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みんなの「人生」ブログ

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1582 戦争文学を読む 72年目の夏
1582 戦争文学を読む 72年目の夏  最近読んだ本は、「戦争文学」といえる3冊だ。特攻隊長の体験を基にした島尾敏男の短編集『島の果て』(集英社文庫)、戦争を知らない世代が書いた高橋弘希『指の骨』(新潮文庫)、フィリピン・ミンダナオ島で生まれ、ジャングルでの避難生活を体験した衣山武秀『どこまで行っても上り坂』(自費出版)である。前掲の2冊はフィクション、3冊目は個人史である。手法は違っていてもそれぞれに戦争の実相を描いていて、深く心に迫ってくる。 ...続きを見る

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2017/08/11 13:18
1579 大暑を乗り切ろう 国民的文芸に親しむ
1579 大暑を乗り切ろう 国民的文芸に親しむ 「大暑」の季節である。熱気が体全体にまとわりつくほど蒸し暑い。一雨ほしいと思っていたら、滴が降ってきた。そんな一日、ある句会に参加した。「現代の俳人で歴史に残るのはこの人しかいない」と、句会の主宰者が評価する金子兜太は「俳句は、日本人にとって特徴的な国民文芸である」というのが持論だ。句会に出て、私もこの言葉の意味をかみしめた。 ...続きを見る

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2017/08/02 09:36
1578 「長い物には巻かれよ」 守った人と守らなかった人
1578 「長い物には巻かれよ」 守った人と守らなかった人 「長い物には巻かれよ」という言葉は「目上の人や勢力のある人には争うより従っている方が得である」(広辞苑)という意味だ。官僚の世界で、この言葉を守った人と守らなかった人の2つの例が日本と韓国で最近話題になった。どちらが多くの人に受け入れられるかは、言うまでもないだろう。 ...続きを見る

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2017/08/01 09:41
1576 消えた新聞の青春群像 増田俊也『北海タイムス物語』
1576 消えた新聞の青春群像 増田俊也『北海タイムス物語』 「北海タイムス」という新聞があったことを北海道民の多くが記憶しているだろうか。1998(平成10)年9月に「休刊」宣言をして事実上の廃刊をしてからもう19年になる。この北海タイムスを舞台に、入社間もない整理部記者の苦闘を描いた増田俊也著『北海タイムス物語』(新潮社)を読んだ。経営が傾き、厳しい労働環境の中で整理部記者として自立を目指す主人公を通じて、新聞業界の裏の姿が克明に記されている。この本は、新聞人としてのスタートが北海タイムスだったという著者の「挽歌」のように私は思えた。 ...続きを見る

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2017/07/20 07:38
1575 日野原さん逝く 伝え続けた平和と命の大切さ
1575 日野原さん逝く 伝え続けた平和と命の大切さ  生涯現役を貫いた医師の日野原重明さんが18日亡くなった。105歳という日本人男性の平均寿命(80・75歳=2017年3月、厚労省発表。女性は86・99歳)を大きく超える長命の人だった。日野原さんが生まれたのは1911(明治44)年10月4日で、この年、中国では辛亥革命で清朝が倒れ、ノルウェーのアムンゼンが南極探検に成功している。日本では大逆事件で幸徳秋水ら24人の死刑が執行された年で、明治はそれから1年半余で終わる。日野原さんは明治から大正、昭和、平成と激動の1世紀以上を生き、平和の尊さを訴え... ...続きを見る

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2017/07/19 08:57
1574 宇良の涙 小さな大力士の道へ
1574 宇良の涙 小さな大力士の道へ  大相撲で小さい体の前頭4枚目、宇良が横綱日馬富士に勝った。テレビのインタビューで涙を流した宇良を見て、誰しも「よくやった」と思ったに違いない。つい数年前(大学2年生当時)60数キロしかなかった宇良が横綱に勝った事実は、人には不可能がないことを教えてくれる。 ...続きを見る

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2017/07/18 05:19
1572 夢一筋の天の川 ウグイスが飛来した朝
1572 夢一筋の天の川 ウグイスが飛来した朝  7月に入って暑い日が続いている。庭では近くの調整池の森から飛んできたウグイスが鳴いている。きょうは七夕だ。天の川をはさんで夜空に輝く七夕の由来になった星(こと座のベガとわし座のアルタイ)を見上げる人たちもいるだろう。俳句愛好者は、夏目漱石の「別るるや夢一筋の天の川」という美しい句を思い浮かべるかもしれない ...続きを見る

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2017/07/07 09:03
1568 視覚障害者の希望とは 映画「光」が示す先は
1568 視覚障害者の希望とは 映画「光」が示す先は  光を失うということは、どのような恐怖なのかは経験者にしか分からない。新潟の知人もその一人である。映画「光」を見て、知人の苦しみを考えた。どら焼きづくりに、ささやかな希望を見つけたハンセン病回復者を描いた「あん」に続く、河瀬直美監督の作品だ。視覚障害者用の映画の音声ガイドづくりが進む中で、視力を失っていく写真家の姿を追った映画のストーリーに知人が重なった。 ...続きを見る

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2017/06/03 22:25
1562 「生と死」にどう向き合う 草間彌生展にて
1562 「生と死」にどう向き合う 草間彌生展にて  彫刻家、画家である草間彌生は、自伝『無限の網』(新潮文庫)の中で、「芸術の創造的思念は、最終的には孤独の沈思の中から生まれ、鎮魂のしじまの中から五色の彩光にきらめきはばたくものである、と私は信じている。そして今、私の制作のイメージは、『死』が主なるテーマである」と書いている。国立新美術館で開催中の「草間彌生 わが永遠の魂」展は、まさに死をテーマにした、原色に彩られた独特の作品が並んでいる。 ...続きを見る

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2017/04/29 21:52
1556 浅田真央の引退 記憶に残る美しい演技
1556 浅田真央の引退 記憶に残る美しい演技  フィギュアスケートの浅田真央が引退を表明した。26歳であり、10代の若い選手が台頭するフィギュアスケート界ではベテランの年齢に達し、ついに燃え尽きたといっていい。数えてみると、このブログで浅田をテーマに9回書いている。個人についてこれだけ書くということは、浅田がいかにスポーツ選手として優れ、魅力があったかということだと思う。 ...続きを見る

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2017/04/11 14:14
1548 ある障害者の体験 電車内は文化レベルの尺度
1548 ある障害者の体験 電車内は文化レベルの尺度  障害者支援のNPOを運営している知人が視覚障害者になった。視野狭窄の病気が進行したためで、医師からは外出する際、白い杖を持つように勧められ、知人は白い杖を持って外出、電車に乗るようになった。そこで知人が体験したことは、現代社会のよそよそしさだった。 ...続きを見る

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2017/02/23 15:37
1547 優れた人との出会いが花の時代 『わたしの渡世日記』から
1547  優れた人との出会いが花の時代 『わたしの渡世日記』から 「人は老いて、ふと我が来し方を振り返ってみたとき、かならず闇夜に灯を見たような、心あたたまる経験を、自分も幾つか持っていることに気づくだろう。それがその人の『花の時代』である。(中略)私の場合でいうならば、優れた人間に出会った時期をこそ、私の花の時代と呼びたい」 ...続きを見る

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2017/02/21 11:51
1543 豊穣な音楽の世界 恩田陸著『蜜蜂と遠雷』を読む
1543 豊穣な音楽の世界 恩田陸著『蜜蜂と遠雷』を読む  ピアノコンクールをテーマにした作品として思い浮かべるのは『チャイコフスキーコンクール ピアニストが聴く現代』(中央公論社)である。ピアニストの中村紘子(21016年7月26日に死去)がこのコンクールの審査員を務めた体験から、コンクールの舞台裏を紹介した作品で、1989(平成元)年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。それから長い歳月を経て、今度は恩田陸が同じようにピアノコンクールをテーマに、音楽の世界を描くフィクションに挑んだ。 ...続きを見る

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2017/01/26 15:39
1536 考えながら送る黄金時間 冬霧の朝に
1536 考えながら送る黄金時間 冬霧の朝に  朝の散歩道にある調整池から霧が出ていた。冬の霧である。俳句では、霧は秋の季語になる。だからこの季節には「塔一つ灯りて遠し冬の霧 蘭草慶子」の句のように、「冬の霧」を使う。次第に明るさが増す霧の道を歩きながら、この1年を振り返った。その年の世相を漢字一文字で表す恒例の「今年の漢字」は「金」だったが、私の場合「考」が当てはまる。 ...続きを見る

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2016/12/19 12:13
1530 M君の急逝 セネカの言葉で考える人生の長短
1530 M君の急逝 セネカの言葉で考える人生の長短   中学時代の同級生だったM君が急逝した。ことし7月一緒に旅行をしたばかりで、訃報に耳を疑った。故郷・福島での会合に出て、川崎の自宅に戻った直後のことだったという。ローマ帝国時代の政治家でストア学派の哲学者ルキウス・アンナエウス・セネカは「生きることは生涯をかけて学ぶべきことである」(道徳論集『人生の短さについて他2篇より』と述べている。M君の急逝を聞いて、人生について考えさせられた。 ...続きを見る

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2016/11/26 21:59
1523 読書家の生きた証 本を愛して
1523 読書家の生きた証 本を愛して 9月末に亡くなった先輩は読書家だった。同時に、渥美清主演の映画「男はつらいよ」をこよなく愛した人情家だった。 ...続きを見る

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2016/10/12 18:53
1519 中国の旅(6) 若き知日派たち
1519 中国の旅(6) 若き知日派たち いま、日本と中国の関係は「非常に」という形容詞がつくほどギクシャクしている。政冷経熱といわれて久しい。今回の旅で2組の若い世代の夫妻にお世話になった。この人たちは日本通で、知人の家族のような存在だ。互いに日本と中国を行き来する知人と若い2組の夫妻に日中間の壁はないと感じた。 ...続きを見る

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2016/10/08 14:40
1517 中国の旅(4) 中国の高齢者たち 
1517 中国の旅(4) 中国の高齢者たち  知人は、旅順で生まれ、この町で1年間だけ小学校に通っている。その小学校を探して歩いていると「旧八一零歴育退休職工活動室」と書かれた平屋の建物が目に入った。文字を読むと、定年退職者専用の建物のようだ。中国にはこのような、定年退職者が集まってゲームを楽しむ娯楽用施設があるらしい。中に入ると八畳間ほどの広さの部屋があり、そこで4人(女性3人と男性1人)が麻雀、2人(男性同士)が中国将棋を楽しんでいた。それぞれのゲームを立って見ている人もいる。この人たちは恵まれた人たちに違いない。 ...続きを見る

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2016/10/06 21:10
1516 中国の旅(3) 日本人と中国人
1516 中国の旅(3) 日本人と中国人 海外、特にヨーロッパなどを旅していると、あなた(あるいは君)は中国人かと聞かれた経験を持つ日本人は少なくないはずだ。欧米人から見たら、日本人と中国人、あるいは韓国人の見分けはつかないのかもしれない。私たち日本人は中国人や韓国人はほぼ見分けがつくし、逆の立場でも分かるはずだ。そこで、中国の旅で経験した面白いエピソードを紹介したい。 ...続きを見る

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2016/10/05 21:48
1515 中国の旅(2) 内モンゴル草原になびくハダク
1515 中国の旅(2) 内モンゴル草原になびくハダク モンゴルの人々はハダクという青い絹の布を大事にする。それは中国・内モンゴルでも同様だ。内モンゴルの工業都市、包頭から車で2時間半かけて希拉穆仁(シラムレン)(モンゴル語で黄色い川の意味)という名の草原に行った。内モンゴルなのだからモンゴル族の人々がほとんどと思ったが、このあたりの包(パオ)で暮らしているのは多くが漢族の人たちだった。だが、ハダクを敬う風習は変わっていなかった。 ...続きを見る

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2016/10/04 09:35
1514 中国の旅(1) 内モンゴル・薩拉斉にて
1514 中国の旅(1) 内モンゴル・薩拉斉にて 82歳になる知人がいる。生まれてから45年間を中国で暮らし、その後日本に移り、いまも中華料理の現役の料理人として働き続けている。9月下旬、中国でこの人がどんなところに住み、どんな生活をしていたのかを見たり、聞いたりするため一緒に中国を旅し、日本人の姿を見たことがないという内モンゴルの町にも足を踏み入れた。この旅の模様を何回かに分け、報告する。 ...続きを見る

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2016/10/03 17:57
1506 野球界の光と影 イチローの3000本とAロッドの引退
1506 野球界の光と影 イチローの3000本とAロッドの引退 8日(現地時間7日)大リーグ、マーリンズのイチローが3000本安打を達成した。一方、3000本安打を打っているヤンキースのアレックス・ロドリゲスが引退を表明した。2人は対照的な打者だった。「細くて小さなプレーヤーが、巧みなバットコントロールで安打製造機となり、塁に出れば走りまくる、またライトの守備では、しばしば美技を見せるうえに、矢のような送球で走者を刺したり、釘付けにする」(戸部良也『プロ野球英雄伝説』講談社学術文庫)イチローに対し、豪快なホームランバッターで巨額の移籍金や薬物使用で出場停止が... ...続きを見る

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2016/08/08 11:23
1484『わが定数歌』 ある大先輩の歌集から
1484『わが定数歌』 ある大先輩の歌集から 芽を吹きて欅(けやき)は空に濃くなりぬわが「市の樹(まちのき)」と思ひつつ行く ...続きを見る

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2016/05/23 10:40
1473 羽根つきギョーザと歩んで32年 ニーハオの原点は「後援会」
1473 羽根つきギョーザと歩んで32年 ニーハオの原点は「後援会」 東京・蒲田の「你好」(ニーハオ)といえば、羽根つき餃子でかなり知られる存在だ。この店がオープンしたのは1983年12月のことで、32年の歳月が過ぎている。オーナーである八木功さん(81)のたゆまない努力がニーハオを成功に導いたのだろう。一時休んでいた八木さんの原点ともいえる「你好本店」が近く再開されることになり、先日、32年前を知る人たちが集まり、八木さんを囲んで懐旧談に弾んだ。 ...続きを見る

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2016/04/25 13:59
1452 3月2日とは 忘れてはならない中国残留孤児問題
1452 3月2日とは 忘れてはならない中国残留孤児問題 1981年3月2日、中国残留日本人孤児の訪日肉親捜しがスタートした。日中の国交回復から9年、経済大国を歩む日本と文化大革命の後遺症に苦しむ中国の実情は、やってきた日本人孤児の人民服姿にも反映されていた。 ...続きを見る

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2016/03/02 21:57
1451 「理想の音を求めて」 ピアノ調律師を描いた『羊と鋼の森』『調律師』
1451 「理想の音を求めて」 ピアノ調律師を描いた『羊と鋼の森』『調律師』 ピアノの調律師を描いた2冊の本を読んだ。宮下奈都『羊と鋼の森』(文藝春秋)と熊谷達也『調律師』(文春文庫)である。調律に魅せられた山育ちの青年(宮下著)と妻を交通事故で失った元ピアニストの調律師(熊谷著)が、それぞれの理想の音を求める物語だ。2冊を読み終え、ピアノ曲のCDを聴いている。この美しい演奏の陰に、調律師という専門分野の人たちがいることを思う。 ...続きを見る

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2016/03/01 14:59
1447 言葉との格闘 乙川優三郎の現代小説
1447 言葉との格闘 乙川優三郎の現代小説 乙川優三郎といえば、時代小説の作家と思っていた。『五年の梅』や『生きる』という本は私の本棚にもある。その乙川が現代小説にも筆を染めている。最近、そのうち『脊梁山脈』など3冊を集中して読んだ。文芸評論家・作家の丸谷才一は『文章読本』(中央公論社)の中で、「文章上達の秘訣は一つしかない。名文を読むことだ」と言い切っているが、乙川の文章はまさにそれに当てはまる。 ...続きを見る

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2016/02/24 18:38
1442 「聖母子像画」に見る美の追求 ダ・ヴィンチとボッティチェリ展
1442 「聖母子像画」に見る美の追求 ダ・ヴィンチとボッティチェリ展 美術とは何だろうと、約500年前の2つの名画を見てあらためて考えた。それはレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452〜1519)の「糸巻きの聖母」とサンドロ・ボッティチェリ(1444/45〜1510)の「書物の聖母」である。活動時期が重なり、ルネサンスを代表する芸術家である2人の聖母子像作品は、宗教画とは無縁な私でも引き寄せられるアラウ(ラテン語で独特の雰囲気の意味)が感じられた。 ...続きを見る

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2016/02/12 13:04
1441 最後の手紙は「僕ハモーダメニナツテシマツタ」 子規と漱石の友情
1441 最後の手紙は「僕ハモーダメニナツテシマツタ」 子規と漱石の友情 覚せい剤事件で警視庁に逮捕された元プロ野球選手、清原和博の高校野球時代の同級生、元巨人投手の桑田真澄が清原の逮捕について語った言葉が報道された。友を思う気持ちと悔恨の情が含まれた話だ。桑田の言葉は「友情とは何か」を考えさせるもので、明治時代の俳人・正岡子規と作家・夏目漱石の関係を思い浮かべた。 ...続きを見る

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2016/02/05 14:36
1440 人間の心を蝕む覚せい剤 元プロ野球スター選手・清原の逮捕
1440 人間の心を蝕む覚せい剤 元プロ野球スター選手・清原の逮捕 プロ野球で活躍した・清原和博(48)が覚せい剤取締法違反容疑で警視庁に逮捕された。覚せい剤をはじめとする禁止薬物が日本社会にはびこっていることを象徴したものだ。2009年8月、人気女優が覚せい剤事件で逮捕された。この時、私は覚せい剤についての一本のコラムを書いた。以下に再掲する。 ...続きを見る

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2016/02/03 22:01
1428 「人生最高の日」は 沖縄の得難い体験の共有
1428 「人生最高の日」は 沖縄の得難い体験の共有 寒い季節になると、思うのは南の暖かな地域のことだ。中でも沖縄のことが気になる。沖縄といえば、奄美大島から沖縄に移り住んで16年になる知人がとてもいい話を教えてくれた。それは沖縄の人たちの心根の優しさを示す、文字通り心温まる話である。 ...続きを見る

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2015/12/24 21:40
1427 幸あふれる人生 北海道移住の知人が写真展
1427 幸あふれる人生 北海道移住の知人が写真展 首都圏から北海道に移住して6年目の生活を送っている知人から、最近、嬉しい知らせが届いた。実は、知人の北海道移住は悩みに悩んだ末の決断だった。だが、北海道の自然はそんな悩みを吹き飛ばした。知人が撮影した北海道の風景写真は多くの人の心に響き、新年早々写真展が開催されることになったというのである。 ...続きを見る

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2015/12/19 09:10
1324 津波で亡くなった息子供養の観音像 友人のブログから
1324 津波で亡くなった息子供養の観音像 友人のブログから 東日本大震災で、息子2人を亡くした仙台市宮城野区の父親が自力で観音像を建てたという話を友人がブログで紹介している。「舟要観音(しゅうようかんのん)」という2人の名前が由来という観音像には、「2人の息子さんや同地区の300人余の犠牲者に対する慰霊というだけでなく、人々の暮らしの記憶が刻まれたふるさと・蒲生の再生への願いが込められている」と友人は記している。東日本大震災から3年9カ月、復興の道のりが険しい中、被災地は厳しい冬を迎えている。 ...続きを見る

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2014/12/20 09:40
1319 健さんの死 空に一筋の雲  「ひた向きに生きたい」
1319 健さんの死 空に一筋の雲  「ひた向きに生きたい」 「高倉健のようにひた向きに生きたい」いつかの酒席で私はこう話したらしい。人間は自分とは遠い存在に憧憬を持つから、私は酔いにまかせてそう言ったのだろうか。 ...続きを見る

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2014/11/18 14:26
1313 蘇ったグレース・ケリー 映画「公妃の切り札」
1313 蘇ったグレース・ケリー 映画「公妃の切り札」 国の面積が約197ヘクタールとヴァチカン市国に次いで世界で2番目に小さな国が地中海に面したモナコである。人口は3万6千人余とミニ国家だが、金持ちが住む国としても知られ、日本人では元サッカー選手の中田英寿やテニスのクルム伊達らも居住権を持っているという。 ...続きを見る

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2014/10/29 08:59
1310 ラオス―日本―そしてインド ノンさんをめぐる心温まる話
1310 ラオス―日本―そしてインド ノンさんをめぐる心温まる話 昨今の国際情勢は、きな臭さが増している。中東でのイスラム過激派集団「イスラム国」の動きに呼応したカナダ国会での銃乱射事件は衝撃だった。ロシアとウクライナの情勢も解決の見通しはつかない。 ...続きを見る

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2014/10/26 18:28
1103 花束を拾う姿に浅田の区切りを思う 挫折を乗り越えたスケート人生 
1103 花束を拾う姿に浅田の区切りを思う 挫折を乗り越えたスケート人生  フィギュアスケート女子の浅田真央が、ソチ冬季五輪シーズンとなる来季限りで現役を引退する意向だというニュースが流れた。東京で行われていた世界国別対抗戦のフリーのあと「ソチ五輪を集大成としていい演技ができるようにしたい」と、引退表明と受け取れる発言をしたという。 ...続きを見る

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2013/04/13 22:53
1098 洗礼名は日本26聖人が由来 キリスト教信徒になった友人
1098 洗礼名は日本26聖人が由来 キリスト教信徒になった友人 大阪に住む69歳の友人がことしの復活祭の前日の30日、カトリックの洗礼を受け、クリスチャンになった。洗礼名は「パウロ・ルドビコ」(あるいはルドヴィコと)という。 ...続きを見る

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2013/03/30 12:13
998 ピストリウスの活躍に爽快感 もうひとつのロンドン五輪
このブログで「義足のランナーに五輪資格を」と書いたのは、5年前の2007年12月のことだ。北京五輪(2008年8月)を前に、南アフリカの義足の男子短距離ランナー、オスカー・ピストリウス選手(現在25歳)が北京五輪で健常者と一緒のレースを走りたいと熱望していることを紹介した。彼は結果的に北京五輪には出場できなかったが、今回のロンドン五輪ではヒーローとして注目を集める存在になった。彼の活躍に拍手を送ったのは私だけではないだろう。 ...続きを見る

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2012/08/14 09:46
994 ストレスたまるロンドン五輪 柔道の松本の表情が救い ロンドン五輪(1)
994 ストレスたまるロンドン五輪 柔道の松本の表情が救い ロンドン五輪(1) ロンドン五輪が始まって、きょうで10日になった。このブログを書いている現在(日本時間8月31日午後9時、現地時間午後1時)、日本選手のメダルは金1、銀4、銅6(団体競技は1と計算)の計11個だ。前半は、日本のお家芸ともいえる柔道が連日行われている。だが、テレビで見ていてストレスがたまる試合が続出している。 ...続きを見る

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2012/07/31 21:41
993 大災害に立ち向かう矜持 山本一力著「菜種晴れ」を読む
993 大災害に立ち向かう矜持 山本一力著「菜種晴れ」を読む 昨年3月11日の東日本大震災の直後に、山本一力の「菜種晴れ」は文庫本として中央公論から発売になった。単行本としては2008年3月の発行だから3年後の文庫本化である。江戸末期の時代小説である。大火と大地震に襲われた江戸の下町。その中で生き抜く若い女性の姿を山本は情感あふれる筆致で描いた。 ...続きを見る

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2012/07/25 21:43
992 イチローは逆転の発想の持ち主 電撃移籍に思う
992 イチローは逆転の発想の持ち主 電撃移籍に思う 大リーグのシアトル・マリナーズからニューヨーク・ヤンキースに電撃的に移籍したイチローは天才である。それはだれもが認めることだろう。日本球界で打者として頂点を極め、大リーグでもやはり天才ぶりを発揮した。衰えを見せたことし、イチローは心境の変化があったのだろう。イチローを好きだという人が圧倒的に多い。だが、嫌いだという人も結構いるのだ。 ...続きを見る

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2012/07/24 22:51
980 いのちの重さを思う時間 3冊の本・がんと闘う友人・マーラーの5番
980 いのちの重さを思う時間 3冊の本・がんと闘う友人・マーラーの5番 この数日は、密度の濃い時間を送った。毛色の変わった3冊の本を読み、がんと闘う友人と話をし、東日本大震災の被災地にも出かけた。友人は、奇跡的にがんを克服しつつある。それは人間の生命力の強さを感じさせ、大震災以来、暗く沈んでいた心に一筋の光明をもたらしてくれた。 ...続きを見る

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2012/06/26 15:58
979 教師の原点を振り返った知人の話 90年前の小野訓導の悲劇
979 教師の原点を振り返った知人の話 90年前の小野訓導の悲劇 教職にある知人から電話があり「小野訓導を知っていますか」と聞かれた。かすかな記憶の中に、それはあった。どこかでこの名前を聞いたことがあったのだろう。それは悲劇の女性教師だった。この女性教師を思い、教職を目指した知人は、最近ある偶然から小野訓導の縁戚者と出会った。定年を9カ月後に控えて、知人は教師としての原点を振り返る機会を持ったのである。 ...続きを見る

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2012/06/25 11:38
959 偉大な米大統領・急死の真相 歴史の襞に埋もれた事実を掘り起こした記者魂
959 偉大な米大統領・急死の真相 歴史の襞に埋もれた事実を掘り起こした記者魂 米国大統領として4選を果たしたのは32代のフランクリン・ローズベルト(1882−1945。日本の新聞の表記はルーズベルが多い)のみで、彼はいまも偉大な大統領として、米国の歴史に名を残している。ローズベルトが静養先の山荘で脳出血のため急死したのは、第2次大戦末期に近い1945年4月12日だった。67年前のことである。 ...続きを見る

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2012/04/22 10:02
956 大人も惹きつけられる児童書 沢木耕太郎の「月の少年」
956 大人も惹きつけられる児童書 沢木耕太郎の「月の少年」 まさか、沢木耕太郎が児童書を書くとは思わなかった。青年時代に香港からからロンドンまでを、バスだけを使って旅をした体験記「深夜特急」でノンフィクション作家としての地位を確立した沢木がこうしたジャンルに挑戦したことが面白いと思ったのか、朝日新聞が時の人を紹介する「ひと」に取り上げた。 ...続きを見る

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2012/04/16 15:40
952 障害者支援を貫いたある人生 末期がんと闘ったYさん
952 障害者支援を貫いたある人生 末期がんと闘ったYさん 知人の女性がこの2月、がんで亡くなった。末期のがんに侵され入退院を繰り返しながら、仕事に最後まで情熱を注いだ人生だった。2月初めに入院し、ついに仕事に復帰することはできなかった。 ...続きを見る

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2012/04/10 21:32
935 酒を飲む5つの理由 コリン・ウィルソンの「わが酒の讃歌」より
イギリスの作家・評論家のコリン・ウィルソンの「わが酒の讃歌=うた」(田村隆一訳)を読んだのは1976年(昭和51)のことである。この本はそのまま本棚の奥にひっそりと収まっていた。 ...続きを見る

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2012/02/20 21:34
934 マナーと強い女性の話
人生の大先輩を送る会合があった。異業種交流のようなボランティア活動のような、一種独特の組織から、大先輩が卒業することになった。約10人の集まりの中で、この大先輩は、「この10年でショックを受けたことが2つある」と語った。それは現代を反映した内容で、さもありなんと思った。 ...続きを見る

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2012/02/17 21:40
929 芥川の小説作法十則 文芸中の文芸は詩
「共喰い」という作品で芥川賞を受賞した田中慎弥の、斜に構えた受賞後の会見が話題になっている。 ...続きを見る

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2012/01/27 21:30
905 西向く侍とは 凛とした2人のボランティア女性
ことしも「 西向く侍(にしむくさむらい)」の月がきょうで終わり、明日から師走になる。2、4、6、9、11月は、ひと月の日数が31日以外の月のことである。この5つの月(小の月)を、このように言うのだと小学校で教えられた。 ...続きを見る

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2011/11/30 21:54
875 「どんな本を読み、どんな作品に救われたか」 震災後の本の読み方
《東日本大震災は流れ去って消えていくものとは違う。この国の歴史に深々と打ち込まれた杭として、おそらく将来の長きにわたって、優れた文学作品を語る際の座標軸のひとつになりうるだろう。たとえば、僕はこんなことを考えるのだ。震災の直後にどんな本を読んだか―。どんな作品に救われたか―。(中略)ぼくの場合は、南木佳士さんだった》 ...続きを見る

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2011/10/15 14:00
867 「一世紀を生きて・・・」 柴田トヨさんと日野原さん
この4日に百歳を迎えた医師・日野原重明さんをNHKの特集を見た。認知症になった夫人、聖路加病院緩和ケア病棟の2人の患者を中心に、いまも現役を続ける日野原さんの姿を追った番組だ。 ...続きを見る

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2011/10/08 22:31
864 「それでも、なおの頑張りを」 時代の風・伊佐木健著
いま、日本の政治は危機にあるといっていい。それを政治家は意識しているのだろうか。そんな思いを抱くのは私だけではないだろう。そんな時、知人の伊佐木健さんから「時代の風 20―21世紀の政治をめぐって」(WWB/ジャパン出版部刊)という本が届いた。 ...続きを見る

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2011/09/29 21:22
853 長い夏の終わりに hanaの8月のつぶやき
私は、この夏で9歳になったゴールデンリトリーバーの雌のhanaです。もう9回の夏を過ごしてしまいました。それにしてもことしはいろいろなことがありました。楽しいこと、つらいこと、悲しいことが重なりました。長い間一緒にいて、あんなにつらそうな家族の顔を見たのは初めてでした。 ...続きを見る

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2011/08/30 22:10
852 言葉を扱う政治家なのに 民主党代表選の記者会見を見る
菅首相が正式に辞任を表明し、次の首相を決める民主党の代表選が29日に実施されるという。5人の候補者が日本記者クラブで会見しているのをテレビで見た。 ...続きを見る

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2011/08/27 22:17
851 甲子園に響いた日大三高の校歌 作詞者山本正夫の孫の思いは
夏の甲子園・高校野球全国大会で、東京代表の日大三高が青森代表の光星学院を11―〇でくだして優勝した。「見よや 麗わしの誠の光昇る旭日に ほのぼのと・・・」という(小林大次郎作詞、山本正夫作曲)日大三高の校歌をテレビで聞いた。 ...続きを見る

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2011/08/21 20:49
850 「苦労した写真の後でうなぎ食べ」 青年・子規の房総の旅
俳人の正岡子規(1867年10月14日―1902年9月19日)は、34年の短い生涯で、5つの長旅をしているという。その1つが24歳の時の「房総の旅」だった。この旅で子規は、明治4年創業の千葉の老舗うなぎ店「やすだ」に立ち寄り、蒲焼を食べている。 ...続きを見る

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2011/08/20 18:48
847 2月の印象 国立新美術館の日美展を見る
東京・乃木坂の国立新美術館で開催されている「第12回日美絵画展」をのぞいた。友人の田口武男さんの作品がが日本画部門の秀作に選ばれ、展示されたからだ。 ...続きを見る

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2011/08/08 22:05
842 ニーハオ店主の個人史(4)完 仕事の鬼として
生活もひどい時よりは少しよくなってきたので、16歳から知人の紹介で大工の見習いに行くことになりました。私の師匠は優れた才能を持っていました。 ...続きを見る

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2011/07/13 08:35
840 ニーハオ店主の個人史(3) 14歳、大人に交じり建築現場へ
当時、旅順はソ連人が多くて、全人口の半分くらいいたそうです。全部軍人ではなく、軍人の奥さんや子どももいました。ソ連人は毎朝石炭のガラをごみ場に捨てます。中にはパンの耳、ジャガイモの皮、キャベツの外側の葉を混ぜて捨てるのです。 ...続きを見る

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2011/07/12 11:16
839 ニーハオ店主の個人史(2) 終戦・貧窮の生活に
私は薩拉斉県にいた時、馬に乗って薩拉斉を2時間で一回りしました。当時車の燃料はガソリンではなく木炭でしたので、馬は車より速く走ることができました。1945年、日中戦争が終わりに近づくと、人々の生活は大変苦しくなりました。 ...続きを見る

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2011/07/11 15:44
838 ニーハオ店主の個人史(1) 日本人の父と中国人の母
30年来の友人で、蒲田を中心に中華料理店を営む八木功さんが77歳になった。喜寿である。この30年、彼は一日も休まず働き続け、彼の「ニーハオ」という店は、知る人ぞ知る存在にまで発展した。 ...続きを見る

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2011/07/10 22:19
837 表現者は現場を踏んで 寂聴さんの含蓄ある言葉
以前のブログでも書いたが、岩手県の平泉が世界(文化)遺産に登録された。このニュースは被災地・被災者を勇気付けることだろう。友人が最近、平泉と縁の深い作家の瀬戸内寂聴さんに会った。その話を聞き、89歳の高齢になっても意気軒昂な作家の力強さを感じた。「現場に行き、自分の目で確かめる」というのが基本姿勢なのだという。 ...続きを見る

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2011/07/04 22:02
815 ひょうたん島はどこへ行く 大震災の悲しみを乗せて
一時代の子どもならだれでも知っていた人形劇「ひょっこりひょうたん島」(NHKで1964年―69年に放映)の主題歌「波を ちゃぷちゃぷ ちゃぷ ちゃぷ かきわけて・・・」を作曲した宇野誠一郎さんが、4月26日に亡くなった。人形劇の原作者の一人で、この歌を作詞した作家の井上ひさしさんは昨年4月9日に亡くなっている。2人は歌にあるように、ひょうたん島に乗り、東日本大震災の被災者の悲しみを背負いながら、青い鳥を求めてどこかに向かって進んでいるのかもしれない。 ...続きを見る

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2011/05/19 13:57
814 福島原発・3つの重い言葉 「闇の中の一筋の光」 
知り合いの小学校の校長先生からメールが届いた。東京電力福島第1原子力発電所の1号機が地震直後に炉心溶融(メルトダウン)していたことが判明し、高濃度の放射性物質が検出され「計画的避難区域」に指定された飯舘村と川俣町山木屋地区では15日から住民の計画避難が始まるなど、原発事故が深刻度を増している福島からだ。その渦中に住む小学生たちが、原発で必死に働く作業員に激励のメッセージカードを届けたというのだ。 ...続きを見る

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2011/05/16 21:55
809 ある個人ボランティアの報告 陸前高田で被災者と向き合う
知人が東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市にボランティアとして入った。札幌から自分の車で現地に向かい、女性を中心にカットのサービスをしたという。報道で被災地の惨状を見て、行動力のある知人はいてもたってもいられず、個人でボランティア活動をする決心をしたのだ。こうした無名の人たちが、いま現地で黙々と働いている。 ...続きを見る

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2011/04/26 22:06
803 ある教師の1カ月 日本人よ!
巨大地震、大津波に続く福島原発事故は収束の見通しは立たない。そんな中で、福島県矢祭町立東舘小の宍戸仙助校長から「余震の大きさと、原発の状態に、折れそうな心で描いた随想です」というメールが届いた。大震災と原発事故が重なり、動揺する人たち。そんな渦中にいる一人の先生の溢れる思いが伝わる文章を以下に紹介する。 ...続きを見る

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2011/04/12 20:51
785 話題提供の2人のスポーツ選手 雄飛と転身と
昨今は暗い話題が多い。時代背景なのだろうが、どうせなら明るい話題に接したいと思う。そんな時スポーツをめぐる2人の青年が明るい話題を提供してくれた。 ...続きを見る

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2011/03/06 22:00
784 総合芸術家・魯山人の生涯に光 すさまじい取材の評伝
誤解されることが多かった北大路魯山人に光を当てたのが山田和の「知られざる魯山人」だ。山田はこの本で魯山人を「総合芸術家」と書いている。これほど微に入り細にわたった評伝はたぶんないだろう。しかもノンフィクションの取材がいかにすさまじいものであるかを証明する緻密な作品なのである。 ...続きを見る

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2011/03/05 22:45
779 スポーツは憧れの世界  完全復活近い浅田真央
台北で開かれた4大陸フィギュア選手権で、日本人選手が男女とも金、銀メダルを獲得し、層の厚さを印象付けた。昨日は女子のフリーがあり、早い滑走順の安藤美姫が早々と高得点を出した。ライバルの浅田真央は最終演技で最後までテレビにくぎ付けになった。 ...続きを見る

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2011/02/21 23:05
776 琵琶湖一周の旅の途中に(続) 末川博氏の人生3分割論を実践する人
琵琶湖の北側にある高島市マキノ町で会った高橋英夫さんが実践している「人生3分割論」は、民法学者の故末川博氏が提唱したものだ。 ...続きを見る

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2011/02/12 22:16
774 絵本作家・加藤祐子さんとの出会い 絵心を考える 
女子美の4年生で、この春大学院に進むという絵本作家・イラストレーターの加藤祐子さんに会う機会があった。幼いころからの夢を実現した輝く才能の持ち主だ。 ...続きを見る

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2011/02/10 23:36
773 琵琶湖一周の旅の途中に 雪に埋まったカタカナの町へ
昨年の夏に続き、琵琶湖を見た。今回はこの日本最大の湖を一周する形で列車に乗り、北側の周辺地域が大雪に埋まっているのを体験した。1月の北海道で雪には慣れているが、列車の窓外に広がる雪原には驚いた。 ...続きを見る

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2011/02/08 22:08
770 99歳と零歳 澄んだ心
先日、聴覚障害の子どものために日本手話を第一言語に、日本語の読み書き(書記日本語)を第二言語として教える「明晴学園」を訪問した。 ...続きを見る

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2011/01/31 22:54
769 幸福の国ブータン 若い画家の個展「景色と面影」
詩人の故飯島正治さんの長男で画家の誠さんが東京・京橋の画廊で「景色と面影」という個展を開いた。30数点の淡い色彩の作品の中にブータンの自然を描いた「道」など2点があった。ブータンは日本人にはなじみの薄い国だ。私が2009年に訪れたラオスと同様、経済的に苦しく、教育事情も悪い。だが、絵を見ていると不思議に心が落ち着く。画家の絵心をとらえる何かがこの国にはあるのだろう。 ...続きを見る

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2011/01/27 16:21
760 99歳の詩集に脱帽 「柴田トヨさんの「くじけないで」
柴田トヨさんという99歳の女性の詩集がベストセラーになっている。暮れにもNHKで「99歳の詩人 心を救う言葉」というドキュメンタリー番組が放送された。奇しくも、聖路加国際病院理事長の現役医師・日野原重明さんも99歳で、2人はことしめでたく百歳になる。 ...続きを見る

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2011/01/05 11:50
759 「若くして流さぬ汗は、年老いて涙となる」 箱根駅伝に出た作家・黒木亮
「ふるさとの雪の中をかいくぐるように 万花の春の野の香りの中をゆくように 早いピッチで小刻みに大地を踏んで 人見知りするような笑顔が少年をのこしている・・・」 ...続きを見る

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2011/01/03 21:23
756 デジタル技術の発展に驚く 外付けHDDモデルの2台目のテレビ
地上波のアナログ放送は2011年7月24日に完全停波となり、地上波デジタル放送になる。最近アナログテレビでは画面の下の方にうるさいくらいその案内字幕が入っている。まるで「早くテレビを買い替えろ」という催促のようだ。 ...続きを見る

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2010/12/31 17:58
754 復活したしなやかな浅田真央の演技 爽快なフィギュアの若者たち
フィギュアスケートの浅田真央が全日本選手権で復活し、世界選手権への出場することが決まった。 ...続きを見る

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2010/12/27 00:08
752 高齢化社会を前向きに 小説「万寿子さんの庭」
もし、こんな友達ができたら歳をとっての一人暮らしもまんざらではないなと思った。黒野伸一著「万寿子さんの庭」は、そんなことを感じさせる小説だ。 ...続きを見る

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2010/12/24 16:37
750 落胆するのも人生の糧 グレース・ケリーの名言
海外の映画女優で、印象に残るのはオードリー・ヘプバーン(イギリス)、グレース・ケリー(アメリカ)、イングリット・バーグマン(スウェーデン)の3人だ。いずれも、20世紀を代表するハリウッドの大女優である。 ...続きを見る

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2010/12/19 22:36
749 ある遺言 「消えた山」に託す大谷さんの思い
ハンセン病患者の強制隔離を定めた「らい予防法」の廃止に尽力した元国際医療大学学長の大谷藤郎さんが7日に亡くなった。86歳だった。先週から北海道を旅行中だった私は、そのことを知らず、葬儀にも行くことができなかった。ところが、北海道から帰ると、大谷さんが書いた小冊子が届いていた。これが「遺作」になったことに気がつかず、読み終えてからネットを検索して大谷さんの死を知った。 ...続きを見る

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2010/12/16 16:58
748 どこにでもいる平凡な少年 わが身と重ね合わせる「しずかな日々」
私は「おばあちゃん子」だったらしい。いまでもきょうだいからそう言われる。私が生まれる前に祖父は死んでいるので物理的にもそうなったのだろうし、「おじいちゃん」という言葉は縁遠いものだった。だがもし、祖父が生きていて私と一緒に暮していたら、児童文学の「しずかな日々」(椰月美智子著)のような祖父と孫の静かな日常があったのかもしれない。 ...続きを見る

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2010/12/12 21:06
746 質素でシンプルな生活を求める 熊本の小泉八雲
日本に住んだ外国人で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)ほど日本人に愛された人はいないのではないか。日本に帰化したのだから彼自身も日本が気に入ったのだろう。先月、熊本を旅した際、熊本市内に残っている小泉八雲と夏目漱石の旧宅を見る機会があった。2人の間には交流はなかったというが、なぜか不思議な縁で結ばれていることを知った。 ...続きを見る

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2010/12/06 20:43
745 「四十一番の少年」 孤児院で育った井上ひさしの自伝的小説
作家の井上ひさしが75歳で亡くなって8カ月が過ぎた。いつだったか確かなことは忘れたが、JR鎌倉駅西口を出て源氏山公園の方に歩いていたら、どこかで見た顔の人が「ちょこちょこ」という感じで背中を丸めて歩いていた。それが井上ひさしだった。 ...続きを見る

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2010/12/06 13:30
743 思うままに文章を書いた志賀直哉 「暗夜行路」再読の旅
鳥取、島根への旅の行き帰りの飛行機と電車の中で、完成まで17年を要したという志賀直哉の「暗夜行路」を再読した。 ...続きを見る

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2010/12/01 21:32
741 「言葉と向き合う」詩人の死  追悼飯島正治氏
「薇」の名をつけた「詩誌」の第3号が届いた。佐川急便の「ゆうメール」という宅配便で送られてきた。封を切り、詩誌の目次を見る。なぜかこの詩誌の中心人物である飯島正治氏の作品がない。頁をめくって「静かな人詩人・飯島正治追悼」(石原武さん)という題名があり、目を疑った。飯島さんが亡くなったというのである。私にとってことし一番の衝撃だ。 ...続きを見る

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2010/11/29 22:14
737 『神様は海の向こうにいた』 戦艦武蔵乗組員の証言(2)
戦艦「武蔵」に乗り組んだ小島小三郎さんの話を続ける。 ...続きを見る

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2010/11/20 22:10
736 『神様は海の向こうにいた』再出版! 戦艦武蔵乗組員の証言(1)
このブログを始めた2006年9月、2回にわたって「神様は海の向こうにいた」という題名の小冊子を紹介した。尊敬する姉を含め私よりも早くこの世に生を受けた世代の人たちの戦争体験を集めたもので、この小冊子が4年ぶりにこのほど再出版された。 ...続きを見る

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2010/11/16 22:19
730 野球の醍醐味 ロッテの日本一に思う
10月24日の「スポーツ選手の栄光と挫折」のブログで、日本シリーズは「打線に切れ目がないロッテが勝つだろう」と予想した。昨日の延長15回という激しい戦いでの引き分けに続いて、きょうの第7戦も延長戦になったが、やはり予想通り、ロッテが勝ち、日本一になった。 ...続きを見る

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2010/11/07 23:56
719 一期一会 旅の出会いとその後
一期一会の縁という。生涯で初めて出会った人と不思議な縁で結ばれている場合がある。そんな思いを最近体験した。 ...続きを見る

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2010/10/18 22:35
705 これぞ飽食窮民! 新幹線の迷惑男女の話
こういうのを飽食窮民というのだろうか。新幹線を遅らせた男女の話である。 ...続きを見る

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2010/09/16 10:37
704 「シッ ダールタ」の悟り ヘルマン・ヘッセの伝言
孔子の論語「為政編」に有名な言葉がある。「吾、15にして学に志し(志学)、30にして立ち(而立)、40にして惑わず(不惑)、50にして天命を知る(知命)、 60にして耳にしたがう(耳順)、70にして心の欲するところに従って矩(のり)をこえず(従心)」だ。 ...続きを見る

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2010/09/15 20:56
659 ああきょうも梅雨空 日本人の3割が雨男・雨女
梅雨の時期はうっとうしい。できれば、早く梅雨が明けてほしいと思う。しかし、空梅雨だと水不足が心配になるし、雨が多すぎれば集中豪雨となって、被害が出る。自然現象とはなかなかうまくいかないものなのだ。そんな梅雨の時期に、天気予報のウェザーニュスが「全国の雨男・雨女調査」を実施し、その結果を発表した。どうでもいいような調査だが、遊び心があって面白い。 ...続きを見る

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2010/07/09 17:19
653 W杯PK失敗を乗り越えて 駒野選手の今後
スポーツのチームプレーは、すべてがうまくいくとは限らない。W杯で決勝トーナメントに進んだ日本はパラグアイとPKまでもつれ込んだ末、惜しくも敗退しベスト8には進めなかった。PKを失敗した駒野友一(28)に対しては「PKは運の勝負。落ち込む必要はない」という同情が集まっている。 ...続きを見る

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2010/07/02 21:44
646 長老記者の輝き W杯開幕とともに
南アフリカで、アフリカ初のサッカーのワールドカップ(W杯)が始まった11日夜、東京のプレンスセンターである長老記者を書いた本の出版記念会が開かれた。 ...続きを見る

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2010/06/15 01:52
645 6年ぶりに戻った中学校の表札 盗難の果て海岸で発見
明るい話題なのかどうか、区分けが難しニュースを紹介する。娘が卒業した公立中学校の木製の表札(標識)がなくなったのは、2004年末のことだった。 ...続きを見る

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2010/06/14 12:41
639 どうせなら、夢を求めたい 映画「RAILWAYS」
「夢」という言葉は、3つの意味があると広辞苑にある。「睡眠中に見る幻覚」次に「はかない、頼み難いもののたとえ」、そして「空想的な願望」―である。「将来の夢は」という言葉は3つ目に該当する。 ...続きを見る

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2010/05/31 21:55
632 人生の選択(2) 北海道・ひまわりの町に移住した知人夫婦 
荻原浩の小説「明日の記憶」は、若年性アルツハイマーになった広告代理店勤務の49歳の主人公と、夫を献身的に支える妻の物語だ。 ...続きを見る

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2010/05/13 12:36
627 人生の選択 オチョワ選手の引退
女子ゴルフ世界ランキング1位のロレーナ・オチョワ(メキシコ)が引退するというニュースを聞いて「やるものだ」と感心した。一方で「もったいない」とも思った。28歳だ。彼女は潔い。トップレベルに達したからこそ、選べる道なのだろう。 ...続きを見る

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2010/05/01 21:21
618 命の大切さを伝えるボランティア 家族の2つの約束
最近、熊本県で環境カウンセラーになった女性に会った。不思議なオーラを持つ女性だった。話を聞いていて、人間の強さを思った。(写真は千葉県佐倉市のチューリップ祭会場) ...続きを見る

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2010/04/10 22:34
597 hanaのつぶやき お父さんのミステーク
2月もあと1週間で終わりです。人間には寒い季節でしょうが、私(ゴールデンレトリーバー)のような犬には、夏に比べたらすごしやすい方です。きょうは、私の家で一番いい加減なお父さんの話をします。きょうの出来事です。 ...続きを見る

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2010/02/22 22:10
591 乱読週間 6冊の文庫本
本を乱読する6日間を送った。電車で、新幹線で、飛行機で集中的に読んだのが以下の6冊だった。(1冊は再読)特に理由はない。文学作品が小型の電子端末で読めるようになるというニュースに感化され、紙の本へと回帰したのかもしれない。対象は分野を問わず、適当に選んだのだが、老眼鏡をかけても集中力が失われていなかったことに自分自身で驚いた。 ...続きを見る

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2010/02/09 21:51
590 土俵の鬼たちよ 朝青龍の引退
相撲の横綱、朝青龍が引退した。酒に酔って知り合いに暴行し、けがを負わせた問題が、外国人横綱の致命傷になってしまった。ふてぶてしい態度から、最近ではヒール役として、スポーツ紙やテレビのワイドショーをにぎわしていた。 ...続きを見る

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2010/02/04 20:59
589 岐路に立つ2人 どうなる小沢幹事長と朝青龍
政治と相撲は全く異なる世界だ。だが、この2つの世界に君臨する実力者が危機にひんしている。言うまでもなく、民主党の小沢一郎幹事長と横綱朝青龍である。明後日の4日にも2人をめぐって、大きな動きがあるかもしれないという。どんな展開があるのだろうか。 ...続きを見る

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2010/02/02 22:08
584 生き過ぎか足らざるか 揺れる価値観
民主党が小沢幹事長の政治資金規正法違反事件に絡んで「捜査情報漏えい問題対策チーム」を設置したというニュースが流れた。「本当か」という耳を疑った。小沢幹事長の土地取引をめぐる疑惑に関して、多くのメディアが様々な情報を流している。 ...続きを見る

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2010/01/21 21:00
481 かあさんの家その後  人生終末期の過し方
宮崎市にあるホームホスピス「かあさんの家」を訪問したのは今年1月のことだった。そこには、ヘルパーとともに、5人のお年寄りが住んでいた。 ...続きを見る

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2009/07/17 21:19
450 2つの花束の意味 この時代の明と暗
ふつう、花束は祝いを込めて贈るものだと思う。その意味で、多くの人たちに祝福されて受け取る花束は、文字通り嬉しい。 ...続きを見る

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2009/05/27 21:39
437 グラン・トリノ 人生最終章の選択
クリント・イーストウッドは1930年5月30日生まれなので、現在78歳。あと1ヵ月で79歳になる。最近のインタビューで、俳優としてはこれが最後の作品で今後は監督業に専念することを示唆したイーストウッドの渋い演技が脳裏に焼きつく映画だった。 ...続きを見る

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2009/04/26 21:40
434 スーザン・ボイルさんの歌声 事実は小説より奇なり 
いま、イギリスだけでなく、全世界を驚かせているのがスーザン・ボイルさん(47)という女性のユーチューブ映像だろう。 ...続きを見る

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2009/04/21 22:36
406 雪に祈る 寡黙な友人の話
昨夜、親しい友人と酒を飲んだ。いつもは私が一方的にしゃべるのだが、昨夜は彼の話がいいので、つい聞き役に回った。以下はふだん寡黙な友人の話だ。 ...続きを見る

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2009/03/04 21:04
405 生と死への問いかけ 天童荒太「悼む人」  
本の題を見ただけでは、内容はなかなか想像できない。しかし、手に取るとその内容の濃さに心がうずく。天童荒太はベストセラーになった「永遠の仔」以来8年ぶりにこの本を出版した。 ...続きを見る

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2009/03/03 21:48
402 語り継ぐべき個人の歴史 城戸久枝「あの戦争から遠く離れて」
かつて、中国残留日本人孤児問題にかかわった。多くの人たちと出会い、苦しみ、悲しみの表情に接した。一方で肉親と再会した喜びの顔にも何度も遭遇した。 ...続きを見る

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2009/02/23 21:46
401 アルルの女「フェデリコの嘆き」 ある団塊の世代の生き方 
生涯学習という言葉は、1980年代から使われ始めた官製用語らしい。本を読んだり、好きなことを習ったり、生涯やることは多い。別に役所から言われなくとも、多くの人が心がけていることだから、この言葉はあまり好きではない。余計なお世話なのである。 ...続きを見る

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2009/02/22 22:09
400 考える葦に 人間の尊厳とは
フランスの哲学者パスカルはパンセの中で「人間はひとくきの葦にすぎない。自然の中で最も弱いものである。だが、それは考える葦である」という言葉を残した。「人間の尊厳のすべては、考えることのなかにある」そして「考えが、人間の偉大さをつくる」ということなのだ。しかし、昨今の麻生首相の朝令暮改の言動を見ていると、彼は考えることを停止しているとしか思えない。 ...続きを見る

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2009/02/21 22:12
398 人を裁く難しさ 江東の女性殺害事件の無期判決
人間は残酷な動物だ。人間が人間に危害を加えることがいつになっても終わらない。殺人事件はもちろん、国家が絡んだ殺人の典型は戦争である。 ...続きを見る

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2009/02/18 20:55
397 醜態大臣よさらば アルコールの功罪
こんなことを書くのもばからしくなるくらい、財務大臣を辞任した中川昭一氏のG7後の記者会見はひどすぎた。 ...続きを見る

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2009/02/18 20:28
393 いーちゃん・ユウちゃん 静かな町の少女の物語
沖縄は桜(ヒカンザクラ)」が満開だった。機会があって中国の学生らと一緒に沖縄を回った。その中に、一人だけ際立って日本語が流暢な女性がいた。 ...続きを見る

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2009/02/09 21:59
391 心の中で輝く2人の少女 小児がんで逝った福美ちゃんと桜ちゃん
昨年11月14日のブログで「小児がんの子どもたちの絵画展」について紹介した。その中に登場する2人の少女が最近NHKのニュース番組首都圏ネットワークの中で取り上げられた。 ...続きを見る

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2009/02/07 21:26
388 ホームホスピスとは 宮崎のかあさんの家訪問記
2006年12月、末期のがん患者らを受け入れるホスピスや在宅緩和施設を運営する3人の話を聞いた。そのうち2つの施設、東京・山谷のホスピス「きぼうのいえ」と仙台の在宅緩和センター「虹」には翌2007年にお邪魔し、あらためて命の瀬戸際にある人たちのために献身するスタッフ、ボランティアの姿を見ることができた。 ...続きを見る

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2009/01/24 21:55
385 宮崎のそば博士の生き方 
勘違いは恐ろしい。昨年末のブログで、行ったことがないのは宮崎、大分、鳥取の3県だけだと書いた。ところが、よく考えてみたら、宮崎は20数年前に行っていたのだ。しかも、個性ある生活を送っている人に会っていたではないか。高齢化社会の理想の生き方をしているそば研究者だった。 ...続きを見る

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2009/01/17 21:54
384 凍てつく朝に 心に太陽を
ブログ紹介にも書いている通り、ほぼ毎日犬の散歩をしている。そのコースに小さな池があるが、この冬初めてこの池の半分に氷が張っているのを見た。寒さで耳が痛くなり、手袋をしていても手先は冷たい。一年で一番寒い季節なのだから、池に氷が張っても驚くことではない。 ...続きを見る

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2009/01/16 20:51
383 道元の四季の歌 映画「禅 ZEN」
一般的な日本人は信仰心が薄いのではないかと、以前のブログで書いたことがある。しかし、現代のような「混迷の時代」では、宗教に対する関心が高くなるのは当然かもしれない。 ...続きを見る

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2009/01/14 22:42
379 人を支える存在に
最近、懐かしい顔に出会った。大谷藤郎さん、84歳だ。ハンセン病(かつて、らいと呼ばれた)隔離政策の誤りを指摘した信念の人だ。 ...続きを見る

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2009/01/07 21:47
376 新年の風景 09年
朝、ふだんよりやや遅く起き、慌てて着替えて外に出た。もう間に合わないかと思った。初日の出である。だいぶ明るくなっている。遊歩道には、散歩の人たちの姿が目立つ。でも、間に合った。太陽が思い切り、輝いて見えた。 ...続きを見る

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2009/01/01 21:31
374 どこに行く日本
2008年が、このような一年になるとだれが予想しただろう。世界経済の不況によって住む家を失い、明日への希望をなくした人々のニュースが後を絶たない。 ...続きを見る

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2008/12/30 21:04
373 新聞記者の原点 本田靖春著『警察(サツ)回り』
 ある報道機関で社会部記者をした友人がいる。彼の話を耳にたこができるくらい聞いていた私は、この本を読んで知人の若い記者時代を思い出した。ノンフィクション作家として独立するまで本田は読売新聞の社会部記者をしていた。そのスタートは、サツ回りと呼ばれる警察担当だ。 ...続きを見る

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2008/12/25 16:06
369 「悩む力」・「自壊する帝国」 読まず嫌いの本を読む
この種の本とはこれまであまり縁がなかった。人生の生き方を考える本だ。知人の奨めで東大大学院教授の姜尚中(カンサンジュン)氏の「悩む力」を読んでみると、これがけっこう面白い。文字通り考えさせられ、少しだけ後輩の姜氏の思いに共感を持った。 ...続きを見る

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2008/12/10 20:56
366 琴線に触れる映画 「青い鳥」と「私は貝になりたい」
最近、邦画2本を連続して見た。話題の映画である。いじめ問題を扱った「青い鳥」と、終戦後のBC級戦犯の悲しみを描いた「私は貝になりたい」だ。 ...続きを見る

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2008/12/02 22:34
364 「おくりびと」で知った死者への礼 本と映画から思う人生模様  
最近読んだ2冊の本「危機の宰相」(沢木耕太郎)、「無人島に生きる十六人」(須川邦彦)と、遅ればせながら見た映画「おくりびと」から、私なりに「人生模様」を考えた。偶然にしても、全く異質の世界の話である3作品から得たものは少なくなかった。 ...続きを見る

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2008/11/29 23:11
361 遠い夕焼けの空 東京暮色
正直、東京の日暮れから夜景がこんなに美しいとは想像もつかなかった。過日、よく晴れた日に58階建てマンションの50階に住む知人宅を訪問した。「来るなら日没前の4時には着くようにしなさい」という知人からの注文がついた。到着して、その理由が分かった。太陽が西に傾き、夕焼けの茜色の世界から光が輝く世界へと変化する東京の姿に息をのんだ。 ...続きを見る

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2008/11/21 20:49
357 けなげな子どもたち 小児がん患者の絵画展で涙
千葉の幕張メッセで14日から始まった小児がん学会の会場一角で「命の輝き」を訴える絵画展が開かれた。 ...続きを見る

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2008/11/14 23:02
352 人はなぜ山へ登るのか 沢木耕太郎「凍」を読む
私は登山とは縁がない。山への気持ちは、田中冬二の「山への思慕」という詩程度のものだ。 ...続きを見る

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2008/11/07 21:08
351 栄枯盛衰 人間の浮き沈み
11月になり街路樹が色づき、散歩が楽しくなった。今朝も遊歩道で犬の散歩をしていると、中年の外国人(欧米系)女性4人を連れて散歩する老人夫妻の姿があった。 ...続きを見る

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2008/11/04 21:49
347 エリザベート ハプスブルク家最後の皇女の波乱の生涯
「激動の歴史」という言葉が頭に浮かんだ。塚本哲也の「エリザベート」を読み終えたのは、中国・上海に向かう飛行機の中だった。これから行く中国とエリザベートが生きた中欧は、第二次大戦後、「社会主義」というイデオロギーに翻弄された共通の歴史があるが、いまはそのまま社会主義を歩む中国と、社会主義の呪縛から解放された中欧とはかけ離れた存在だ。 ...続きを見る

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2008/10/27 20:19
343 三浦元社長の死 表舞台から突然の退場
長崎を旅している途中、いわゆるロス疑惑の三浦和義元社長がサイパンから移送されたロス警察の留置場で首つり自殺をしたというショッキングなニュースを聞いた。 ...続きを見る

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2008/10/15 22:30
341 うれしい人々 ノーベル賞の4人の研究者
なぜなのか分からないが、連続してノーベル賞の物理学賞、化学賞が日本人研究者4人に贈られることが決まった。その1人、益川敏英さん(68)のユニークさについうれしくなった。こんな頑固で気骨のある人がまだいたのかと思う。小林誠さん(64)も魅力がある。 ...続きを見る

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2008/10/09 20:56
340 人生の不思議な縁 2つの出会い
長い人生を送っていると、不思議としかいいようがない出会いがある。先月、中欧の旅で偶然に出会った人が、8月の芝居公演の最終日に同じ時間帯にこの芝居を見ていたことが分かった。 ...続きを見る

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2008/10/08 22:39
338 秋を知る 頑張るカタツムリ
10月になった。庭にあるカリンの木に1個だけ実がなった。その実に小さなカタツムリが付いているのを見つけた。実の一部は食べられた跡がある。この小さなカタツムリが食べたのかどうかは分からない。いずれにしても、この小さなカタツムリは生きるために必死に頑張っているのだろう。 ...続きを見る

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2008/10/04 18:33
336 あるシャンソン演奏会 母校で出前授業
京都に住む友人がある小学校で出前授業をした。彼は京都でシャンソン教室を開いているシャンソン家だ。私たちの母校である小学校の校長先生の依頼で、子どもたちにシャンソンを聞かせたのである。 ...続きを見る

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2008/09/29 21:43
323 孤独な時代 新宿の光景
久しぶりに、新宿中央公園を歩いた。この公園の中に新宿エコギャラリーがあり、過労やうつ病による自殺者をこれ以上出さないためにと、大阪のNPO「働く者のメンタルヘルス」が開催した展示会をのぞいたからだ。 ...続きを見る

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2008/09/03 16:23
321 8月(13)完 少年の夏 3つの森を越えて
ある友人と酒を飲んだ。彼は、子ども時代のことを懐かしそうに話してくれた。孤独ではあるが、自然の中で育った友人。しかし、いまはそんな少年時代を連想することは難しい。人には歴史がある。だから、人生は面白いのだろう。都会育ちの私にはとても想像ができない世界で、うらやましい。以下は友人の話だ。 ...続きを見る

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2008/08/31 21:09
317 8月(9) 近くて遠い旅
作者の坂上弘さんは、1936年の生まれだ。いまでは珍しくはないが、19歳という若さで芥川賞の候補作を書いた早熟の作家だ。ペン1本の道は選ばず、リコーに勤めながら作家活動も続けた。 ...続きを見る

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2008/08/24 19:21
314 8月(6) 五輪の夏 野口選手に同情
第18回東京五輪が開かれたのは、いまから44年前の1964年10月だった。東京五輪といえば10月10日の開会式当日の「澄み切った秋の青い空」を思い出す人が多いはずだ。いまは8月。酷暑の中で北京五輪が開催中だ。選手たちは試合での戦いに加え、暑さという大敵にも挑んでいる。 ...続きを見る

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2008/08/12 21:55
311 8月(3) 名記者からの手紙 
友人から、ある新聞記者の話を聞いた。やや長いがその話を紹介する。 ……………………………………………………………………………………………… 私の所属する社に長く社会部記者をやり、編集委員になって急性の白血病で亡くなった辻山という先輩記者がいた。 ...続きを見る

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2008/08/04 21:47
310 8月(2) ダモイ(収容所から来た遺書)・3人芝居
8月は鎮魂の月である。祖先から伝わる死者の霊(精霊)を供養する盆が間もなくやってくる。広島、長崎を含めた太平洋戦争で犠牲になった310万人の霊を慰める季節でもあるのだ。 ...続きを見る

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2008/08/03 21:42
309 8月(1)  ムクゲの季節に
ムクゲの花が遊歩道に咲いている。いまが盛りである。炎暑の夏はムクゲの白い花がよく似合う。この花は中国やインドが原産国だが、韓国の国花でもある。 ...続きを見る

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2008/08/02 23:27
308 芥川賞「時の滲む朝」 挫折と再生の青春 
中国の地方で育った2人の天安門世代青年の挫折と再生の物語だ。テレビに映し出された戦車の姿を今も忘れることはできない。天安門で学生や市民に銃を向けたケ小平の強硬な政治姿勢は世界に大きな衝撃を与えた。それだけに重厚な作品を想像して手に取った。だが、その想像は外れていた。 ...続きを見る

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2008/07/28 22:05
307 肘折温泉にて コーヒーの思い出(3)
宿の支払いを済ませて、車に乗り込んだ私たちを宿のおかみさんと娘さんが見送ってくれた。振り返ると、おかみさんは車に向かって、手を合わせていた。 ...続きを見る

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2008/07/27 19:17
306 肘折温泉にて コーヒーの思い出(2)
「お客さん、どうしたのですか」 お客さんというからには、この宿の女中さんかなと、私は顔を上げた。しかし、目の前にいる女性は、どうもそんな感じはしない。 ...続きを見る

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2008/07/26 22:48
305 肘折温泉にて コーヒーの思い出(1)
山形県の肘折温泉は、すり鉢の底のような、谷の底辺部に位置している。もう5月というのに、道路の周囲にはまだ1b余の雪がしぶとく残っていた。 ...続きを見る

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2008/07/26 22:05
304 「百万円と苦虫女」 放浪し成長する女性
題名からして変わっている。「百万円と苦虫女」とは。この題名と監督のタナダユキ、主演が蒼井優という取り合わせがチケットを買った理由だった。 ...続きを見る

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2008/07/24 22:28
299 畳の上で死ぬということ 在宅ホスピス・ケアの時代に
後期高齢者医療制度」という新しい制度に批判が集中した。高齢者の定義は難しい。しかし、いずれにしろ人間は年をとる、とらないにかかわらずいつか死ぬ運命にある。千葉市の幕張メッセで開かれた「日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会」をのぞいて、いま病院が死の床になっている中で、末期の患者たちが自宅で死を迎えることができるように、地道な活動をしている医療関係者がいることを知った。 ...続きを見る

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2008/07/14 21:59
298 「こんにちはアン」 スーパー少女の生い立ち 
現代日本をどのように見たらいいのだろう。戦後の高度経済成長期、バブル経済期までを例えば「ポジティブ日本」と呼ぶなら、バブル崩壊から現代に至るまでの社会は「ネガティブ日本」といえようか。自殺者が10年連続して3万人を超えるという事実はその象徴であり、後ろ向きの社会が続いていることの証のように思えてならない。 ...続きを見る

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2008/07/13 22:03
297 戸塚洋二さんの死 開花した才能の陰に人生の出会い
ノーベル賞の有力候補と言われていた戸塚洋二東大特別栄誉教授が亡くなった。66歳。なぞの素粒子、ニュートリノに質量があることを示したことで知られる。ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんの愛弟子であり、戸塚さんの死を伝える新聞を見て、人間の才能は計り知れないなと感じた。 ...続きを見る

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2008/07/10 23:12
296 「朝の散歩」 詩人の命の声
友人の詩人、飯島正治さんから最新の詩集「朝の散歩」が届いた。何げない日常を26篇の詩にまとめ、美しい言葉で綴っている。文芸評論家の秋山駿さん流にいえば「生きることを喜び、その喜びを深くするために、愉しんで書いている。愉しく書くそこから、命の声が静かに聞こえる」詩集なのである。 ...続きを見る

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2008/07/09 20:21
291 犬の6歳の誕生日 不惑でも、まだ・・・
7月1日は、わが家で飼っている雌犬「hana」の6歳の誕生日だった。うっかりしていて、全く忘れていて、朝の散歩もいつものようにやり、何の声も掛けずに出かけた。健忘症だったのは私だけでなく、家族全員だった。朝食でだれもそのことを話題にしなかったのだ。 ...続きを見る

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2008/07/02 21:23
290 人間の尊厳を問うシベリア抑留 辺見じゅん「ダモイ遙かに」
辺見じゅんの「収容所から来た遺書」は、シベリアに抑留され、過酷な強制労働の末に収容所で病死した島根県出身の山本幡男さんの遺書を、抑留仲間たちが暗記したり、ひそかに隠して持ち帰り、遺族に届けるというノンフィクションだ。辺見はこの作品を「ダモイ遙かに」という小説に書き改め、最近新興の出版社、メディアパルから出版した。知人推薦の一冊であり、読後、人間の生と死のはかなさを思い「人間の尊厳とは何だろう」と考えた。 ...続きを見る

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2008/06/28 22:00
287 先人たちの生きる知恵 映画「西の魔女が死んだ」に思う 
児童文学者である梨木香歩の「西の魔女が死んだ」が映画化された。学校に行くことができなくなった少女がイギリス人のおばあちゃんと自然の中で暮らし、魔女修行の手ほどきを受けるストーリーだ。登場人物が少なく、映画化できるのかと思っていたが、原作にはいない人物も配置され、ゆっくりとした展開とふんだんに出てくる緑がしたたるような自然が美しく、原作を読んだときと同じように、気持ちが和んだ。 ...続きを見る

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2008/06/22 18:40
286 だれにでもある原風景 「海に帰る日」
原風景はだれでも持っている。その育った環境、その人の感性によって大きく異なる。海辺近くに住んだ人は、海での出来事が原風景になっているかもしれない。山や川を間近に育った人は、そうした自然環境での体験が心に残っているだろう。 ...続きを見る

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2008/06/21 21:12
285 モノクロ・影絵の世界へのいざない 「般若心経」写真展を観る
一般的な日本人は、信仰心が薄いのではないか。ただし初詣や受験の際には、にわかに信仰心が出るのか寺や神社に詣でるし、旧い神社仏閣が好きな人も多い。しかし、どうみても私を含めて基本的にキリスト教やイスラム教が普及した諸国に比較すれば、ふだんの信仰心は薄い。「般若心経」と題した写真家、市毛實さんの写真展をのぞいていまさらながらにわが身の信仰心のなさに気が付いた。 ...続きを見る

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2008/06/19 21:27
282 平凡な日常を奪った秋葉原の通り魔 いのちの大事さとは 
文芸評論家の秋山駿さんは「何でもないものが好きだ」という。(6月6日日経新聞夕刊)それは「特別の意味があるわけではなく、何の特徴もなく、平凡で何処にでも在りそうなもの」なのだそうだ。そして「何でもないないものを輝かす文章を好むようになった」秋山さんは、そうした文章は、詩人の随筆というジャンルの中にたくさんあったと書き、これらの文章は「生きることを喜び、その喜びを深くするために、愉しんで書いている。愉しく書くそこから、命の声が静かに聞こえる」と、結んでいる。 ...続きを見る

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2008/06/09 21:39
281 パーキンソン病に侵されても 言葉−解体することなく
いつもまぶしい存在と思っていた同年代の1人が難病のパーキンソン病に侵され、職場を去ってからかなり時間が経過した。病と闘いながら原稿を書き続けていると聞いていたが、つい最近、彼から「言葉−解体することなく」という本が届いた。それは20数編のエッセーをまとめた123頁の薄い一冊だった。著者は伊佐木健さん。私と同時代を歩んだエッセーは、どれもが輝きを持っていて、いとおしさとノスタルジアを感じながら頁をめくった。 ...続きを見る

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2008/06/07 21:21
279 それぞれの人生 「畑・歌・本」と
周囲には人生経験豊かな面白い人たちがいる。たまたま、最近知り合いになった2人と酒を飲んだ。同じ時代を歩んだはずだが、2人の話を聞いて私に比べてゆとりを持って生活を楽しんでいると思ったものだ。先月、団塊世代を対象にした広告会社マッキャンエリクソンの「定年後奥さんを頼りにする依存夫と、そうではない自立夫の割合は6−4だった」という調査結果を紹介した。2人はこれに当てはめると、自立夫の代表だろう。 ...続きを見る

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2008/06/03 21:15
278 ひとすじの道 医師たちの苦闘
イギリスの作家でA・J・クローニンを知っている人は少なくなったかもしれない。医師として歩んだクローニンは、いつしか文学に志し、イギリスのベストセラー作家になる。 ...続きを見る

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2008/06/02 22:03
277 優しい時間 コーヒーとつるバラと
梅雨に入ったような天気が続いた。昨日の土曜日は肌寒い休日だった。それがうそのように、日曜日のきょうの天気は回復した。庭に出るのもうっとうしいと思っていたが、久しぶりに気分転換を図ろうと、とっておきのコーヒーカップを取り出した。 ...続きを見る

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2008/06/01 18:34
276 300年の伝統を見る 富山の薬売り
子どものころ、「富山の薬売りのおじさんがやってくるよ」といわれるのが楽しみだった。夕方になると、いつもの優しいおじさんが家に来て、薬箱を点検する。使った薬を補充し、その金額を精算すると、おじさんは私にいつものお土産を渡してくれる。紙風船だ。時には私の頭をなでながら饅頭もくれた。年に2回彼は定期的にわが家に来て、泊まって行った。大人になっても「富山」と聞くと、このおじさんを連想した。 ...続きを見る

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2008/05/28 21:55
275 人は何のために生きるのか 根源に迫る汐留のアウトサイダーアート展
東京・汐留の松下電工ミュージアムで24日から「アール・ブリュット/交差する魂」と題したささやかな展覧会が開かれている。アウトサイダーアートといわれ、正規の美術教育を受けていない人たちの作品展だ。同じ会場で開かれたアウトサイダーアートのフォーラムに参加し「人は何のために生きるのか」と考え続けた。 ...続きを見る

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2008/05/25 22:10
274 最も大事な本3冊は? 村上流翻訳術
作家であり翻訳にも力を入れている村上春樹は、これまでの人生で巡り合った最も重要な本を3冊上げろといわれたら、答えは決まっているという。スコット・フィッツジェラルド「グレート・ギャッビー」、ドストエススキー「カラマーゾフの兄弟」、レイモンド・チャンドラー「ロング・グッドバイ」の3作品だ。 ...続きを見る

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2008/05/23 21:55
270 あなたは依存夫? 人生の秋に
広告代理店、マッキャンエリクソンが大量定年時代を迎えている団塊の世代の男性を対象にした調査結果を発表した。その調査では「依存夫」と「自立夫」という表現で、団塊の世代の傾向を示しているが、依存夫が約60%という数字を見て「まあそうだろうな」と思ったものだ。 ...続きを見る

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2008/05/11 10:59
264 少年時代のひた向きさ 集中するということ
佐藤多佳子の「一瞬の風になれ」が、多くの読者の支持を得ているのは、陸上競技にかける若者たちのひた向きさ、さわやかさが伝わるからなのだろうか。 ...続きを見る

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2008/04/29 21:20
262 そうか、もう君はいないのか 城山三郎の喪失感
出会いと別れは人生には付きものだ。それが人生だとしても、だれもが別れの悲しみは味わいたくないと思う。 ...続きを見る

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2008/04/24 22:53
260 里山にて いまが旬のタケノコ
里山の定義は、次のようなものだ。集落、人里に接した山、あるいはこうした地形において人間の影響を受けた生態系が存在している状態を指す言葉である。(ウィキペディア) ...続きを見る

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2008/04/20 21:37
258 ある教師の短い一生
いま、日本は自殺社会といわれる。年間の自殺者が9年連続して3万人を超えている。何が人を自殺へと追い込むのだろうか。人が自分の命を絶つことには、さまざまな理由があるだろう。 ...続きを見る

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2008/04/16 21:33
255 ひた向きで不器用な生き方 野茂、金本…
だれでも、自分の信じた道を貫きたいと思う。しかし、志半ばにして、あきらめざるを得ない状況になるのが普通だ。特にスポーツの世界はそうだ。 ...続きを見る

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2008/04/12 22:28
253 春の日に友人たち想う 
数年前、中国に住む友人からメールが届いた。それは50代で亡くなった後輩の話を書いた不思議な内容だった。これまでかなりメールをやりとりしているが、忘れられないメールの一つだ。桜の季節になると思い出すのはなぜなのだろう。 ...続きを見る

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2008/04/06 21:33
252 赤毛のアン100年 周囲を明るくさせる個性
つい最近まで、私の近くにカナダのL・M・モンゴメリの小説『赤毛のアン』をほうふつとさせる人がいた。本人はそのことには気づいていないかもしれない。あるいは、アンの生き方を指針にしていたのかもしれない。 ...続きを見る

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2008/04/05 21:55
251 人生に影響を受けた出会い
進路を決めるに当たって、迷いがない人は少ない。私もその1人だ。何を職業として選択するか、いろいろと迷ったものだ。だが、少年時代に出会った人の一言が結局は私の人生を左右した。 ...続きを見る

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2008/04/03 21:31
248 ことしも桜が咲いた 心和む春…
日本人はなぜ桜が好きなのだろう。国花であり、日本全国でこれほど花を愛でる楽しみを与えてくれるのは、桜しかないのかもしれない。 ...続きを見る

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2008/03/29 21:09
245 背伸びした少年時代 「ライ麦畑でつかまえて」
不可思議というのか、作者は何を言いたいのか理解しにくい作品がJ.D.サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」(白水ブックス、野崎孝訳、The Catcher in the Rye)だ。昔読んだものをあらためて読み返す。1951年の作品だが、背伸びした少年の姿はいまとあまり変わらない。 ...続きを見る

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2008/03/23 21:58
244 邂逅(かいこう)の季節  3つの贈る言葉
このところ、別れや新しい出会いがある。3月、4月は、人生で何回も繰り返す「邂逅(かいこう・めぐりあい)の季節」なのだ。 ...続きを見る

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2008/03/19 21:27
243 ある団塊の世代の転身 活字から語りの世界に
誠実を絵に描いたような男がいる。その生き方は真っ直ぐで、その姿を見る度に清々しさを感じる。定年を機に「メディアつれづれ帖」(株式会社虔発行)という本を出版した角田光男氏だ。 ...続きを見る

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2008/03/16 21:20
242 散り際の美学とは あるランナーの生き方
日本には、昔から「散り際の美学」という言葉がある。これまでの輝かしい選手生活やあるいは第一線の生活に幕を下ろして「卒然と散り行くことが美しい」という滅びの美学でもある。スポーツ選手や政治家などの引退の時期をめぐって、この言葉を思い浮かべる。 ...続きを見る

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2008/03/15 21:27

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