支局長の新聞批判
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に関して、おびただしいニュースが流されたにもかかわらず、特に原発事故の報道にはいらだちを感じた。事故をめぐって日本のマスコミ、その中心である新聞の報道は頼りなかった。原発のメルトダウンやSPEED(緊急時迅速放射能影響予測ネットワーク・システム)という重大な情報は隠され続け、真相が報道されたのはかなり経てからだった。太平洋戦争当時の大本営発表を思わせる記事が主流を占め続けたからだ。 ...続きを見る

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2012/08/22 23:03
1002 スピリチュアリティと自分探しの旅 パウロ・コエーリョの「星の巡礼」 (サンチャゴへの道)
スペイン・サンチャゴへの巡礼の旅を描いた「星の旅人たち」は、分かりやすい映画だった。それに比べると、パウロ・コエーリョの小説「星の巡礼」は、同じようにサンチャゴ巡礼の話とはいえ、スピリチュアリティ(霊性)という超自然的なものを求めるのがテーマであり、難解な内容だ。以前読んだ池澤夏樹の小説「光の指で触れよ」にも、ヨーロッパでのスピリチュアリティに関する話が出てきたが、この方面に縁がない私には、読み終えるのに時間を要した。 ...続きを見る

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2012/08/21 14:02
995 五輪から消えたフェアプレー精神 なでしこよ大丈夫か ロンドン五輪(2)
ロンドン五輪はテレビのはしゃぎぶりとは裏腹に、盛り上がりがないと感じる。メダルを意識するあまりに、スポーツのフェアプレー精神とはかけ離れたプレーも目立つ。バドミントンの女子ダブルスで故意に負けようとした4チーム、8人が「無気力試合」をしたという理由で失格になった。このニュースを見ていて、女子サッカーのなでしこジャパンの予選最後の試合も大同小異だと思った。 ...続きを見る

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2012/08/02 22:22
990 WBC野球不参加とオスプレイ たかがスポーツというなかれ
アメリカとの関係を象徴する2つの出来事があった。野球と政治の話である。ひとつは来年予定されているWBC野球に対し、日本のプロ野球選手会が不参加を決めたというニュースだ。 ...続きを見る

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2012/07/20 22:16
984 東電の非常識 受刑者への賠償と浪江町へのでたらめ回答
福島第一原発事故をめぐって、東京電力が福島刑務所の受刑者80人余に1人当たり8万円の賠償金を払っていたというニュースを産経新聞の報道で知った。受刑者といえども、同じ人間である以上、法的には賠償金をもらってもいいのだろう。だが、刑務所内にいる受刑者が精神的苦痛や被爆の恐怖を味わったのだろうか。そうとは思えない。東電という会社の常識のなさを感じる。 ...続きを見る

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2012/07/04 22:20
982 無力が悔しい 福井晴敏著「小説・震災後」を読んで
「このどうしようもない世界で、これから生きていかなきゃなんないのはおれたちだ。返せよ、未来を」。福井晴敏の「小説・震災後」の中で、高校生の長男が父親に向かってこう叫ぶ場面がある。東日本大震災と東電福島原発の事故発生後の東京のサラリーマン家庭をめぐる小説は、大震災と原発事故という事実を前提に描かれ、3・11以後の日本の姿を振り返る材料になる。 ...続きを見る

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2012/07/02 21:18
981 風化してはならない大震災 どじょうの習性は神経質で隠れること 首相との共通項は
東日本大震災からまだ1年3カ月余しか経ていない。大震災は津波被害だけでなく、それによって原発事故が福島の人たちに牙をむいた。原発は人類にとって神の火なのか悪魔の火なのかよく分からなかった。 ...続きを見る

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2012/06/30 22:48
979 教師の原点を振り返った知人の話 90年前の小野訓導の悲劇
教職にある知人から電話があり「小野訓導を知っていますか」と聞かれた。かすかな記憶の中に、それはあった。どこかでこの名前を聞いたことがあったのだろう。それは悲劇の女性教師だった。この女性教師を思い、教職を目指した知人は、最近ある偶然から小野訓導の縁戚者と出会った。定年を9カ月後に控えて、知人は教師としての原点を振り返る機会を持ったのである。 ...続きを見る

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2012/06/25 11:38
976 実をつけたジャガイモ 雨の日の冥想
庭の一角にジャガイモとトマトとキュウリを一緒に植えた。もちろん、混植は邪道とは分かっている。いずれの野菜も梅雨入りとともに、急速に成長している。その野菜を見ていた家人が「トマトの実があんなになっている」と叫んだ。その声に呼応して、それらの野菜がある場所に行ってみた。たしかに、トマトの実のような小さな実がなっている野菜があった。 ...続きを見る

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2012/06/16 19:44
975 日本沈没への不安 ある若者の憂い
「このままでは日本は沈没してしまうのではないか」。希望して入った組織で意欲的に働く若い女性から、最近こんな言葉を聞いた。政治も経済も行き詰まっていて、閉塞社会がどんどん進行しているのではないかと危惧しているのだ。特に昨今の政治状況はひどすぎると言う。 ...続きを見る

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2012/06/14 20:35
971 バラが咲いています 花を愛する人に悪人はいない?
バラがあちこちで咲いている。散歩が楽しい季節である。美しいバラを庭に咲かせているのはどんな人なのかと想像する。花を愛する人に悪人はいないはずだ。民間企業から大学の教授になった人を知っている。この人の同僚がこんなことを言っていたことを忘れることができない。「大学の先生は、性格が悪い人でもできる時代なのですね」。 ...続きを見る

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2012/05/26 22:03
970 谷風、雷電と稀勢の里 失望した大相撲夏場所
大相撲の夏場所は、意外にもモンゴル出身の平幕力士・旭天鵬が優勝した。37歳という年6場所制になってからの最高齢での優勝だそうだ。途中までトップを走っていた稀勢の里は、終盤で大崩れとなり、4敗もしてしまい、横綱の白鵬も何と5敗。大関陣も千秋楽に突然休場した琴欧州らみんなひどい成績だった。なぜこのような結果になったのか、新聞を読んでもよく分からなかったが、その後の情報によると、「八百長」がなくなったことが背景にあるという。なるほどと思った。 ...続きを見る

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2012/05/25 22:15
966 「虚報」と「真実」 2冊の新聞記者本を読む
新聞は「社会を映す鏡」といわれる。時代を的確に映し、記録することが新聞の使命ということなのだろう。2冊の本はそうした役割を担ったはずの新聞記者や新聞社が疲弊し、病んでしまった実態を書いている。 ...続きを見る

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2012/05/11 13:11
963 チャーミングな桃の畑が・・・ 原発事故1年後の福島の春
桃の産地として知られる福島県北の伊達市で、桃が開花したというメールが知人から届いた。甘い香りが漂ってくるような、美しい写真が添付されていた。「天下無敵」「チャーミング」(魅力的)「私はあなたのとりこ」など、桃の花言葉はいろいろあるが、やはり「チャーミング」が似合うと思う。だが、それは自然界を脅かす「魔の手」がないという前提なのだ。美しい写真とともに、原発事故という魔の手によってこの世の春を奪われた畑の姿も写っていた。 ...続きを見る

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2012/05/03 22:41
960 悪い奴ほどよく眠る 衰退する日本政治
資金管理団体の土地取引をめぐって、政治資金規正法違反で強制起訴されていた小沢一郎・元民主党代表の判決は、大方の予想通り無罪という結果になった。裁判の過程をみていると強制起訴の根拠である検察の捜査資料の信用性が崩され、国民感情は別にしてこ無罪判決が出る確率が高いのではないかとみられていた。 ...続きを見る

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2012/04/26 22:08
956 大人も惹きつけられる児童書 沢木耕太郎の「月の少年」
まさか、沢木耕太郎が児童書を書くとは思わなかった。青年時代に香港からからロンドンまでを、バスだけを使って旅をした体験記「深夜特急」でノンフィクション作家としての地位を確立した沢木がこうしたジャンルに挑戦したことが面白いと思ったのか、朝日新聞が時の人を紹介する「ひと」に取り上げた。 ...続きを見る

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2012/04/16 15:40
952 障害者支援を貫いたある人生 末期がんと闘ったYさん
知人の女性がこの2月、がんで亡くなった。末期のがんに侵され入退院を繰り返しながら、仕事に最後まで情熱を注いだ人生だった。2月初めに入院し、ついに仕事に復帰することはできなかった。 ...続きを見る

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2012/04/10 21:32
951 桜の木の下に立ちて 花を楽しむ季節に・・・
「原爆の灰を思い出すから桜の花は嫌いである」という文章を書いたのは評論家の多田道太郎だった。しかし、その後、多田は奈良・吉野山の桜を見て、心に染みたと語ったそうだ。同じフランス文学者で多田の後輩の杉本秀太郎が「花ごよみ」にこう書いている。桜の花は、日本人には特別な存在だ。しかし素直に桜を愛でることができない時もある。 ...続きを見る

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2012/04/09 22:00
950 五輪代表になる厳しさ 参加することに意義があるのか
ロンドン五輪代表を決める水泳の全日本選手権が開かれている。スポーツジムで20年近くのんびりとマイペースで泳いでいる私から見ると、別の世界の人間が水をかき分けている。それにしても、五輪は狭き門だと思う。 ...続きを見る

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2012/04/07 22:54
949 原爆投下とトルーマン 「黙殺」との関係を考察した本
米国の第32代大統領、ルーズベルト(本書ではローズベルトと表記)は1945年4月12日脳卒中のため急死した。そのあとを引き継いだのは、副大統領のトルーマンだった。太平洋戦争で、日本の敗色が濃厚になっていた時期だった。米国史上4選の大統領はルーズベルトだけであり、偉大な大統領のルーズベルトからすれば、副大統領はお飾りにすぎなかったため、トルーマンは重要政策の内容を知らされないままに大統領になった。 ...続きを見る

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2012/04/06 16:24
943 ある贈る言葉 原発事故福島の小学校の卒業式
以前、ラオスに同行した宍戸仙助さんは、現在原発事故で多くの県民が避難生活を送っている福島県の小学校で校長をしている。宍戸さんが校長をしている伊達市立富野小学校は、きょう卒業式を迎えた。在籍児童は33人、このうち8人が6年間の学び舎を去った。卒業式で宍戸さんは、次のような言葉を贈った。この中で宍戸さんが訴えた5つの理想が実現する社会づくり(あるいは復活)を、卒業生をはじめとする子どもたちに目指してほしいと思う。 ...続きを見る

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2012/03/23 21:09
941 もう1度ゆきたい場所 大震災から1年
詩人の長田弘さんは「もう一度ゆきたい場所」という文章(詩文集=詩的エッセー・人生の特別な一瞬)を書いている。その文章の冒頭で「かなわないと知っている。けれども、もう一度ゆきたい場所は、もう二度とゆくことのできない場所だ」と記し、続いてその場所は自分が学んだ学校であると、学校に対するさまざまな思いを書いている。「学校ほど故郷のイメージを叶える場所は、たぶんない」という長田さんの思いに共感を覚える。東日本大震災から一年。被災地の多くの学校も、特別な場所になった。 ...続きを見る

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2012/03/11 23:57
940 津波、そして仮設に住宅に暮らして ある高齢者の1年 
3月に入って、被災地を歩いた。宮城県東松島市で仮設住宅に暮らす一人の高齢者から話を聞いた。それは、絶望と希望という言葉に象徴される話だった。大津波に自宅が襲われ、長年連れ添った妻を亡くした宮城県東松島市の武田政夫さん(76)だ。武田さんのこの1年を紹介する。明日で、あの日から1年になる。 ...続きを見る

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2012/03/10 21:55
939 澄んだ目で見る戦争の恐怖 映画「戦火の馬」
私が小さいころ、わが家では馬を飼っていた。その背中に乗って、落ちないよう懸命にしがみついて坂道を下りたことを覚えている。スピルバーグ監督の映画「戦火の馬」を見て、昔を思い出した。主人公の少年が私の子ども時代と重なったからだ。 ...続きを見る

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2012/03/08 21:12
936 政治・メディアに求められる宏大な和解 内部崩壊への備え
思想家・内田樹(たつる)氏の「日本辺境論」を読んだ人は多いだろう。内田氏は最近「呪いの時代」という本を出した。内田氏によると、最近の日本社会は「自己の正当性を主張し、他人の揚げ足を取って喜び、他者の痛みに思いが至らず、幼稚な論理を振り回す、気持ちが悪くて変な人間が跋扈している」という。 ...続きを見る

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2012/02/21 14:18
934 マナーと強い女性の話
人生の大先輩を送る会合があった。異業種交流のようなボランティア活動のような、一種独特の組織から、大先輩が卒業することになった。約10人の集まりの中で、この大先輩は、「この10年でショックを受けたことが2つある」と語った。それは現代を反映した内容で、さもありなんと思った。 ...続きを見る

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2012/02/17 21:40
932 寒い冬でも… hanaの2月のつぶやき
昨年8月以降、私のつぶやきがこのブログに出ていないので、どうしたのかという問い合わせが相次いでいる(?)そうです。大丈夫ですよ、元気ですから。顔の毛は白い色が増え、若い時のように、道を歩いていて「かわいい」と声をかけられることは少なくなりましたが、自分では若いつもりですよ。でも9歳半ですから、やはりおばあちゃんなのでしょうか…。 ...続きを見る

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2012/02/09 15:51
930 天を怖れよ 小川未明も嘆く世相
児童文学者・小川未明の「天を怖れよ」という短文を読んだ。9歳になった犬を飼っている。ひときわ寒いこの冬でも、元気そのものだ。毎朝の散歩道をすたすたと歩く犬を見ながら、動物に対し深い愛情を示した未明の文章を反芻する。 ...続きを見る

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2012/02/01 13:34
929 芥川の小説作法十則 文芸中の文芸は詩
「共喰い」という作品で芥川賞を受賞した田中慎弥の、斜に構えた受賞後の会見が話題になっている。 ...続きを見る

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2012/01/27 21:30
927 雨から変わった夜の雪 新鮮な見慣れた風景
北国生まれの人間にとって雪は懐かしい存在だ。ほとんど雪が降らない首都圏にも、昨夜から未明にかけて雪が降った。「更けゆくや雨降り変はる夜の雪」(小沢碧童)。師の河東碧梧桐の通夜の句だそうだが、今回の雪はまさしくこの句の通りだった。朝になって太陽が出ると、ふだん見慣れた風景が新鮮に映った。いつもの朝よりなぜか張り切って散歩に出かけた。わが家周辺の、雪の朝の写真を掲載する。 ...続きを見る

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2012/01/24 22:06
923 震災の不条理訴える2枚の写真 高倉健さんが持ち歩く宝物とは
80歳になった高倉健さんが6年ぶりに出演する映画が8月に公開されるという。撮影中、高倉さんは台本に東日本大震災直後に撮影された1枚の少年の写真を貼り付けて持ち歩いていると新聞に出ていた。 ...続きを見る

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2012/01/19 20:24
922 あの日あの時私は何をしていたか 阪神淡路大震災から17年
きょうで阪神淡路大震災(1995年1月17日)から17年になった。長い歳月が流れたにもかかわらず、あの日のことはよく覚えている。人は自分の生涯で「忘れることができない」幾日かを持っている。喜びと悲しみの個人史であり、昨年の3月11日は現代に生きる日本人、とりわけ東日本に住む人にとって長く心に刻まれる悲しみの一日になったのではないか。 ...続きを見る

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2012/01/17 12:56
919 一瞬も無駄にしないひた向きさ サッカー・市立船橋の優勝を見て
プロや社会人、大学という上の年代に比べたら高校生が技術的にも体力的にも劣っているのはだれもが思うことだ。だが、「一瞬の時間も無駄にしない」という点では、高校生のスポーツはひけをとらない。というよりも先輩たちに優っているといっていい。全日本高校サッカーの市立船橋と四日市中央工業戦を見ていて、そう思った。 ...続きを見る

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2012/01/09 21:42
918 「七草に初風邪ひいて粥を食べ」 食の伝統、被災地では?
富安風生は「ななくさもきのふと過ぎし身のほとり」(七草も過ぎ、松の内も過ぎた。閑日の身辺。松過ぎという時期の、ふと心をよぎった虚脱感=山本健吉)という、七草を題材にした句を残した。きょうは1月8日、七草も過ぎた3連休の中日である。 ...続きを見る

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2012/01/08 18:58
917 2人の大家意識した社会派小説 伊集院静初の推理小説・星月夜
新年早々に読んだ本は、伊集院静の推理小説「星月夜」(文藝春秋)だった。書店に行くと東野圭吾や道尾秀介、京極夏彦ら推理小説の部類に入る本が店頭を大きく飾っている。 ...続きを見る

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2012/01/05 18:58
916 故郷を思う天才ランナーの言葉 激走のあとの柏原選手
「僕が苦しいのは1時間ちょっとです。福島の人たちに比べたらきつくないです」。東京箱根往復駅伝、往路5区(23・4キロ)をトップで走り切った東洋大学の山登りの天才・柏原竜二は、走り終えた後、インタビューでこう答えた。東日本大震災と原発事故に苦しむ福島県出身の選手らしい故郷を思う言葉だと思う。 ...続きを見る

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2012/01/02 14:27
915 曇りのち晴れの元旦 窓をあけよう
朝起きると、雨がぱらついていた。これでは「初日の出」は見ることができないと思った。例年なら初日の出を見るために朝7時前に飼い犬のhanaとともに遊歩道に出ているが、ことしはやめた。天気が悪いなら、hanaの散歩はもう少し後にしようと布団にもぐり込んだ。しばらくうとうととした。それでも、やはり気になって窓を開けて東の空を見ると、次第に雲が切れて、光の輝きがのぞき出した。 ...続きを見る

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2012/01/01 10:15
910 映画「RAILWAYS」の世界 立山連峰に守られた富山の街 
富山を何度か訪れたことがある。県庁所在地の富山市は、立山連峰に見守られているような印象が強い。剱岳、大日岳など連峰を形成する山々は美しく、富山の人々を包み込んでいる。厳しい冬があっても富山は住みやすいといわれる。だが、そこに住む人々はどんな思いで日常を送っているのだろうか。 ...続きを見る

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2011/12/14 22:13
909 大震災で示された子どもたちの潜在力  マイナスイメージの払拭を
現代の子どもたちは無気力で、夢がない…。こんな見方が根強い。最近、福岡のNPOが発行した「ふくおか子ども白書」を見た。その中のアンケート(1600人の小中高生が対象)は、そんなイメージを裏付ける結果だった。 ...続きを見る

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2011/12/13 20:38
904 被災地の新聞の一番長い日 河北新報記者が見た悪夢の光景
若い時代に仙台で勤務したことがある。その前には秋田にいた。生まれが福島であり、東北は文字通り私の故郷なのである。だから、東日本大震災で東北各地が痛めつけられ、原発事故で多くの福島の人たちがいまも避難生活を強いられていることが無念でならない。仙台にいた当時、地元の新聞、河北新報を読んでいた。地味で堅実な新聞だった。その河北新報は被災地の人々に頼りにされたと聞いた。「河北新報のいちばん長い日」という本を読んで、その理由が分かった。 ...続きを見る

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2011/11/29 16:22
898 チェンマイのロイカトン祭続き 幻想の世界
チェンマイに住む知人の写真の続きです。 ...続きを見る

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2011/11/15 18:41
896 生死分けたドラマを訪ねて 「震災日誌in仙台」
仙台在住のジャーナリスト、松舘忠樹さんが書き続けていた東日本大震災の記録が「震災日誌in仙台」(仙台市/笹氣出版)という本になって出版された。半年に及ぶ、取材の記録である。この記録については、概要を10月30日に紹介した。 ...続きを見る

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2011/11/13 08:51
894 幸せとは ノルウェー・福井・ブータンの共通項は
ことしほど、人間の幸せとは何だろうと考えさせられたことはない。東日本大震災によって、多くの死者・行方不明者を出し、さらに東電福島原発の事故でいまも福島県の人々の多くが未来を信じることができない避難生活を余儀なくされている。 ...続きを見る

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2011/11/09 21:48
893 「涙を喪失した少年」よ 一度だけ見た母の号泣 
他の人のブログを見ていると、その人の個性がよく出ていて面白いものが少なくない。「文は人なり」といい、ブログの文章からも筆者の人間性、品格が伝わってくるのだ。このブログの「マイリンク集」の一番下の「冬尋坊日記」の11月6日分「涙を喪失した少年」を読んで、考えることが多かった。 ...続きを見る

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2011/11/07 21:24
892 心に沁みる「IF WE HOLD ON TOGETHER」 何気なく聴いたCDの一曲
アメリカの黒人女性歌手、ダイアナ・ロスのCDを何気なくかけ、何気なく聴いた。全部で13曲が入っているCDの12曲目に一番好きな歌があった。「IF WE HOLD ON TOGETHER 」(ウィル・ジェンキンス作詞、ジェームズ・ホーナ作曲)だ。「力を合わせて困難に立ち向かえば」という訳がついている。 ...続きを見る

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2011/11/06 21:07
887 いまも忘れないぬくもり  温風ストーブで思う子どものころ
温風ストーブ(ファンヒーター)で、笑えない失敗をした。急に寒くなり、仕舞い込んでいた灯油の温風ストーブを出した。 ...続きを見る

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2011/10/31 21:36
886 被災地の人々に希望の灯を  震災を書き続けるジャーナリスト
仙台に住む知人で、元NHK社会部記者の松舘忠樹さんは、アマチュアオーケストラのコンサート・マスターを務めながら、定年後の生活を楽しんでいた。そんな松舘さんの生活はことし3月11日の東日本大震災で大きく変わる。現役記者時代、災害報道を担当した松舘さんはつぶさに被災地の状況を取材し、日記形式で震災に対する思いを綴り続けている。 ...続きを見る

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2011/10/30 18:33
885 非常時こそバイクで現場に あるテレビコメンテーターと東日本大震災
「東日本大震災は戦争を知らない団塊世代の私にとって、初めて列島規模で体験した『非常時』だった」―。東京MXテレビでニュース番組のコメンテーターをしている友人の角田光男さんが「テレビつれづれ帖」(株式会社フロンティア出版)という本を出版した。 ...続きを見る

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2011/10/29 21:20
882 宝の海を奪われた三陸の海女さんの話 でも「まだやれる」
東日本大震災は、三陸の漁場を荒涼たる海に変えた。宮城県石巻市の牡鹿半島西南に位置する網地島(あじしま)沖合にも多くの遺体が流れてきたという。この島に住み、宮城県内で歌謡教室の先生をやりながら海女を続けている小野寺たつえさんに、最近話を聞くことができた。 ...続きを見る

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2011/10/25 15:35
881 カンボジアの知人の嘆き 洪水被害続くアジアの国々
先日、カンボジアの首都プノンペンに住んでいる知人から電話があった。久しぶりに声が聞きたいということで、互いの近況を話しているうち、話題が「洪水」に及んだ。「タイもそうですが、カンボジアの洪水はどうですか」と聞くと「大変ですよ」という答えが返ってきた。 ...続きを見る

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2011/10/24 15:48
880 持続するのか日本人の伝統的価値観 スペイン皇太子賞の福島を救った人たちに学ぶ
東電の福島第一原発事故発生後、被害拡大防止に取り組んだ原発作業員、消防士、自衛官らにスペインのアストゥリアス皇太子賞が贈られた。個人を特定せずにこられの人たちが平和部門受賞の対象になり、代表5人がスペイン北部のアストゥリアス州の州都オビエドで同じ称号を持つフェリペ・デ・ボルボン皇太子から賞状を受け取った。 ...続きを見る

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2011/10/23 08:02
879 独裁者カダフィの末路 歴史は繰り返すのか
40年以上も独裁者として君臨してきたリビアのカダフィ大佐が死んだ。身柄を拘束され、トラックで護送する途中の銃撃戦で被弾したのが致命傷になった。反カダフィ組織に身柄拘束されたとき、彼はコンクリートの穴の中に隠れていたという。独裁者の哀れな末路を感ずるのは私だけではないだろう。 ...続きを見る

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2011/10/21 22:09
878 流言飛語と風評被害 原発事故をめぐって
また寺田寅彦のことに触れるが、「流言蜚語」(現在の表記は流言飛語)というエッセーがある。 ...続きを見る

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2011/10/20 13:56
876 「天災は忘れるころにやってくる」という言葉 寺田寅彦と中谷宇吉郎
地球物理学者で随筆家としても知られた寺田寅彦の言葉として「天災は忘れたころにやってくる」がある。東日本大震災に見舞われたことしは、この言葉を思い出した人は多いだろう。 ...続きを見る

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2011/10/16 21:04
867 「一世紀を生きて・・・」 柴田トヨさんと日野原さん
この4日に百歳を迎えた医師・日野原重明さんをNHKの特集を見た。認知症になった夫人、聖路加病院緩和ケア病棟の2人の患者を中心に、いまも現役を続ける日野原さんの姿を追った番組だ。 ...続きを見る

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2011/10/08 22:31
866 キンモクセイの季節 オトコエシも咲いた
この時期になると「馥郁」(ふくいく)という言葉が使われる。「よい香りが漂ってくるさま」のことを言うのだが、その代表がキンモクセイではないか。ことしの夏は、昨年に続き暑かった。そのためにこの花の付きもよく、散歩をしているとあちこちから、強い香りが漂ってくる。もう10月だ。残暑も終わり、散歩コースにある樹木も秋色に染まりつつある。 ...続きを見る

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2011/10/03 22:57
865 風評被害を吹き飛ばせ 届いた福島の20世紀梨
福島市に住む知人から、大きな梨が届いた。市内の「斎藤梨園」で生産された「20世紀」という品種だ。箱の中には梨とともに「梨園たより」という案内、フルーツを中心にした福島市のガイドパンフ、「消費者の皆さまへ」という佐藤雄平福島県知事名の安全確認書、そして梨についての放射性物質の測定結果を示す「放射能汚染検査報告書」の4つの資料が入っていた。 ...続きを見る

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2011/10/01 20:16
864 「それでも、なおの頑張りを」 時代の風・伊佐木健著
いま、日本の政治は危機にあるといっていい。それを政治家は意識しているのだろうか。そんな思いを抱くのは私だけではないだろう。そんな時、知人の伊佐木健さんから「時代の風 20―21世紀の政治をめぐって」(WWB/ジャパン出版部刊)という本が届いた。 ...続きを見る

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2011/09/29 21:22
862 旅と写真と心に残る風景 北欧じゃがいも紀行・7(完)
かつて海外で眼鏡を掛け、首からカメラをぶら下げていたら、ほぼ日本人に間違いがないといわれた。日本人の写真好きはどの国にも負けないのかもしれない。(デンマーク・コペンハーゲンのニューフウン地区。赤い家にアンデルセンが住んでいた) ...続きを見る

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2011/09/25 21:49
859 山岳鉄道に乗って 北欧じゃがいも紀行・4
懐かしい歌の部類に入るが、「高原列車は行く」という曲がある。「汽車の窓から ハンケチ振れば 牧場の乙女が 花束投げる 明るい青空 白樺林 山越え谷越え はるばるとララ…… 高原列車は ララ…… 行くよ」という詩がついている。1954年(昭和29)のヒット曲だ。ノルウェーのフロム線という山岳鉄道に乗った。車窓から見える景色は、この歌の雰囲気通りだった。 ...続きを見る

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2011/09/22 22:35
858 ノルウェーは「滝の国」 北欧じゃがいも紀行・3
「なぜ、ノルウェーは滝が多いのでしょうか。あの滝の源は何でしょうか」と、同行の一人から聞かれた。ノルウェーのフィヨルドを訪ねるバスの車窓から数限りがない滝が見える。フィヨルドクルーズでも、山岳鉄道でもそれは当然のように飛び込んできた。ノルウェーは「滝の国」だと、勝手に名前を付けた。 ...続きを見る

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2011/09/20 21:26
857 エコについて 北欧じゃがいも紀行・2
コペンハーゲン(デンマークの首都)の道路には車道の脇に自転車専用道がある。通勤通学の3分の1の人たちは自転車を利用しているといわれるだけに、なるほど自転車族の姿が目につく。郊外に出ると、田園風景の中に風力発電用の「風車」があった。北欧はエコの国でもあるのだ。 ...続きを見る

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2011/09/19 21:07
856 原発事故を想起するムンクの「叫び」 北欧じゃがいも紀行・1
ノルウェーの首都、オスロの中心部にある国立美術館でエドヴァルド・ムンクの油絵「叫び」を見た。世の中の不幸を一身に背負ったような、独特なタッチの人物と赤く染まったフィヨルドの夕景が不気味であり、つい福島原発事故で避難を余儀なくされた人たちの姿を連想してしまった。 ...続きを見る

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2011/09/18 20:31
855 被災地3県の県民性 探究心、向上心強い福島
東日本大震災で特に被害がひどかった東北の岩手、宮城、福島3県の被災者に対し、国内外から礼儀正しく、忍耐強いと絶賛の声が上がったことは、ここで書くまでもない。その背景には何があるのだろうか。文春新書の「県民性の日本地図」(武光誠著)を読んでみた。 ...続きを見る

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2011/09/04 23:06
854 未知数の大臣たちへの不安 5人は初耳の野田内閣
夕刊を見て、ショックを受けた。野田内閣の新しい大臣の顔ぶれが載っている。18人の顔写真とともに、経歴が紹介されていた。そのうち朝刊に載っていた藤村修という官房長官を含めて5人が全く知らない人物だった。 ...続きを見る

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2011/09/02 22:15
853 長い夏の終わりに hanaの8月のつぶやき
私は、この夏で9歳になったゴールデンリトリーバーの雌のhanaです。もう9回の夏を過ごしてしまいました。それにしてもことしはいろいろなことがありました。楽しいこと、つらいこと、悲しいことが重なりました。長い間一緒にいて、あんなにつらそうな家族の顔を見たのは初めてでした。 ...続きを見る

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2011/08/30 22:10
852 言葉を扱う政治家なのに 民主党代表選の記者会見を見る
菅首相が正式に辞任を表明し、次の首相を決める民主党の代表選が29日に実施されるという。5人の候補者が日本記者クラブで会見しているのをテレビで見た。 ...続きを見る

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2011/08/27 22:17
849 不文の約束ごとから遠い日常なのか 被災地の木を使った平泉大文字
民俗学者の宮本常一が「不文の約束ごとが守られることで民衆の社会は成り立つものである。人が人を信じられるのである」という言葉を残したことはこのブログでも紹介したことがある。しかし、昨今、この約束ごとが守られないことが多すぎる。権謀術数をめぐらせ、裏切りが横行する政界の姿が、私たちの日常にも入り込んでしまったのかと思う。 ...続きを見る

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2011/08/16 22:13
848 鎮魂と復興を祈った仙台七夕 被災地にて
夏は祭りの季節でもある。しかし、この夏はいつもとは様相が違っている。東日本大震災によって、多くの祭りや花火大会が中止になった。震災と原発事故によっ て国民の多くが不安な毎日を送ることを余儀なくされ、東北地方の暗雲は依然晴れない。そんな中でも、東北の三大夏祭りは例年通り開かれた。それは「鎮魂と 復興」への思いが込められた夏祭りだった。三大祭りも終わり、東北はお盆=鎮魂の日々を迎える。 ...続きを見る

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2011/08/09 21:49
847 2月の印象 国立新美術館の日美展を見る
東京・乃木坂の国立新美術館で開催されている「第12回日美絵画展」をのぞいた。友人の田口武男さんの作品がが日本画部門の秀作に選ばれ、展示されたからだ。 ...続きを見る

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2011/08/08 22:05
846 夏の過ごし方 「ながら」は無用の節電の日々?
夏になると、毎年のように電気は大丈夫か、水不足にはならないのかがニュースになる。いまのところ水不足は心配ない。では電気の方はどうなのか。私を含めて、多くの人たちが電力不足を気にしながら、暑い夏を送っているのではないか。 ...続きを見る

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2011/08/01 15:19
845 ある知人からの便り 震災の惨状は旧満州そのもの!
l昨年1月、このブログで「生獄」という本を紹介した。著者は旧満州(中国東北部)で7歳のとき終戦を迎え、苦難の体験をした柏実さんだ。その柏さんからこのブログに関する便りをいただいた。ブログ「小径を行く」は、匿名で書いているので、彼はこの存在を最近まで知らなかったのだという。嬉しい便りだった。一部を省いて紹介する。 ...続きを見る

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2011/07/25 21:23
844 心に響く「歌」と「絵」 やすらぎをもたらす2つの美
ことしは本当にため息を吐いた。それは私だけではないはずだ。多くの日本人が行く末を不安に思い、東日本大震災で避難生活を余儀なくされている人たちのニュースに接し、体に悪いため息を吐いている。それは、まだ当分続くだろう。 ...続きを見る

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2011/07/24 22:29
843 日本再生のシンボルに 女子W杯優勝の金字塔
ドイツで開かれていたW杯の女子サッカーで「なでしこ」日本チームが米国をPK戦の末に破って優勝した。東日本大震災で元気をなくした日本復興の象徴ともいえる快挙だ。眠い目をこすりながらテレビを見た。 ...続きを見る

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2011/07/18 21:37
842 ニーハオ店主の個人史(4)完 仕事の鬼として
生活もひどい時よりは少しよくなってきたので、16歳から知人の紹介で大工の見習いに行くことになりました。私の師匠は優れた才能を持っていました。 ...続きを見る

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2011/07/13 08:35
841 歯車が狂うと・・・ 想像力の欠如、それとも確信犯?
腹を立てるのは体に悪いといわれる。できるだけ笑顔で過ごすことが健康を維持する秘けつでもあるそうだ。それを知りつつ、最近腹を立てることが少なくない。 ...続きを見る

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2011/07/12 14:19
840 ニーハオ店主の個人史(3) 14歳、大人に交じり建築現場へ
当時、旅順はソ連人が多くて、全人口の半分くらいいたそうです。全部軍人ではなく、軍人の奥さんや子どももいました。ソ連人は毎朝石炭のガラをごみ場に捨てます。中にはパンの耳、ジャガイモの皮、キャベツの外側の葉を混ぜて捨てるのです。 ...続きを見る

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2011/07/12 11:16
839 ニーハオ店主の個人史(2) 終戦・貧窮の生活に
私は薩拉斉県にいた時、馬に乗って薩拉斉を2時間で一回りしました。当時車の燃料はガソリンではなく木炭でしたので、馬は車より速く走ることができました。1945年、日中戦争が終わりに近づくと、人々の生活は大変苦しくなりました。 ...続きを見る

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2011/07/11 15:44
838 ニーハオ店主の個人史(1) 日本人の父と中国人の母
30年来の友人で、蒲田を中心に中華料理店を営む八木功さんが77歳になった。喜寿である。この30年、彼は一日も休まず働き続け、彼の「ニーハオ」という店は、知る人ぞ知る存在にまで発展した。 ...続きを見る

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2011/07/10 22:19
835 節電時代のすだれとゴーヤ 実用的風物詩の話
急に暑くなったので、2階の部屋にすだれを取り付けた。最近ではホームセンターで、アルミサッシの外側にすだれを取り付ける金具が売っている。 ...続きを見る

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2011/06/28 16:22
831 友人の受賞に笑顔を戻したい 日美展の「2月の印象」
正直なところ、東日本大震災以来、心の底から笑ったことはない。体に悪いと知りつつ、被災地のこと、原発事故のことを思うと軽々に笑うことはできないと思ってしまうのだ。「笑いの自粛」みたいな感覚なのか。 ...続きを見る

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2011/06/20 22:19
830 「私は助かった」 偶然が重なり死の淵から生還
大島の旅館「黒潮」は二次避難所になっていて、津波で家を失った人たちが暮らしている。島おこしのボランティア活動をしながら、この旅館を営む堺健さんも、3月11日はフェリーで気仙沼に渡っていて命を落とす寸前の体験をしたという。 ...続きを見る

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2011/06/16 21:18
829 「ここは私が生きてきた場所なのだ」 詩人の声を聞く
内閣府がきょう東日本大震災の避難者数を12万4594人(6月2日現在)と発表した。一方、警察庁は2万5000人少ない9万9592人と発表している。国の機関がこうした違った数字を出すこと自体おかしい。協力して正しい数字をなぜ出せないのかと思う。 ...続きを見る

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2011/06/15 17:10
827 フクシマから届いたいい話 小学校にヒマワリの種
原発事故の収束の見通しが立たず、暗雲が消えない福島に住む知人から、うれしい便りがあった。苦境に立つ福島の人々、とりわけ子どもたちを守りたいという思いが、こんな行動につながるのだから、すごい。 ...続きを見る

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2011/06/08 22:56
826 松坂と職業病 勤続疲労にどう付き合うか
大リーグ・レッドソックスの松坂大輔投手が野球選手生命の危機になっていると報道された。右腕肘靭帯を痛め、修復手術を受けることになったという。 ...続きを見る

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2011/06/06 23:06
823 山桑の実を摘む朝 原発風評被害の福島を思う
ことしも桑の実が熟れる季節になった。犬の散歩コースに、自然に生えた山桑の木があり、たわわに実がなっている。家族と一緒に早起きして、この実を摘んだ。家族はことしもジャムにすると張り切っている。 ...続きを見る

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2011/05/31 16:40
822 「心に刻む応援のメッセージ」 福島・川俣にて
福島市の市街地北部にある信夫山(標高275メートル)から、市内を一望した。ぐるりと山に囲まれた盆地の街であることがよく分かる。ふだんなら、静かな街の風景を楽しんだだろう。だが、案内してくれた知人の「ほら、あそこの中学校の校庭で表土除去作業をやっていますよ」という言葉に、この街も平穏ではないことを痛感した。 ...続きを見る

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2011/05/29 20:21
821 危機的状況で人間の本性が 原発事故をめぐる言動を注視
東京電力福島第1原発1号機の海水注入が一時中断したといわれた問題の国会での質疑を「不毛の議論」だと、先日のブログに書いた。一刻も早く暴走する原発を制御し、避難している多くの住民に、家に帰ることができるという「希望」を与えることの方が今は優先課題だと思うからだ。 ...続きを見る

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2011/05/26 22:26
820 美しい故郷を思う歌 吉丸一昌の詞の心
ソプラノ歌手の鮫島有美子が歌った「四季」というCDがある。春夏秋冬それぞれ1枚に季節の歌20曲ずつが入っている。春のディスクには「故郷を離るる歌」というドイツ民謡があり、格調高い吉丸一昌の詞が付いている。それは「園の小百合」で始まり、「さらば故郷、故郷さらば」で終わる。この名曲は原発事故で家を離れ避難所暮らしをする人たちの気持ちに通じるもので、哀切な思いが漂う別れの詩(うた)なのだ。 ...続きを見る

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2011/05/25 11:35
819 救世主がいない政界 落第続きの菅氏の1年
菅直人氏が94代の総理大臣に就任したのは2010年6月8日だから、あと2週間で就任1年になる。時間の流れがいかに速いかを実感するとともに、彼がこの1年、一体何をやったのかと考える。 ...続きを見る

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2011/05/24 16:41
818 美しい言葉をつかまえたい 想像力を失うと・・・
推理作家・笹沢左保の父親で詩人の笹沢美明(1898―1984)は「言葉」という詩を残した。長い詩なので、冒頭から一部を紹介する。 ...続きを見る

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2011/05/22 21:46
817 花の季節を歩く 街路樹に寄せて
過日、近所の遊歩道を犬と散歩していたら、いきなり「クルミの花って、こんなふうに咲くのですね」と声を掛けられた。近くの広場で毎朝近所の人たちがラジオ体操をやっている。その帰りらしい一人の女性だった。この辺にはクルミはないと思いながら、女性が見上げている木に近づく。 ...続きを見る

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2011/05/21 22:46
810 何が真実なのか  収束しない原発事故をめぐって
収束の見通しが立たない東電福島第一原発事故に絡んで、朝日新聞の朝刊に2人のインタビュー記事が掲載されていた。 ...続きを見る

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2011/05/05 23:42
808 三陸大津波の連鎖を断ち切ろう 吉村昭の記録文学
吉村昭が記録文学「海の華―三陸沿岸大津波」を出版したのは1970年7月のことで、これを「三陸海岸大津波」と改題、文庫本として再出版したのは1984年8月だった。 ...続きを見る

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2011/04/25 22:01
806 「南相馬からの便り」 普通の日常を奪った原発事故
東電福島第1原発の事故で、周辺住民は避難を余儀なくされ、不安な日々を送っている。そんな深刻な日常を強いられた1人の女性からの訴えの文章を以下に掲載する。原発事故は普通の生活を多くの人から奪ってしまったのだ。この文章を市民だけでなく多くの政治家、官僚に読んでほしいと痛感する。 ...続きを見る

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2011/04/20 22:45
804 ホラ吹きと大風呂敷 四重苦を救うのは・・・
東日本大震災は阪神淡路大震災を超え、近世では1923年9月1日の関東大震災に次ぐ災害になることが確実だ。巨大地震と大津波、原発事故に加え風評被害という「四重苦」をもたらした災害。被災者を救おうという国民的声が高まり、被災地には多数のボランティアが駆け付けている。 ...続きを見る

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2011/04/13 22:18
803 ある教師の1カ月 日本人よ!
巨大地震、大津波に続く福島原発事故は収束の見通しは立たない。そんな中で、福島県矢祭町立東舘小の宍戸仙助校長から「余震の大きさと、原発の状態に、折れそうな心で描いた随想です」というメールが届いた。大震災と原発事故が重なり、動揺する人たち。そんな渦中にいる一人の先生の溢れる思いが伝わる文章を以下に紹介する。 ...続きを見る

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2011/04/12 20:51
802 4月のhanaのつぶやき 桜が満開ですが・・・
この間の日曜日に、家族と一緒に近所の遊歩道を散歩しました。桜が満開で私(ゴールデンレトリーバー)とちびちゃん(ミニチュアダックスフンド)は大満足ではしゃいで歩きました。でも、家族もあまり元気がないし、道を歩く人たちも様子が変なのです。ふだんなら、お酒を飲んで騒いでいる人たちがいるのに、そんな姿はありません。先月の大きな地震以来、日本はどうなってしまったのでしょうか。 ...続きを見る

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2011/04/12 20:18
801 あきれる身内意識  東電は甘くない? 
東日本大震災から1カ月が過ぎた。だが、福島第一原発の事故の収束の見通しは立たず、評価が最悪の事故といわれたチェルノブイリ事故と同じレベル7に引き上げられるという。そんな中で身内意識もここまでくると、呆れてしまう発言が報道された。 ...続きを見る

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2011/04/11 22:39
799 FMから聞こえる澄明な音楽 忘れていたラジオ
ふだんラジオは聞かないが、東日本大震災以来枕元にはラジオが置いてある。東京電力が計画停電するというので、ラジオが大事だと思ったからだ。電池もあまり減っていないのか問題なく聞こえる。 ...続きを見る

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2011/04/06 21:35
797 悲劇にくじないで 抗議する姿勢を忘れまい
ブログの更新を意図的にやめていたわけではありません。書きたいと思うことは多々ありました。いざ、パソコンに向かうとやはり地震、津波、原発のことが頭から離れず、指先が止まってしまうのです。 ...続きを見る

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2011/04/03 23:11
796 沈黙の春の再現なのか・・・
沈丁花やハクモクレンの花が咲き出し、桜開花の便りも届き始めた。だが・・・。いま日本列島は、レイチェル・カーソンのノンフィクション作品「沈黙の春」のような様相になりつつある。 ...続きを見る

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2011/03/24 15:29
794 運命論者にはなりたくないが・・・ 9日ぶりに生還した祖母と孫
大津波で甚大な被害を受けた宮城県石巻市で9日ぶりに80歳の女性と16歳の男の孫が救助された。 ...続きを見る

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2011/03/20 21:37
793 「東電に裏切られた」 避難民の悲痛な声  
マグニチュード9・0という巨大地震が起きた2011年3月11日午後2時46分は世界の歴史に刻まれることだろう。 ...続きを見る

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2011/03/19 21:05
792 大災害から1週間 原発は、今後の国民生活は?
東日本大震災はきょうで1週間になった。茫然と過ごした日々だった。被災地には雪が降り、被災した皆さんは寒さに震えているだろう。何とかしたいと思う。 ...続きを見る

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2011/03/17 21:55
790 通じなかった現代の「稲むらの火」 想像を絶する巨大地震と大津波 
「稲むらの火」という大地震の際の有名な話がある。1854年12月24日(安政元年11月5日)安政南海地震(M8・4)が発生した際、紀伊国広村(現在の 和歌山県広川町)で、醤油製造業を営んでいた濱口儀兵衛(後の梧陵)が津波をくることを予感し、稲むら(稲の束)に火を付けて高台から浜周辺にいる村人に知らせ、多くの人々が高台に避難し難を逃れたという実話である。 ...続きを見る

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2011/03/13 23:49
789 夢であってほしいのに・・・被害拡大の地震
こんなことは現実ではなく夢であってほしいと思う。岩手、宮城、福島を中心に東北、北海道、関東各地域が巨大地震と大津波で壊滅状態になっている。縁の深い地域が自然の脅威にさらされ、多くの人が犠牲になった。安否不明の人たちも増える一方だ。かつて会った人たちの顔が浮かぶ。無事でいてほしい。 ...続きを見る

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2011/03/12 22:24
788 「帰宅難民」を経験 巨大地震にどう向き合うか
M8・8という信じられないほどの巨大地震が発生し、宮城県栗原市で震度7を記録するなど、日本列島は大揺れに揺れた。被害の詳細はまだ分からないが、相当深刻な事態になりそうな予感がする。 ...続きを見る

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2011/03/11 23:37
786 和の文化はゆすりたかりなのか 米日本部長の極論に驚く
日本は「和の文化」だと一部知識人が使い、欧米の人々にもそう思われているようだ。そうなのだろうかと、米国務省のメア日本部長(前駐沖縄総領事)の沖縄をめぐる問題発言報道を見て考えた。 ...続きを見る

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2011/03/07 22:37
784 総合芸術家・魯山人の生涯に光 すさまじい取材の評伝
誤解されることが多かった北大路魯山人に光を当てたのが山田和の「知られざる魯山人」だ。山田はこの本で魯山人を「総合芸術家」と書いている。これほど微に入り細にわたった評伝はたぶんないだろう。しかもノンフィクションの取材がいかにすさまじいものであるかを証明する緻密な作品なのである。 ...続きを見る

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2011/03/05 22:45
783 庭先で聞く政治談義 主婦たちの思いは?
2月27日のブログで、中学生が「国会議員なんてみんなやめればいい」と話していたことを家族が聞いたと紹介した。庭にいると、その前の遊歩道を歩く人たちの声が時々聞こえる。例えば、主婦ならば今の国会の姿を見て次のような会話をしているのかもしれない。 ...続きを見る

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2011/03/02 11:44
782 金があってもどうにもならないことがある 風前の灯のカダフィ氏
北アフリカのチュニジアから始まった民主化運動は、エジプトに続いて、リビアにまで広がった。 ...続きを見る

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2011/02/28 22:26
781 中学生までが嘆く日本の政治 国会議員はみんなやめればいい
わが家の庭の前は遊歩道になっている。通勤、通学の子どもから大人たち、さらに犬の散歩、おしゃべりしながら散歩を楽しむ人たちと、一日中さまざまな人たちの姿を見ることができる。 ...続きを見る

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2011/02/27 21:42
778 投書欄に見る世相 電車で洋服を着替える女子高生
新聞の投書欄は、その時代の読者の思いを実名で掲載している。世相を反映したページともいえるが、「女子高生 電車内で着替えた」という投書(朝日、2月20日朝刊)には驚いた。 ...続きを見る

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2011/02/20 18:21
774 絵本作家・加藤祐子さんとの出会い 絵心を考える 
女子美の4年生で、この春大学院に進むという絵本作家・イラストレーターの加藤祐子さんに会う機会があった。幼いころからの夢を実現した輝く才能の持ち主だ。 ...続きを見る

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2011/02/10 23:36
772 八百長でどこへ行く大相撲 ショーでもつまらない
子どものころ、プロレスの力道山の活躍を楽しみにしていた。空手チョップという伝家の宝刀を武器に、悪役レスラーを倒していく。ちょうど始まった街頭テレビの中継には、多くの人が集まった。当時、それがショーの要素が濃い「興行」だとは知らなかった。相手に苦しめられた末に空手チョップを繰り出すという一定の筋書きがあったのだが、ショーとしては、見応えがあったと思う。 ...続きを見る

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2011/02/04 15:56
771 歴史は繰り返す エジプトとフィリピンと
エジプトのムバラク大統領が次の(9月)大統領選への出馬を見送り、事実上退陣を表明したというニュースを見て、同じように長期独裁政権を続けたフィリピンのマルコス大統領が1986年の人民革命で失脚、国外に亡命した事件を思い出した。 ...続きを見る

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2011/02/02 22:55
770 99歳と零歳 澄んだ心
先日、聴覚障害の子どものために日本手話を第一言語に、日本語の読み書き(書記日本語)を第二言語として教える「明晴学園」を訪問した。 ...続きを見る

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2011/01/31 22:54
761 ニュースの原点は人間 「英国式事件報道」
以前は、新聞は真っ先に社会面を読んだ。それから1面に戻って2面、3面と順に読み進める。しかし、いつのころからこのやり方が変わり1面から読むようになり、最終面のテレビ欄を除けば、社会面は最後に目を通すことになった。 ...続きを見る

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2011/01/07 14:44
760 99歳の詩集に脱帽 「柴田トヨさんの「くじけないで」
柴田トヨさんという99歳の女性の詩集がベストセラーになっている。暮れにもNHKで「99歳の詩人 心を救う言葉」というドキュメンタリー番組が放送された。奇しくも、聖路加国際病院理事長の現役医師・日野原重明さんも99歳で、2人はことしめでたく百歳になる。 ...続きを見る

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2011/01/05 11:50
758 奇跡のような初日の出 輝く飛行機雲に幸あれと祈る
このところ、犬の散歩をしながら初日の出を近所の遊歩道で見ている。ことしも7時前に家を出て決まった場所に行き、東の空を見上げると飛行機雲が長く伸びている。 ...続きを見る

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2011/01/01 16:10
757 大みそかの走り hanaの12月のつぶやき
ことしもきょうで終わり、2011年が近づく足音が聞こえてくるようです。私は8歳半になりました。夕方の散歩のとき、だれもいない広場でお父さんがリードをはずしてくれたので、思い切り走ってみました。 ...続きを見る

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2010/12/31 18:46
756 デジタル技術の発展に驚く 外付けHDDモデルの2台目のテレビ
地上波のアナログ放送は2011年7月24日に完全停波となり、地上波デジタル放送になる。最近アナログテレビでは画面の下の方にうるさいくらいその案内字幕が入っている。まるで「早くテレビを買い替えろ」という催促のようだ。 ...続きを見る

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2010/12/31 17:58
755 政治家や官僚は子どもの顔をちゃんと見られるか 武士の家計簿と政府予算案
2011年度の政府予算案が閣議決定した。一般会計の総額は92兆4116億円で本年度の当初予算を1124億円も上回って過去最大だという。 ...続きを見る

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2010/12/27 21:54
752 高齢化社会を前向きに 小説「万寿子さんの庭」
もし、こんな友達ができたら歳をとっての一人暮らしもまんざらではないなと思った。黒野伸一著「万寿子さんの庭」は、そんなことを感じさせる小説だ。 ...続きを見る

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2010/12/24 16:37
751 オリオンと月が輝く夜の散歩道 ことしの旅を振り返る
ことしも残す所8日になった。夜、犬の散歩をしていると、東の空には満月が輝き、暗い道を照らしてくれる。その少し右の方にはオリオンがくっきり浮かんでいる。白い息を吐きながら訪れた「街」を思った。よく歩いたものだと思う。(写真は青森県の十和田電鉄車窓から見た景色) ...続きを見る

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2010/12/23 21:29
750 落胆するのも人生の糧 グレース・ケリーの名言
海外の映画女優で、印象に残るのはオードリー・ヘプバーン(イギリス)、グレース・ケリー(アメリカ)、イングリット・バーグマン(スウェーデン)の3人だ。いずれも、20世紀を代表するハリウッドの大女優である。 ...続きを見る

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2010/12/19 22:36
749 ある遺言 「消えた山」に託す大谷さんの思い
ハンセン病患者の強制隔離を定めた「らい予防法」の廃止に尽力した元国際医療大学学長の大谷藤郎さんが7日に亡くなった。86歳だった。先週から北海道を旅行中だった私は、そのことを知らず、葬儀にも行くことができなかった。ところが、北海道から帰ると、大谷さんが書いた小冊子が届いていた。これが「遺作」になったことに気がつかず、読み終えてからネットを検索して大谷さんの死を知った。 ...続きを見る

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2010/12/16 16:58
748 どこにでもいる平凡な少年 わが身と重ね合わせる「しずかな日々」
私は「おばあちゃん子」だったらしい。いまでもきょうだいからそう言われる。私が生まれる前に祖父は死んでいるので物理的にもそうなったのだろうし、「おじいちゃん」という言葉は縁遠いものだった。だがもし、祖父が生きていて私と一緒に暮していたら、児童文学の「しずかな日々」(椰月美智子著)のような祖父と孫の静かな日常があったのかもしれない。 ...続きを見る

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2010/12/12 21:06
745 「四十一番の少年」 孤児院で育った井上ひさしの自伝的小説
作家の井上ひさしが75歳で亡くなって8カ月が過ぎた。いつだったか確かなことは忘れたが、JR鎌倉駅西口を出て源氏山公園の方に歩いていたら、どこかで見た顔の人が「ちょこちょこ」という感じで背中を丸めて歩いていた。それが井上ひさしだった。 ...続きを見る

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2010/12/06 13:30
744 昭和政治の裏面史 速記者たちの国会秘録
民主党の中井洽衆院予算委員長が議会開設120周年の記念式典で、秋篠宮ご夫妻に「早く座れよ」という野次を飛ばしたとして懲罰動議が出された。いまさらながら、国会に常識がなく、品格に欠けた議員が存在することが証明された形だ。 ...続きを見る

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2010/12/02 15:33
741 「言葉と向き合う」詩人の死  追悼飯島正治氏
「薇」の名をつけた「詩誌」の第3号が届いた。佐川急便の「ゆうメール」という宅配便で送られてきた。封を切り、詩誌の目次を見る。なぜかこの詩誌の中心人物である飯島正治氏の作品がない。頁をめくって「静かな人詩人・飯島正治追悼」(石原武さん)という題名があり、目を疑った。飯島さんが亡くなったというのである。私にとってことし一番の衝撃だ。 ...続きを見る

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2010/11/29 22:14
740 晩秋から初冬へ 郷愁の世界
暑さに参ったこの夏を何とか送り、いつしか季節は晩秋から初冬へと入った。自然が美しい季節だ。4枚の写真を紹介する。(写真をクリックすると、大きく見えます) ...続きを見る

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2010/11/26 22:09
739 落ち葉を踏みしめて 11月のhanaのつぶやき
落ち葉の季節になりましたね。街路樹のけやきの落ち葉がだいぶ私の散歩コースでも目立ちます。強い風が吹いたあとは、その落ち葉が道路のわきにたまります。 ...続きを見る

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2010/11/24 16:38
738 青い空に似合う皇帝ダリア うれしいピアノ・萩原さんの優勝
ことし初めて植えた皇帝ダリアの花が咲き始めた。本当に「背高のっぽ」の植物だ。 ...続きを見る

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2010/11/21 21:10
735 63の功績 白鵬の連勝記録ストップに思う
大相撲九州場所2日目の15日、横綱白鵬が平幕稀勢の里に寄り切りで敗れ、今年の初場所14日目から続いていた連勝が「63」で止まった。 ...続きを見る

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2010/11/15 21:48
734 静かな時間を楽しむ 映画・マザーウォーター
映画を見る楽しみは何だろう。手に汗を握ったり、つい泣いてしまったり、何が何だか分からないまま終わってみたりと、これまでさまざまな映画を見た。 ...続きを見る

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2010/11/14 20:33
733 一枚の絵に既視感 千葉のホキ美術館にて
過日、ある美術館に入った私は一枚の絵の前で「既視感」を持った。それはつい最近オープンした「ホキ美術館」でのことだった。 ...続きを見る

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2010/11/12 22:22
732 秋深まる 落ち葉と霧と
数日前に「遅い秋 精彩ない遊歩道のけやき」という題のブログを書いた。この夏の酷暑が自然界に大きな影響を与えていることは疑いようがない。 ...続きを見る

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2010/11/09 13:51
731 幻の日本シリーズ第8戦 新聞のテレビ番組の不可思議
新聞には、配達地域によって「○版」という締め切り時間がある。頁左上にそれが書いてある。 ...続きを見る

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2010/11/08 21:10
729 出会った後いかに別れるか 「ぼくとペダルと始まりの旅」
「人と人は出会う。しかし大切なのはどうやって別れるかではないだろうか」。米国のロン・マクラーティの小説「ぼくとペダルと始まりの旅」(森田義信訳)は、掛け値なしに面白い。 ...続きを見る

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2010/11/05 11:08
727 遅い秋 精彩ない遊歩道のけやき
このブログがスタートしたのは2006年9月だから既に4年が過ぎている。「BIG LOBE」のブログは「月別リンク」はあるものの、月ごとの本数が表示されない。数えていないから正確な数字は分からないが、月平均で10本を超えているので掲載本数は500本前後にはなるはずだ。 ...続きを見る

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2010/11/02 22:30
726 野球は過去のスポーツなのか BSだけで放映の日本シリーズ
中日とロッテのプロ野球日本シリーズが始まり、第一戦は5―2でロッテが勝った。テレビでこの試合を見ようとしたら、地上波の放映はなくNHKBSでしかやっていなかった。BSを見ることができない人はあきらめろということなのだろうか。 ...続きを見る

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2010/10/31 06:15
725 たかがタコでも パウル君の生涯
犬が人を噛んでもニュースではないが、もし人が犬を噛んだらニュースだという話をメディアに身を置く友人から聞いた。 ...続きを見る

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2010/10/27 21:59
724 友人たちとの会合 時代を超えて
小学校、中学校時代の同級生のことは何と呼べばいいのだろう。幼なじみでもある。だから、「ちゃん」や「・・・君」と言い合う。少しこそばゆい気がするが、彼らと会うと、不思議と素直になり、何でも言うことができる。 ...続きを見る

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2010/10/26 22:16
723 電子書籍時代は危機ではない 米文芸編集者の実感
アップル社のタブレット型コンピューター、iPadが日本でも発売され、電子書籍時代に入ったといわれる。それによって、日本の出版業界も大きく変化するのではないかという見方がある。 ...続きを見る

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2010/10/25 22:25
722 スポーツ選手の栄光と挫折と 10月の季節の中で
シーズンが始まったばかりのフィギュアスケートのNHK杯で浅田真央が惨敗した。過去の栄光を考えると、8位という成績は彼女にとって惨敗といっていい。ショート、フリーともジャンプの失敗が続き、生彩を欠いた演技に目を覆いたくなった。天才と思われていた浅田に何があったのか。浅田の寂しい表情を見ながらスポーツとは残酷なものだと思った。 ...続きを見る

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2010/10/24 20:59
711 小沢氏を追い込んだ司法改革 国民の目線は
司法制度改正の目玉は「裁判員制度」の導入だった。裁判に国民の視点を取り入れようというもので、検察審査会法の改正もその一環だ。 ...続きを見る

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2010/10/04 21:53
708 夏の終わりに 曼珠沙華とマロニエと
きょうは十五夜だ。いわゆる仲秋の名月である。日本では昔から旧暦の8月15日にお月見をした。その伝統がいまも続いており、ススキを飾り、月を見ながらおだんごを食べる家庭がいまもあるだろう。酷暑という言葉が似合ったこの暑さも、天気予報によると、きょうまでらしい。それにしてもことしの残暑は長かった。 ...続きを見る

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2010/09/22 20:51
707 特捜検事の堕落 悪魔が来りて笛を吹く
馬鹿な検事がいたものだと思う。障害者団体向け割引郵便制度をめぐり偽の証明書が発行された郵便不正事件で、証拠品として押収したフロッピーディスクを改ざんしていた 疑いで最高検に証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部の検事、前田恒彦容疑者(43)のことだ。 ...続きを見る

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2010/09/21 22:23
705 これぞ飽食窮民! 新幹線の迷惑男女の話
こういうのを飽食窮民というのだろうか。新幹線を遅らせた男女の話である。 ...続きを見る

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2010/09/16 10:37
703 礼に始まり礼に終わるのに! 残念な世界柔道最終試合
柔道をはじめとする「武道」は「礼に始まり礼に終わる」といわれる。しかし、柔道が国際的スポーツに発展し、勝負を優先するあまり、本来の礼を大事にする姿勢が失われているようだ。 ...続きを見る

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2010/09/13 21:53
702 「今日われ生きてあり」 特攻は統率の外道
あとがきや解説から読み始めるのは邪道と知りつつ、解説がついている文庫本はつい後ろから読んでしまうことがある。 ...続きを見る

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2010/09/13 16:34
701 朝から晩までギョーザづくり 手作りにこだわり27年のニーハオ 
知人に東京の蒲田を中心に、ギョーザを売物にした中華料理店「你好」(ニーハオ)を経営している八木功さんという人がいる。 ...続きを見る

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2010/09/12 21:59
700 いい人たちがなぜ? 悲劇の島を描いた「終わらざる夏」
太平洋戦争で日本がポツダム宣言を受託、連合国に無条件降伏を通告したのは1945年8月14日だ。その翌15日、昭和天皇が放送を通じて終戦詔書を朗読、国民に日本の敗戦を公表した。 ...続きを見る

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2010/09/09 22:08
699 政治家の悲劇 集中豪雨の夜に
ゆりかもめに乗って国際展示場で開かれているイベントに行こうと有明で降りたら、ものすごい雨になっていた。 ...続きを見る

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2010/09/08 21:06
697 映画「トイレット」の世界  もたいまさこの目の演技
見る人に想像力を求める映画だ。「かもめ食堂」の荻上直子監督の新しい作品「トイレット」である。米国(撮影場所はカナダのトロント)の小さな町を舞台に主な出演者は、もたいまさこと3人の孫たちと一匹の猫である。日本の映画だが、セリフはすべて英語で、日本語で字幕が出る。しかも、もたいは99%セリフなしで演技する難しい役柄だ。 ...続きを見る

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2010/09/07 09:51
695 晩夏そして挽歌 コオロギの鳴き始めの季節
9月に入っても涼しくはならない。だが、自然界に住む生物は秋の季節を感じているらしい。 ...続きを見る

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2010/09/02 22:42
694 猛暑に耐える日々の中で 8月のhanaのつぶやき
私はゴールデンレトリーバーのhana(雌、8歳)と言います。小さいころから車に乗るのが大好きでした。これまでは夏でも車に乗せてもらうのが普通でしたが、暑くてたまらないことしの夏は、家族はあまり車に乗せてくれません。 ...続きを見る

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2010/08/30 11:57
691 プリウスの車両接近装置 技術陣も想像力が必要
トヨタ自動車はベストセラーカー「プリウス」の「車両接近通報装置」を近く発売すると発表した。 ...続きを見る

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2010/08/25 22:50
690 「古里」を行く 夏の思い出
古里・故郷の意味は、3つある。広辞苑の解釈だ。その1、古くなって荒れ果てた土地。その2、自分が生まれた土地。郷里。その3、かつて住んだことがある土地。またなじみ深い土地―だという。その「古里」(ふるさと)という名前のついた駅があることを最近の旅で初めて知った。 ...続きを見る

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2010/08/24 21:45
688 ナポレオンに背を向けた「黒い悪魔」 差別を乗り越えた快男児の生涯 
快男児である。フランスの歴史で、ナポレオンの時代に「黒い悪魔」という異名を持ったトマ・アレクサンドル・デュマこそ、こう呼んでいいと私は思う。 ...続きを見る

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2010/08/18 22:35
687 夏の過ごし方 酷暑で早起き現象
「毎日暑くてたまらないですね」と言ったら、人生の大先輩に「気持ちの問題だ。私は暑くてもなんともないよ」と笑われた。しかし、この暑さは笑いごとではない。この夏、熱中症で亡くなる老人が相次いでいる。同じようなブログを2007年の夏に書いた。当時のブログで「熱帯化現象が一過性であることを祈る」と記したが、この日本列島の夏は確実に熱帯化現象に覆われているようだ。 ...続きを見る

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2010/08/16 16:37
686 夏の風景  墓参、花火大会・・・ 
8月15日。終戦記念日。武道館では全国戦没者追悼式があった。NHKニュースは、遺族の高齢化が目立つと報じていた。当たり前だ。戦後65年なのだから。でも、傷ついた人たちの心はまだ癒されていない。この夏はとりわけ油蝉の鳴き声がうるさい。酷暑の日々なのである。先日の「若い友人の結婚式」、「姉夫婦と千葉の霊場巡り」に続く「私の夏の風景」を書く。 ...続きを見る

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2010/08/15 22:14
685 夭折した2人の心 琵琶湖周航の歌
「ひつじぐさ」(未草)が何であるかを知っている人はそう多くはないと思う。辞書で引くと、睡蓮のことで、スイレン科の水生の多年草で池沼に生えると出ている。そうクロード・モネの絵で有名なあの睡蓮なのだ。 ...続きを見る

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2010/08/12 20:23
684 3つの観音寺 真夏の巡行
私は、全く信仰心はない。だから関東地方(神奈川、東京、埼玉、千葉、群馬、栃木、茨城の一都六県)に「坂東三十三箇所」という観音霊場があることも知らなかった。 ...続きを見る

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2010/08/11 20:57
682 清涼剤になりうるか 塩野七生「日本人へ 国家と歴史篇」
自信に裏打ちされた物の見方なのだろう。好き、嫌いは別にして辛口で明快な内容は、猛暑の日々に一服の清涼剤のようなさわやかさを与えてくれる。 ...続きを見る

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2010/08/08 21:24
680 記録されたものしか記憶にとどめられない 「宮本常一が見た日本」
民俗学者、宮本常一の生涯をたどった「旅する巨人」で大宅ノンフィクション賞を受賞した佐野眞一があらためて、宮本が歩いた地方を取材したのがこの本だ。 ...続きを見る

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2010/08/04 08:58
679 ある結婚式 夏の日の花嫁・俯瞰
暑い日が続いた東京。ようやく「干天の慈雨」があり、少し涼しくなった。そんなきょう、四谷のイグナチオ教会で、若い友人の結婚式があった。 ...続きを見る

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2010/07/31 22:19
677 カンボジアで生きる元留学生 父親は政治犯で虐殺
カンボジアの旧ポル・ポト政権(1975〜79年)時代の大虐殺を裁く特別法廷で26日、人道に対する罪などに問われた元トゥールスレン政治犯収容所所長、カン・ケ・イウ被告(67)の判決公判があり、禁固35年(求刑同40年)を言い渡した。このニュースに接し、一人のカンボジア青年のことが頭に浮かんだ。 ...続きを見る

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2010/07/27 22:01
675 戦争を美化した小説 きな臭い著者の意図=『永遠のゼロ』
「永遠のゼロ」(百田尚樹著、講談社文庫)は売れ行きが好調でも、危うさを感じる作品である。「現実味に乏しい」「素人小説的だ」と批判的見方も強い。その意見の中には、戦後60数年も過ぎて、生前の主人公(零戦の搭乗員で、特攻で戦死する)の行動を記憶している80代の高齢者を複数探し当てることなどとてもできない、作り話のようだ―という厳しい指摘もある。著者はなぜこの作品を書いたのだろう。 ...続きを見る

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2010/07/25 20:29
672 金融界の寵児もただの人 カリスマの果てに
経済界には「カリスマ性」を持った人物が時々登場する。最近ではライブドアを創設したホリエモンこと堀江貴文氏、村上ファンドの村上世彰氏、そして日本振興銀行前会長の木村剛氏がいる。 ...続きを見る

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2010/07/15 23:15
671 もう8歳です 7月のhanaのつぶやき
蒸し暑い日が続きますね。毛皮を着た状態の私には息苦しくてつらい毎日です。先日も夜中に苦しくなり、家族を起こしてしまいました。この7月1日が私の8歳の誕生日でした。家族は、ケーキの形をした豆腐に8本のロウソクを立ててお祝いをしてくれましたが、お父さんは「もうhanaもおばさんなんだな」と言って、笑っていました。そうなのです。そんなトシに私もなったのでした。 ...続きを見る

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2010/07/14 13:27
670 国民の選択は 税金増はやはりいやなのだ
参院選でメディアの予測通り、民主党が「惨敗」した。現有議席を大きく下回ることは確実で、衆院と参院の「ねじれ現象」が生じることになりそうだ。昨年の衆院選からまだ1年もたっていない。 ...続きを見る

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2010/07/11 22:29
657 ムクドリ追い出し作戦 駅周辺の大音響・結果は?
私が利用しているJRの駅周辺で、先月末ものすごい音響がスピーカーを通じて流された。電柱には「ムクドリ対策中」という張り紙があり、この周辺に集まるムクドリの大群を追い払おうという作戦だと分かった。 ...続きを見る

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2010/07/06 07:48
656 どうした郵便 マイナスとマイナスはプラスになるのか
「ゆうパック」の遅れが続いている。民営化された会社なのに、危機管理対策はなかったのだろう。私もゆうパックを利用して送った荷物が大幅に遅れて届くという「被害」に遭った。品物が生鮮食料品ではなかったので問題はなかったが、東京から千葉に送ってから4日目に届くという結果にさすがに驚いた。 ...続きを見る

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2010/07/05 21:43
655 署名にローマ字とは 首相の新聞広告
楽天といえば、ネットショッピングなどインターネット総合サービス(扱う分野が幅広い)を提供するIT企業だ。三木谷浩社長が、記者会見で「英語を2012年中に社内の公用語にする」と発表したことが大きな話題になっている。 ...続きを見る

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2010/07/05 06:52
648 カーテンなしのJR車両 省エネ時代に逆行
最近、急に暑くなった。電車の座席に座っても、日差しが強いと感じることが多い。特にJRがそうだと思い、よく見てみると、山手線や京浜東北線、横須賀線をはじめとする首都圏を走る電車の窓には日差しを遮るカーテンがない(新しい電車で、旧型は付いている)ことに気付いた。 ...続きを見る

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2010/06/17 23:00
647 カタログより格段に低いエコカーの燃費 国の基準という数字のカラクリ
長年車に乗っていて、だれも文句を言わないのが不思議だと思うのは燃費のことだ。カタログで示された燃費と実際の燃費の隔たりが大きいことに腹を立てた人は少なくないはずだ。 ...続きを見る

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2010/06/16 21:11
645 6年ぶりに戻った中学校の表札 盗難の果て海岸で発見
明るい話題なのかどうか、区分けが難しニュースを紹介する。娘が卒業した公立中学校の木製の表札(標識)がなくなったのは、2004年末のことだった。 ...続きを見る

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2010/06/14 12:41
644 菅首相は救世主になれるか 就任演説オバマとの違い
94代の総理大臣、菅直人氏の所信表明演説が11日に行われ、12日の新聞にはその全文が掲載された。昨年1月に就任した米国の44代大統領バラク・オバマ氏の演説と比較して、国内重視と現実主義の姿勢が目に付いた。 ...続きを見る

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2010/06/14 06:56
643 言葉と向き合う達人たち 詩誌「・薇2」を読む
友人の飯島正治さんが主宰する詩誌「薇(び)2」が届いた。飯島さんら10人の詩人の詩と、「小景」という短文が載っている。 ...続きを見る

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2010/06/10 21:54
640 聞く耳を持たぬとは? 小沢氏巻き添えは功績大
鳩山首相がやめることになった。民主党の両院議員総会のあいさつをテレビで見ていて、「人がよすぎたゆえの挫折」と思った。 ...続きを見る

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2010/06/02 22:07
639 どうせなら、夢を求めたい 映画「RAILWAYS」
「夢」という言葉は、3つの意味があると広辞苑にある。「睡眠中に見る幻覚」次に「はかない、頼み難いもののたとえ」、そして「空想的な願望」―である。「将来の夢は」という言葉は3つ目に該当する。 ...続きを見る

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2010/05/31 21:55
637 ふしぎな波瀾重畳の生涯 ジョゼフ・フーシェの評伝「ある政治的人間の肖像」
「マキャベリズム」という言葉は、悪く言えば「目的のためには手段を選ばない」に解されるが、「国家が危機に陥った場合は、政治家は国家存続のために、手段を選ぶべきではない」と解釈する意見もあるという。ここでは前者の方を使うことにする。 ...続きを見る

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2010/05/25 14:38
636 高齢化社会の現実を投影 映画「春との旅」
仲代達也と徳永えりの「春との旅」という映画を見て、高齢化社会の現実の厳しさを思った。近所でも高齢者の1人暮らしが増えている。この映画は、世界でも類例のない超高齢化社会が進行中の日本の話なのである。 ...続きを見る

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2010/05/24 15:50
635 村上春樹のだまし方 「1Q84年」の不可解さ
東京新聞の夕刊文化欄に「大波小波」というコラムがある。前身の「都新聞」時代から続く名物コラムといわれ、匿名で鋭い批評を載せている。 ...続きを見る

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2010/05/23 21:24
634 満開のニセアカシア 鳥取で自然を思う
日本で言う白い花が咲く「アカシア」は、実は「ニセアカシア」のことである。本来のアカシアは、マメ科であり、「房アカシア」あるいは「銀葉アカシア=ミモザ」ともいい、私の好きな花の一つである。一方、ニセアカシアはハリエンジュ属なのだという。 ...続きを見る

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2010/05/20 21:25
633 野菜づくりとインドのヨガ聖人と
家の東側に少しだけ空いた土地がある。東側とはいえ隣の住宅があるため、日当たりはあまりよくない。ここに最近、野菜を少し植えてみた。 ...続きを見る

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2010/05/17 15:03
632 人生の選択(2) 北海道・ひまわりの町に移住した知人夫婦 
荻原浩の小説「明日の記憶」は、若年性アルツハイマーになった広告代理店勤務の49歳の主人公と、夫を献身的に支える妻の物語だ。 ...続きを見る

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2010/05/13 12:36
630 途上国の子どもたちの悲惨な現実
テレビを見ていたら、国際労働機関(ILO)の調査で世界中の5歳から17歳までの子どものうち、7人に1人に当たる約2億1500万人が「児童労働」に従事していることが明らかになったというニュースをやっていた。 ...続きを見る

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2010/05/09 06:24
628 奇跡の犬 病を克服したラブラドール・レトリーバー
犬の散歩のときに、よく見かけるラブラドール・レトリーバーがいる。9歳の雄で、名前は「シオン」という。花の名前やスイスの都市名にもある。イスラエルの首都エルサレムのシオンの丘にはシオンという名の修道院があるという。だが、なぜ飼い主がこのような名前を付けたのか、特に聞いたことはない。 ...続きを見る

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2010/05/04 09:16
626 言葉の重さ 北村薫と政治家と
北村薫は「鷺と雪」で2009年に直木賞を受賞した。「街の灯」「玻璃の天」に続く社長令嬢とお抱えの女性運転手、ベッキーさんが謎に挑む「ベッキーさんシリーズ」の3作目である。 ...続きを見る

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2010/05/01 07:01
625 首相と幹事長の疑惑 分れた検察審査会の判断
鳩山首相の資金管理団体の偽装献金事件では、首相の不起訴処分は妥当と判断した検察審査会が、民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件では小沢氏を「起訴相当」と議決した。 ...続きを見る

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2010/04/27 22:17
624 チューリップのあいさつ 花の命は短くて?
ことしの春は、寒暖の差が激しい。その影響が植物の世界にも顕著に出ているようだ。一度開花した草花類も、いつもの年より花が長持ちしている。この写真の花は何だろうと思われるかもしれない。2枚目を見れば、一目瞭然だが、1枚目だけでは「おや!」と思っても不思議ではない。長持ちした結果、このような現象になったのだろうか。 ...続きを見る

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2010/04/25 21:02
623 愚かな首相と国民 混沌とした時代をどう生きる
米国のワシントン・ポストが、鳩山首相のことを「不運で愚かな日本の首相」とコラムで書いた。 ...続きを見る

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2010/04/21 21:56
621 4月の雪 自然からの警告
けさ、外を見ていたら、雨がいつの間にか雪に変わり、わが家の庭も白くなった。気象の専門家によると、4月としては30年に1回という寒波が日本列島上空を覆ったのが原因だという。 ...続きを見る

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2010/04/17 22:35
620 派閥抗争は崩壊の始まり トヨタ、そして富士通
米国を中心に逆風が吹いているトヨタで、創業家の豊田家と非創業家メンバー幹部の間で派閥抗争が起きているというニュースが流れている。 ...続きを見る

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2010/04/14 21:27
619 ことしの春は 花戦争の季節に思う
ことしはわが家の庭の「カイドウ」の花の付きがよかった。桜の花よりも先につぼみが膨らんだが、満開になったのは少し遅く、桜が散ってもこちらの方はまだ花が残っている。 ...続きを見る

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2010/04/12 20:06
618 命の大切さを伝えるボランティア 家族の2つの約束
最近、熊本県で環境カウンセラーになった女性に会った。不思議なオーラを持つ女性だった。話を聞いていて、人間の強さを思った。(写真は千葉県佐倉市のチューリップ祭会場) ...続きを見る

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2010/04/10 22:34
617 本を読めば「人相がよくなる」 ある元裁判官の読書論
活字離れ、読書と縁のない学生の増加・・・。そういわれて久しい。しかし、書店に行けば、新刊本がズラリと並んでいる。おかしな時代だ。 ...続きを見る

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2010/04/08 22:12
614 毎日がエイプリルフール 賢治の詩を思いながら
宮沢賢治の有名な詩「雨にも負けず」の中に「日照りの時は涙を流し寒さの夏はおろおろ歩き」というくだりがある。昨今のニュースを見ていると、おろおろする(途方に暮れる)話が目に付く。賢治が生きていたら、現代をどう表現するのだろうかと思う。 ...続きを見る

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2010/04/03 07:05
613 復活した校歌の物語(4)完 山本正夫の孫と感動の対面
校歌のなぞを探って、作詩・作曲者の山本正夫の直系の孫である山本晴美さんが東京都板橋区で幼稚園の園長をしていることを知った、東舘小の宍戸校長と矢祭町教育委員会の片野委員長は福島県から上京し3月31日、晴美さんを訪ねた。(多くの校歌を作曲した山本正夫) ...続きを見る

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2010/04/01 20:32
612 燃え尽きない選手たち 世界フィギュアの浅田・高橋
スポーツ選手は「モチベーション」という言葉を好んで使う。辞書によれば「動機づけ」「やる気」という意味だという。人間は物事に取り組むに当たって、この言葉のような目的意識を持つものだ。 ...続きを見る

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2010/03/27 22:19
611 復活した校歌の物語(3) 見つかった山本さんの孫
福島県立図書館所蔵の近代音楽年鑑(昭和17年版)には、山本正夫の住所として東京都板橋区上坂6−50−2とあり、「帝都学園女学校校長」と記されている。 ...続きを見る

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2010/03/25 20:38
610 キプリングの「少年キム」 この世には多くのうそがありうそつきがいる
ラドヤード・キプリングは、1907年にノーベル文学賞を41歳で受賞した英国の作家である。文学賞受賞者としては最年少で、現在もこの記録は破られていない。 ...続きを見る

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2010/03/24 22:31
609 復活した校歌の物語(2)  戦後になぞの空白期間
東舘小学校は、戦後十数年校歌が歌われない時期があったという。当時の在校生に聞くと、その通りで校歌の代わりに、郡全体の体育祭(南部8校対抗戦)のときに歌う「応援歌」を入学式や卒業式などの行事の際に合唱した記憶があると、口をそろえて言う。 ...続きを見る

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2010/03/22 15:03
608 復活した校歌の物語(1) 執念の校長の調査
童謡の「夕焼け小焼け」は、郷愁を誘う歌だ。作詞をしたのは中村雨紅という東京の教師であり、作詞家だった。彼は日本でも有数の作詞家、野口雨情に憧れ、その一字をもらい「雨情」に染まるという意味を込めて「雨紅」というペンネームをつけたという。 ...続きを見る

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2010/03/16 22:57
607 これも人間の世界 全体主義国家を描いたオーウェルの一九八四年
村上春樹の「1Q84」が爆発的に売れたのは、昨年の6月ごろだった。変わった本の名前だが、一説によると、英国の作家、ジョージ・オーウェルの「一九八四年」という作品をもじって付けたのだという。 ...続きを見る

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2010/03/14 21:09
605 私が利用した26の空港  明日開港の茨城空港は?
国内に98もの空港があることを知っている人はそう多くないはずだ。もちろん私もこんなにあるとは思わなかった。 ...続きを見る

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2010/03/10 16:52
604 もう一度は? アカデミー賞の「ハート・ロッカー」
もう一度見たい映画や読んでみたいと思う小説がある。では、きょうアカデミー賞の作品賞を受賞したキャスリン・ビグロー監督の「ハート・ロッカー」(行きたくない場所、棺桶を指す)というアメリカ映画はどうか。 ...続きを見る

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2010/03/08 21:24
603 大人の社会を反映 荒れる学習院初等科
昨日(3月4日)、日本の小学校からプレゼントされたラオスの小学校の校歌のことを書いた。 ...続きを見る

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2010/03/05 21:12
602 遥かなりラオス 5ヵ月後の心暖まる話題
最近、DVDに記録された映像とともにうれしい知らせが届いた。それは歌の力を思わせるものだった。 ...続きを見る

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2010/03/04 21:44
601 チリの巨大地震 逆境の政治家の指導力は
地球の裏側の南米・チリで巨大地震が発生した。1日が経過して日本の太平洋岸に津波が押し寄せてきた。チリの状況はまだ詳しくは分かっていないが、大きな被害が出るのは間違いないだろう。 ...続きを見る

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2010/02/28 21:20
599 3代にわたる職業 佐々木譲の警官の血
祖父の代から3代、教師を職業としている知人がいる。伝統芸能の世界ではその仕事がさらに長く受け継がれることも少ない。しかし、警察官という厳しい職業では、3代続くことはあまりないのではないかと思う。 ...続きを見る

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2010/02/25 20:43
598 ビッグひな祭りを訪ねて 春近い東の勝浦へ
いま、東と西の「勝浦」で、「ビッグひな祭り」というイベントが続いている。街の主要な場所に文字通り、ひな人形が展示され、多くの観光客でにぎわっている。(写真は、遠見岬神社の石段に並べられたひな人形) ...続きを見る

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2010/02/24 20:55
597 hanaのつぶやき お父さんのミステーク
2月もあと1週間で終わりです。人間には寒い季節でしょうが、私(ゴールデンレトリーバー)のような犬には、夏に比べたらすごしやすい方です。きょうは、私の家で一番いい加減なお父さんの話をします。きょうの出来事です。 ...続きを見る

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2010/02/22 22:10
593 パノラマの世界を独り占め 47都道府県目の鳥取
空はどんよりとしていて、いまにも滴が落ちてきそうな寒い日だった。私は標高わずか90メートルという米子城跡にいた。飛行機までの時間をやりくりして頂までの山道を歩いた。(写真は米子城跡から見た大山) ...続きを見る

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2010/02/12 21:42
591 乱読週間 6冊の文庫本
本を乱読する6日間を送った。電車で、新幹線で、飛行機で集中的に読んだのが以下の6冊だった。(1冊は再読)特に理由はない。文学作品が小型の電子端末で読めるようになるというニュースに感化され、紙の本へと回帰したのかもしれない。対象は分野を問わず、適当に選んだのだが、老眼鏡をかけても集中力が失われていなかったことに自分自身で驚いた。 ...続きを見る

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2010/02/09 21:51
589 岐路に立つ2人 どうなる小沢幹事長と朝青龍
政治と相撲は全く異なる世界だ。だが、この2つの世界に君臨する実力者が危機にひんしている。言うまでもなく、民主党の小沢一郎幹事長と横綱朝青龍である。明後日の4日にも2人をめぐって、大きな動きがあるかもしれないという。どんな展開があるのだろうか。 ...続きを見る

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2010/02/02 22:08
588 永遠の日々への手伝い 映画「おとうと」より
山田洋次監督の映画「おとうと」を見た。吉永小百合と笑福亭鶴瓶が姉弟役を演じ、フラガールの蒼井優が吉永の娘役を演じる。「男はつらいよ」の「寅さん」を彷彿とさせる喜劇調の前半から、後半はがらりと変わって死がテーマになる。 ...続きを見る

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2010/01/31 11:14
587 いのちを守りたい、と言いながら 自殺者3万人の現実は
鳩山首相の施政方針演説をテレビで見た。いきなり「いのちを守りたい。いのちを守りたいと願うのです」と語りかけた。格調高い演説の始まりを聞いて期待した。 ...続きを見る

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2010/01/29 21:29
586 トヨタよどうした!
このところ、日本のトップ企業であるトヨタ自動車で問題が次々に起きている。それも最大の市場といわれるアメリカが舞台になっている。 ...続きを見る

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2010/01/27 21:47
584 生き過ぎか足らざるか 揺れる価値観
民主党が小沢幹事長の政治資金規正法違反事件に絡んで「捜査情報漏えい問題対策チーム」を設置したというニュースが流れた。「本当か」という耳を疑った。小沢幹事長の土地取引をめぐる疑惑に関して、多くのメディアが様々な情報を流している。 ...続きを見る

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2010/01/21 21:00
583 人工池に氷が 朝の光の中で
地球温暖化といわれているが、この季節ともなると、さすがに早朝は寒い。朝の散歩コースにある調整池にも氷が張るようになった。 ...続きを見る

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2010/01/19 18:47
581 うんざり政治とカネ 自浄能力欠如の政界
  いま、日本の国家財政は危機的状況にある。だが、昨今の鳩山首相、小沢・民主党幹事長の政治資金をめぐる一連の問題をみていると、政治家は金持ちが多いために国家財政の危機にも鈍感なのかもしれないと思ったりする。 ...続きを見る

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2010/01/17 19:50
580 温父と頑固親父と 日本史有名人「親父の背中」
子どもは親の背中を見て育つといわれる。それだけ、親の生き方は子どもに影響を与える。「日本史有名人、おやじの背中」(新人物往来社)を読んで、それを実感した。世の多くの父親たちは、子どもに生き方の基本となるような背中を見せているのだろうか。 ...続きを見る

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2010/01/14 22:28
576 看板下ろすあの店この店 二番底って何だ!
「パチンコ店」「焼き肉店」「ガソリンスタンド」というと、どこにでもある現代日本を代表する業種だ。最近、近所にある3つのこれらの施設が相次いで閉鎖・閉店になった。人口が減っているわけではないが、不景気で客の入りが少なくなって営業不能に陥り、看板を下ろすことになったようだ。 ...続きを見る

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2010/01/05 15:08
575 体験者の真実の遺言 少年の過酷な現実を描いた「生獄」
ことしは戦後65年になる。この「戦後」という言葉は、多くの国民には遠い存在になっているようだ。だが、このほど出版された「生獄」(柏実著、文芸社刊)を読むと、65年前を忘れてはならないことを思い知らされる。著者の柏さんは、私の知人である。この本のあとがきの結びで彼は書いている。 ...続きを見る

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2010/01/04 22:56
573 オリオンへの願い
元日の夜。酔い冷ましを兼ねて、近くの郵便ポストに年賀状を出しに出かけた。身震いするくらいの寒さだ。空を見上げると、南東方向に月がまばゆいばかりに輝き、さらに南の方角には「三つ星」がくっきりと見える。オリオン座だ。冬の空の象徴だ。しかし、こんなにはっきりとこの星座を見ることはなかった。三つ星を守るように、四つの星が輝いている。線を引けば長方形になる。 ...続きを見る

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2010/01/01 22:55
571 さらば日曜菜園 瞑想と魂の休養と
車で5分ほどの所に、不動産屋が営む貸し農園がある。この1区画を借りて、家族とともに野菜を育てて10年以上が過ぎた。つい先日、不動産屋からはがきで「3月をもって貸し農園は終了する」という通告が届いた。 ...続きを見る

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2009/12/30 22:00
569 「光」と「地」と 桜島の雪の季節に
ことしの世相を表す漢字は「新」が選ばれた。閉塞感の強い時代に、新しいものを求める多くの人たちの思いが凝縮された漢字なのだろうか。(写真をクリックして拡大すると、桜島の冠雪が見えます) ...続きを見る

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2009/12/24 22:29
568 イチロー敬遠の裏で 野球WBC韓国の心
ことし3月、第2回のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、日本は韓国を破り、優勝した。第1回に続く連覇だった。その裏に、韓国側の国民を挙げた日本、特にイチローへの敵対意識があった。その意識が勝敗に大きな影響を与えたことを22日夜のTBSの番組で知った。 ...続きを見る

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2009/12/22 22:17
567 寒い冬の朝 散歩の友よ
早朝6時過ぎ、まだ暗い中、家を出る。西高東低の冬型の天気らしく風が冷たく、寒さが身にしみる。一緒の犬はねぼけまなこからようやく覚めたらしく、しきりに道端に残された他の犬たちのにおいをかいでいる。ほぼ毎日繰り返す朝の散歩である。寒さでけさは鼻水が出るほどで、明るくなると遠くに雪を抱いた富士山も見えてきた。 ...続きを見る

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2009/12/18 21:02
566 「風の道」の噴水ものがたり
散歩コースに私が「風の道」と名付けた遊歩道がある。かなり長い遊歩道の一部にマロニエの木が植えられ、その近くには噴水広場がある。 ...続きを見る

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2009/12/16 11:37
565 虚業に流れた5億円 五輪招致映像の不可思議
広告は虚業といわれる。その典型が2016年夏季五輪に 立候補した東京の映像制作費用だ。わずか10分間の映像に要した費用が何と5億円というのである。それを制作したのが日本を代表する広告代理店だという。 なぜ、そんなことになるのか。からくりは分からない。 ...続きを見る

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2009/12/14 21:19
564 現代日本人論 ザビエル時代との変化
フランシスコ・ザビエルが日本にやってきたのは1549年のことだ。ポルトガル人のアルバレスという船長の「日本記」という文章によって、ザビエルは日本に興味を持ったようだと、司馬遼太郎が「街道を行く・南蛮のみちT」の中で書いている。当時の日本人の性格はアルバレスによると次のようのものだったという。 ...続きを見る

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2009/12/14 11:19
563 オバマの揺れる気持ち ノーベル賞受賞演説を読む
オバマ米国大統領がノーベル平和賞を受賞した。ことし1月20日に就任したばかりで、世界の平和に大きな貢献をしたとは思えない。チェコのプラハで演説した「核なき世界」を目指すという理想に対する「投資と期待」が背景にあったのだろう。(9月10日の広島・長崎とオバマ大統領参照) ...続きを見る

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2009/12/13 18:37
562 みんなで渡れば怖くない 日本人の集団行動
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という言葉がある。映画監督の北野武が若い時代に漫才をやっていた当時のネタの一つだそうだ。ブラックユーモアとして、流行語にもなった。日本人の集団行動を皮肉った標語でもある。 ...続きを見る

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2009/12/10 16:53
561 2009年の軌跡 北から南への旅の日々
いつの間にか12月も中旬に入る。もう一年を回顧する季節なのだ。くたびれた手帳を開き、鉛筆で書いたスケジュールを読み返す。ことしはどこへ行ったのだろうか。2009年の軌跡をたどってみる。 ...続きを見る

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2009/12/09 22:12
560 石川遼の未来 モチベーションとの闘い 
石川遼が18歳という史上一番の若さで男子ゴルフの賞金王になり、最優秀選手賞も獲得した。ことしの賞金総額は何と1億8万円という、同世代の若者だけでなく、多くの大人がため息をつくような夢の金額だ。 ...続きを見る

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2009/12/07 22:57
559 ポルトガル再び 栄光と没落の西の国
リタイア後は西端の国・ポルトガルで暮らしたいという希望を持った知人がいる。その夢をまだ果たしていないが、彼によれば「かつて地球の裏側まで船を操った冒険者たちが、いまはその残照を浴びて黙々と座っている街(国)・・・」だというのである。 ...続きを見る

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2009/12/06 22:28
558 最近の新幹線事情 旅の恥は
JR東海の東海道新幹線に乗った。東京から静岡までの比較的短い距離だ。しかし、往復とも傍若無人の女性客と出会ってしまい、集中して本も読めず、つかの間の居眠りもできなかった。 ...続きを見る

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2009/12/05 22:27
557 ああ「火車」状態 どうする鳩山さん
父親の借金から、不幸を背負った女性が他人になりすまそうとする悲劇を描いた宮部みゆきの「火車」を再読した。この作品を読んで、日本自体が「火車」状態にあることを思い知らされた。 ...続きを見る

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2009/12/02 20:57
556 89歳とひ孫の感動の物語 You Tubeの「まりもマジック」
インターネットの変化を一番感じるのが動画だろう。電話回線、ADSL、そして現在の光ファイバーへとその接続手段が変わる度に速度が増して、現在ではテレビも視聴することができる。こんな時代を背景に動画サイト「You Tube」が急速に普及し、知人の動画も本人が戸惑うくらい「ものすごい」ヒット数(再生回数)を記録している。それほど、感動的な動画である。 ...続きを見る

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2009/11/30 21:31
555 詩人が考える言葉とは 詩集「薇」から
「薇」(び)という漢字は、植物のゼンマイのことであり、「薔薇」(イバラ)にも使われる。その「薇」の名をつけた「詩誌」が詩人の飯島正治さんから届いた。8人の詩人の詩と小文を掲載した38頁の創刊号だ。私は詩のことはよく分からない。しかし、言葉を大事にする人々の「心」がどの詩からも伝わってくる。 ...続きを見る

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2009/11/28 21:38
553 まとめて読書 秋の夜長に
季節は秋から初冬へと移行している。昔から「秋の夜長は読書」といわれる。しかし、この言葉は生きているのだろうか。せわしい現代日本人からは、そうした習慣は次第に失われていっているのかもしれない。いい本に巡りあうことができれば、その習慣は復活すると思うのだが、なかなか難しい。次は私の最近の読書からの寸評。さて、いい本は何冊あっただろう。 ...続きを見る

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2009/11/24 21:56
552 浅田真央の試練 挫折を乗り越えて
夜空を見上げると、10月末の夜のように月と木星の饗宴がまばゆい。あの時は半月の下に木星が輝いていた。それがいまは全く逆転し、木星が上で月が斜め下になっている。自然の摂理を感じながら、ある少女のことを考えた。フィギュアスケート界の天才、浅田真央である。 ...続きを見る

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2009/11/23 20:47
551 いまどき「つかみガネ」なんて 官房機密費問題
最近は腹をたてないように注意をしている。健康に悪いからだ。でも、つい「機密費」のニュースを見て、腹を立ててしまった。 ...続きを見る

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2009/11/21 20:43
550 介助犬の受難 JRの無知に思う
公共交通機関の代表ともいえるJRは、国鉄時代から徹底した合理化が進み、ラッシュ時でもホームには駅員の姿はほとんど見かけない。 ...続きを見る

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2009/11/17 23:33
549 フィクションとノンフィクションの境目は 沈まぬ太陽
フィクションとノンフィクションには、創作と事実という境界がある。しかし日航ジャンボ機が群馬県・御巣鷹山に墜落し、乗員乗客520人が亡くなった事故をモデルにした映画「沈まぬ太陽」は、フィクションとうたいながらもノンフィクションに近い。日航の経営危機問題がいまクローズアップされているだけに、映画も注目を集めているようだ。 ...続きを見る

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2009/11/16 23:14
548 人間の尊厳を思う 映画「さまよう刃」
広島県北広島町の山中で遺体が見つかった島根県立大1年、平岡都さんの事件は悲惨だ。首が切り落とされ、体も多くの傷があったという。遺族にとっては耐え難い事件である。映画「さまよう刃」を見て、犯罪被害者の苦しみ、悲しみを思った。 ...続きを見る

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2009/11/15 21:39
546 知床旅情とともに 森繁久弥さんの死
札幌で生活をしたことがある。最初が1990年初めの1年半で、次が10年後の2000年代初めの2年間だ。合わせても3年半という短い期間だが「第二の故郷」と自称するほど北海道が好きになった。 ...続きを見る

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2009/11/11 21:30
545 逃亡の果てに 情報化社会の市橋容疑者逮捕
3日のブログ「現代を象徴する事件と警察力」の中で、「千葉県警は、2007年3月の英会話学校講師の英国人女性殺害事件(容疑者の指名手配は死体遺棄容疑)でも、写真まで公開したのにいまだに容疑者を逮捕していない」と書いた。 ...続きを見る

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2009/11/11 08:49
544 濃霧の朝に 
陸上で100メートル未満、海上で500メートル未満しか視程がないことを「濃霧」というのだそうだ。その濃霧がけさの散歩道を覆っていた。 ...続きを見る

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2009/11/09 14:30
543 理解困難な小説 高村薫「太陽を曳く馬」
難解で手に負えないと思った。 ...続きを見る

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2009/11/07 22:20
542 不屈の精神でMVPの松井 イチローとの比較
日本のプロ野球から大リーグに行き活躍しているイチローと松井秀喜は、どちらが大リーグの歴史に残る選手なのだろうか。 ...続きを見る

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2009/11/06 22:21
541 私のDNAは 究極の個人情報を保管
いま話題のDNA(デオキシリボ核酸)を採取し、保管を依頼した。 ...続きを見る

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2009/11/04 21:37
540 遥かなりラオス・総集編 
ことし9月に訪れたラオスのことは、これまで8回にわたって、ブログで紹介した。以下はその総集編です。 ...続きを見る

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2009/11/03 22:36
538 OSをWindows7に 速くなった写真取り込み
パソコン(NEC・VALUESTAR300T)のOSをWindowsvistaからWindows7にアップグレードした。 ...続きを見る

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2009/10/31 21:08
535 挫折・自己保身に走った人たち JR西日本に見る焦りと失敗
人間は本能的に自己保身をする。しかし、社会生活ではその本能を抑える必要があるのはいうまでもない。JR福知山線の脱線事故で多くの犠牲者を出したJR西日本幹部たちの自己保身そのもののふるまいはとても見苦しい。 ...続きを見る

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2009/10/26 23:08
534 人を育てることとは  野村さんの胴上げ
プロ野球楽天の野村監督が、24日のクライマックス日本ハム戦を最後に監督の座を降りた。74歳という年齢なのに厳しい監督という仕事を続けてきたのだから、ただものでないことがよく分かる。 ...続きを見る

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2009/10/25 13:41
531 マロニエの葉散る朝 届いた季節の便り
朝、犬と一緒に散歩していて遊歩道を通ると、マロニエの葉が風に揺れて散っている。 ...続きを見る

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2009/10/19 14:29
529 「遥かなりラオス」(8)番外編 こみ上げる去りがたい思い ラオス・タイ国境で
旅情という言葉の意味は「旅でのしみじみとした思い」(広辞苑)だという。忙しい旅を続けていると、そんな時間はあまりない。9月。ラオスの旅の最終日に予定のスケジュールが終わって陸路国境を越えタイへと入り、飛行場のあるウボン・ラチャターニまで向かった。 ...続きを見る

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2009/10/12 21:32
528 自然界の勢力地図 季節の植物の共存関係
毎日の散歩コースに調整池周辺の遊歩道が入っている。1周約800メートル。自転車がほとんど通らないので、犬の散歩には最適だ。調整池に水があるのは全体の3分の1程度で、残りの部分は雑草が生えたままになっている。 ...続きを見る

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2009/10/10 18:38
527 旅は記憶だ スペイン・ポルトガルの旅(7)完 
「記録より記憶に残るような選手になりたい」と、高校野球で、大リーグに行った松坂大輔以来のピッチャーといわれる花巻東高校の菊池雄星がプロ希望を表明した際にこう話した。戦後のプロ野球で、それを実践したのは長嶋茂雄だったが「記録よりも記憶」という行動をする人をポルトガル・スペインの旅で見かけた。以前行ったニュージーランドの旅でも、そのような人がいた。(写真はポルトガル・シントラの王宮で撮影) ...続きを見る

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2009/10/08 21:35

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